【オーディション情報】新国立劇場バレエ研修所 第16期研修生・第11期予科生募集(平成31年4月入所)

新国立劇場バレエ研修所は、第16期研修生および第11期予科生(平成31年4月入所)の募集について発表しました。

選考は、応募書類確認の後、平成30年12月上旬に実技や面接などの第1次審査から第3次審査により実施されます。

応募には願書の提出が必要で、受付期間は平成30年9⽉25⽇(火)〜 10⽉23⽇(火)(当⽇必着)です。

受付までには時間の余裕がありますが、全身ポーズ写真を貼付する必要もあることなどから、早めに準備を進めることが必要です。

新国立劇場バレエ研修所について

新国立劇場バレエ研修所は、プロ・ダンサーを目指す方の研修機関として設立されました。

2001年の開設以来、多くの優れた人材をバレエ界を中心に輩出しています。

新国立劇場バレエ団では、バレエ団を背負って立つプリンシパルの本島美和さん、小野絢子さんをはじめ、寺田亜沙子さん、木村優里さん、細田千晶などが研修所修了生です。

また、新国立劇場バレエ団の中核を担う多くのダンサーも研修所修了生です。

新国立劇場バレエ研修所の魅力

新国立劇場バレエ研修所の優れているところは、なんといってもプロのバレエダンサーを目指すために整えられらた環境だと思います。

カリキュラムには、技術研修、講義・サロン、舞台実習、バレエ団研修、舞台鑑賞など、プロのバレエダンサーに必要な項目が幅広く網羅されています。

具体的には、クラシカル・バレエ、パ・ド・ドゥ・クラス、ヒストリカル・ダンス、キャラクター・ダンス、キャラクター・ダンス(スパニッシュ)、コンテンポラリー・ダンス、ボディ・コンディショニング、ジャイロキネシス、演劇基礎研修、バレエと音楽、バレエ史、マナー、茶道、ノーテイション、美術史、身体解剖学、栄養学、英語などといった科目が用意されています。

当然、講師陣も優れた人材が揃っています。

コンテンポラリーを一例として挙げてみたいと思います。

世界のバレエ界の趨勢をみてみると、ダンサーにはクラシックのみならずコンテンポラリーを踊れる力量が求められています。

ハンブルク・バレエで活躍中の菅井円加さんがローザンヌ国際バレエコンクールで優勝したときもクラシック部門、コンテンポラリー部門の両方で優勝しています。

世界的には早い段階からコンテンポラリーの教育が取り入れられていますが、日本のバレエ教室ではまだ少ないように感じます。

新国立劇場バレエ研修所では、現在、貝川鐵夫さん、小㞍健太さん、島地保武さんが講師を務めていますが、研修所紹介動画では、島地保武さんのレッスン風景を垣間見ることができます。

島地保武さんは、ドイツ・フランクフルトのウィリアム・フォーサイス率いるザ・フォーサイス・カンパニーに所属し中心的な存在として活躍したダンサーです。

フォーサイスといえば現代の最も重要な振付家の一人ですが、島地さんはフォーサイスから直接、薫陶を受けたダンサーです。

日本では、欧米に比べてコンテンポラリーが盛んではないため、このような一流ダンサーに指導を受ける機会は少ないのではないでしょうか。

また、新国立劇場バレエ団の公演にも舞台研修という形で出演する機会にも恵まれています。

日本を代表するバレエ団に接し同じバレエ公演の舞台に上がる機会は、ダンサーとしての成長に非常に有益であることは間違いありません。

さらに、2018年4月からは、未来のバレエ界を背負う若者を応援する為の制度『ANAスカラシップ』による若手バレエダンサー支援が開始されました!

ANA(全日本空輸)様が、バレエ研修生の欧米での海外研修を中心に総合的にサポートされます!

プロのバレエダンサーを目指しているお子様がいらっしゃる親御さん、ぜひ、新国立劇場バレエ研修所のオーディション受験を検討してみてください!

