パリ・オペラ座バレエ『赤と黒』（全3幕）が、2022年3月13日（日）のNHK BSプレミアム「プレミアムシアター」で放送されます。
スタンダールの同名小説に基づいてピエール・ラコットがバレエ化し、パリ・オペラ座 ガルニエ宮で2021年10月に世界初演されました。
ユーゴ・マルシャンとドロテ・ジルベールの主演で上演された舞台映像が放送されます。
パリ・オペラ座バレエ『赤と黒』（全3幕）
Le Rouge et le Noir
復古王政時代のフランスが舞台。
製材屋の息子だが立身出世の野心を抱いているハンサムで才気ある18歳の青年ジュリアン・ソレルが主人公。
ジュリアンとレナール夫人との不倫、ジュリアンに思いを寄せるレナール家の女中エリザの暗躍、ジュリアンを秘書として雇ったモール侯爵の娘マチルド・ド・ラ・モールとの恋などが絡み合い、ジュリアンが破滅へと向かう様子が描かれます。
『ラ・シルフィード』『パキータ』『コッペリア』など、失われたバレエの復元に多大な貢献を果たし評価されているピエール・ラコットが台本や衣装、舞台美術なども担当し、全3幕のグランド・バレエを創り上げました。
ピエール・ラコットは1932年生まれと高齢のため、この作品が最後の創作だと言われています。
スタッフ・キャスト
振付・台本・衣装・装置：ピエール・ラコット
音楽：ジュール・マスネ
出演：
ジュリアン・ソレル：ユーゴ・マルシャン
レナール夫人：ドロテ・ジルベール
マチルド・ド・ラ・モール（侯爵令嬢）：ビアンカ・スクダモーア
エリザ（レナール家の女中）：ロクサーヌ・ストヤノフ
レナール（市長）：ステファン・ビュリオン
シェラン神父：オードリック・ベザール
カスタネード神父：パブロ・レガサ
フェルバック元帥夫人：カミーユ・ボン
ほか パリ・オペラ座バレエ
管弦楽：パリ・オペラ座管弦楽団
指揮：ジョナサン・ダーリントン
収録：2021年10月18･21日（パリ・オペラ座 ガルニエ宮）
ユーゴ・マルシャン（ジュリアン・ソレル）／エトワール
フランスのナント出身
2007年 パリ・オペラ座バレエ学校入学
2011年 パリ・オペラ座バレエにコール・ド・バレエとして入団（18歳）
2017年3月3日、東京文化会館で上演されたピエール・ラコット版『ラ・シルフィード』でジェームズ役を踊り、エトワールに任命
ドロテ・ジルベール（レナール夫人）／エトワール
フランスのトゥールーズ出身
1995年 パリ・オペラ座バレエ学校入学
2000年 パリ・オペラ座バレエ入団
2007年11月19日、ルドルフ・ヌレエフ版『くるみ割り人形』でクララ役を初めて踊り、エトワールに任命
ビアンカ・スクダモーア（マチルド・ド・ラ・モール）／スジェ
2015年 パリ・オペラ座バレエ学校入学
2017年 パリ・オペラ座バレエにコール・ド・バレエとして入団
2018年 コリフェに昇格
2019年 スジェに昇格
ロクサーヌ・ストヤノフ（エリザ）／プルミエール・ダンスーズ
2007年 パリ・オペラ座バレエ学校入学
2013年 パリ・オペラ座バレエにコール・ド・バレエとして入団
2015年 コリフェに昇格
2018年 スジェに昇格
| NHK BS プレミアムシアター 放送概要 |
|---|
| ■日程：2022年3月13日（日）午後11時20分～ ■チャンネル：NHK BS プレミアム ■放送内容： ◇本日の番組紹介 ◇パリ・オペラ座バレエ「赤と黒」（午後11時24分～午前1時49分） ◇歌劇「リゴレット」（午前1時50分30秒～午前3時51分） 【公式サイト】 |
【関連動画】パリ・オペラ座バレエ『赤と黒』（YouTube「Opéra national de Paris」チャンネル）
リハーサル映像（ワールド・バレエ・デー2021）
2021年10月19日（火）に開催された「ワールド・バレエ・デー2021」において、パリ・オペラ座バレエは、本番さながらのリハーサル映像を公開しました。
（「ワールド・バレエ・デー」は世界中から約50のカンパニーが参加し、クラスやリハーサルなどの映像を配信するイベント）
抜粋動画
パリ・オペラ座の公式YouTubeチャンネルで『赤と黒』のユーゴ・マルシャン演じるジュリアン・ソレルとドロテ・ジルベール演じるレナール夫人のパ・ド・ドゥやソロの動画が公開されています。