2020年6月25日(木) 00:00から放送されるNHKのBS世界のドキュメンタリーでは、難民キャンプで生まれながらも、踊ることで人生を切り開いてきたシリア出身バレエダンサー/振付家の激動の半生を描いた「ダンスか死か アハマド・ジュデの日常」を放送します。
【再放送情報】 |
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■日程:2022年8月19日(金)午後11:00〜午後11:45 ■チャンネル:NHK Eテレ ■公式サイト:https://www.nhk.jp/p/docland/ts/KZGVPVRXZN/episode/te/JRGVKW92JR/ |
BS世界のドキュメンタリー
「ダンスか死か アハマド・ジュデの日常」
「BS世界のドキュメンタリー」は、世界各国から優れたドキュメンタリーを収集・整理し、日本の視聴者に届けているNHKのドキュメンタリーテレビ番組です。
2020年6月25日(木) 00:00から放送するのは、シリア出身バレエダンサー/振付家、アハマド・ジュデ(Ahmad Joudeh)の激動の半生を描いた「ダンスか死か アハマド・ジュデの日常」で、2019年国際エミー賞芸術番組部門を受賞しています。
アハマド・ジュデ(Ahmad Joudeh)
アハマド・ジュデさんは、1990年、シリアのダマスカス南部パレスチナ難民キャンプでパレスチナ人の父とシリア人の母のもとに生まれ育ちました。
幼少期に学校の発表会でバレエを見て以来、踊ることの魅力に引き込まれます。
16歳の時、バレエのアカデミーに合格して本格的に学び始めますが、生まれ育った難民キャンプでは男子がバレエなどするものではないという価値観が根強く、父からは猛反対されたそうです。
2011年にはシリアで内戦が始まり、アハマド・ジュデさんは多くのものを失い、母と兄弟は故郷に戻りますが、彼はダンスの試験のためにダマスカスにとどまります。
番組タイトルにもなっている「ダンスか死か(Dance or Die)」は、アハマド・ジュデさんの人生哲学で、彼は首の後ろにはサンスクリット語で書かれたその言葉のタトゥーが入っています。
ダンサーであることでISからも脅迫されるようになり、「踊りをやめる選択肢はない」という決意込め、ISが処刑の際に斬首する箇所にこの言葉を刻んだそうです。
アハマド・ジュデさんの活動はオランダ人ジャーナリストの目に止まり、ドキュメンタリーが制作されました。
そのドキュメンタリーを見たオランダ国立バレエの芸術監督の働きかけにより、内戦下のシリアからオランダに移住し、アムステルダムを拠点に国際的に活動しています。
アハマド・ジュデさんの公式サイトが開設されており、デンマーク語、ハンガリー語、イタリア語、日本語、ノルウェー語、スウェーデン語の6か国語に対応しています。
【アハマド・ジュデ公式サイト】http://www.ahmadjoudeh.com
参考動画
2018年の難民の日にベルギー・ブリュッセルの欧州議会前で自らの振付作品を披露するアハマド・ジュデさん。
ヨーロッパでできる限り学び、シリアが安全になったら戻ってバレエ・カンパニーを作りたいと語っています。
放送概要
■日程:2020年6月25日(木) 00:00~00:45(45分)
■チャンネル:NHK BS1
■公式サイト:
・番組ホームページ
・NHK 番組表
■原題:Dance or Die(2018年 オランダ)
■プロデューサー:Iris Lammertsma, Boudewijn Koole, Astrid Prickaerts
■ディレクター:Roozbeh Kaboly
■出演:Ahmad Joudeh