新国立劇場バレエ団 2018/2019シーズン 新規加入ダンサー発表

2018年6月12日、新国立劇場バレエ団は、2018/2019シーズンの新規加入ダンサーを発表しました。

オーディションは、すでに2018年1月に実施されており、その発表が待たれていました。

新規加入ダンサーの略歴も踏まえて紹介したいと思います。

新国立劇場バレエ団 2018/2019シーズン 新規加入ダンサー

今回、新国立劇場バレエ団から発表された新規加入ダンサーは次の通りです。

新国立劇場バレエ研修所の第13期生は含まれているのでしょうか?

それでは見ていきましょう。

契約ダンサー

【ソリスト】(男性1名)

速水渉悟 (はやみ・しょうご)ヒューストン・バレエ

【アーティスト】(女性3名、男性1名)

稲村志穂里(いなむら・しおり) 新国立劇場バレエ団登録ダンサー

関 優奈(せき・ゆうな) 新国立劇場バレエ団登録ダンサー(新国立劇場バレエ研修所第12期修了生)

中島春菜(なかじま・はるな) 新国立劇場バレエ研修所(第13期)

西 一義 (にし・かずよし)スクール・オブ・アルバータ・バレエ

登録ダンサー

【アーティスト】(女性2名)

伊東真梨乃(いとう・まりの)新国立劇場バレエ研修所(第13期)

徳永比奈子(とくなが・ひなこ)バレエスタジオDUO

以上、契約ダンサーが5名、登録ダンサーが2名です。

新規加入ダンサーの経歴など

ソリストとして入団する速水渉悟さんは、プロダンサーへの登竜門の一つである「ユース・アメリカ・グランプリ2015(YAGP)」において15~19歳の男性部門第1位に輝き、ヒューストン・バレエの研修生となりました。

興味深いのは、その前にドイツ・シュツットガルトの名門「John Cranko Schule(ジョン・クランコ・シューレ)」で3年間学んでいることです。

海外仕込みの若手ダンサーの活躍に注目が集まりそうですね。

今シーズンまで新国立劇場バレエ団の登録アーティストだった稲村志穂里さんと関優奈さんの2名は契約アーティストとして入団します。

というか、移行と表現すれば良いのではないかと思うのですが・・・

関優奈さんは、新国立劇場バレエ研修所第12期修了生です。

研修所終了後、登録アーティストとして1年間の経験を経て、来シーズンから契約アーティストになります。

西 一義さんは、2016年7月からフルスカラシップによりカナダ・スクール・オブ・アルバータ・バレエに留学しています。

カナダ・スクール・オブ・アメリカでは、主に英国ロイヤル・バレエ関係者から高度な指導を受けています。

徳永比奈子さんは、2017年の第74回東京新聞 全国舞踊コンクール バレエ第一部3位入賞など、コンクールでの上位入賞実績があります。

バレエスタジオDUO出身の新国ダンサーは増加傾向にあり、プリンシパルの井澤駿さん、ソリストの池田理沙子さん、柴山紗帆さん、渡辺与布さんが活躍していますね。

新国立劇場バレエ研修所第13期修了生の動向が注目されていましたが、2名が入団することが決まりました!

中島春菜さんは契約アーティストとして入団します!

そして、現在、公演中の新国『眠れる森の美女』に出演している伊東真梨乃さんは登録アーティストとして入団します!

新規団員募集オーディションの募集要項では、契約期間が2018年7月~2019年6月の予定となっています。

現在、公演中の『眠れる森の美女』が終演するとシーズンオフになりますが、7月下旬には、『こどものためのバレエ劇場 シンデレラ』の上演があります。

早ければこの舞台に登場する方もいるかもしれませんね。

皆さんのご活躍を期待しています。( ´ ▽ ` )