新国立劇場バレエ研修所での様子をイメージする

研修所での様子が分かる動画が公開されています。

百聞は一見に如かず。この動画を見ると研修生の姿がイメージできると思います。

ちなみに先立って説明したコンテンポラリーを指導する島地保武さんのレッスン風景は3:54頃から始まります。

新国立劇場バレエ研修所「オータムコンサート2017」プロジェクション映像

新国立劇場バレエ研修所「オータムコンサート2017」プロジェクション映像

(YouTube / 新国立劇場 New National Theatre Tokyo 公式チャンネル)

試験までの期間にオータムコンサートが開催されます。

先輩になるかもしれない方々の舞台を観て、ぜひ、気分を盛り上げてみてはいかがでしょうか。

バレエ研修所公演「バレエ・オータムコンサート2018」概要

日時:2018年11月17日(土)15:00/18日(日)15:00

会場:新国立劇場 中劇場

出演:新国立劇場バレエ研修所 第14期生・第15期生、予科生

ゲスト:芳賀 望、山本達史(牧阿佐美バレヱ団/新国立劇場バレエ研修所第10期生)、輪島拓也(新国立劇場バレエ団 登録ソリスト)

プログラム(予定):

・『ドン・キホーテ』第3幕より
・『海賊』第2幕より グラン・パ・ド・ドゥ
・『ハレルキナーダ』より グラン・パ・ド・ドゥ
・『ロマンス』(振付:貝川鐵夫)ほか

新国立劇場バレエ研修所 研修生および予科生の募集について

募集要項【第16期研修生】

【募集人数】 男女あわせて6名程度

【研修期間】 平成31年4月から2年間[原則として、月曜日から金曜日の10:00~17:30]

【応募資格】

・プロフェッショナルなバレエダンサーとしての舞台活動を目指していること。
・バレエ学校等の養成課程を修了していること、またはそれと同等の実力を有すること。
・入所時点で、17歳以上19歳以下であること。※提携通信制高校あり。
・外国籍の場合、日本語が理解できること、及び研修期間中の在留資格が取得できること。

◆第16期研修生オーディション日程

【書類確認】 応募資格を満たしているかを確認。

【第1次審査】 平成30年12月2日(日)

内容:クラスレッスン(通過者は当日審査後に発表)

【ボディチェック】 平成30年12月2日(日)

対象:第1次審査通過者(第1次審査の審査結果発表後に実施)

【研修所クラスレッスン受講】 平成30年12月3日(月)~7日(金)のいずれか1日

対象:第1次審査通過者

【第2次審査】 平成30年12月9日(日)

内容:クラスレッスン、ヴァリエーション(当日指定)(通過者は、当日審査後に発表)

【第3次審査】 平成30年12月9日(日)

内容:面接(第2次審査の審査結果発表後に実施)

募集要項【第11期予科生】

【研修期間】 平成31年4月から2年間[原則として、月曜日から金曜日の10:00~17:30]

【募集人数】 男女あわせて若干名

【応募資格】

・プロフェッショナルなバレエダンサーとしての舞台活動を目指していること。
・入所時点で、15歳または16歳であること。
※義務教育課程(中学校)を卒業、もしくは卒業見込みの者。
※提携通信制高校あり。
・家族・親族の管理の下、研修(通学)可能なことが望ましい。
・外国籍の場合、日本語が理解できること、及び研修期間中の在留資格が取得できること。

◆第11期予科生オーディション日程

【書類確認】 提出された書類をもとに応募資格を満たしているかの確認を行います。

【第1次審査】 平成30年12月8日(土)

内容:クラスレッスン(通過者は、当日審査後に発表)

【ボディチェック】 平成30年12月8日(土)

対象:第1次審査通過者(第1次審査の審査結果発表後に実施)

【第2次審査】 平成30年12月9日(日)

内容:クラスレッスン(通過者は、当日審査後に発表)

【第3次審査】 平成30年12月9日(日)

内容:保護者同伴面接(第2次審査の審査結果発表後に実施し)

願書受付期間

平成30年9⽉25⽇(火)〜 10⽉23⽇(火)当⽇必着

なお、詳細は新国立劇場バレエ研修所公式サイトをご確認ください。

⇒ https://www.nntt.jac.go.jp/ballet/training/audition/