中国の国宝級ダンサー ヤン・リーピンが芸術監督・演出・振付を行った話題作『覇王別姫~十面埋伏~』が2019年2月にBunkamuraオーチャードホールにて上演されます。
秦の始皇帝亡き後、項羽と劉邦が覇権を争った時代を舞台に項羽とその最愛の虞美人の愛の物語をヤン・リーピンが描きます。
ヤン・リーピンの『覇王別姫~十面埋伏~』公演概要
ヤン・リーピンの『覇王別姫~十面埋伏~』の見どころ
秦の始皇帝亡き後の項羽と劉邦の争いは日本でもよく知られています。
この戦いで最期を悟った項羽とその最愛の女性である虞美人の愛の物語が、中国の国宝級ダンサー ヤン・リーピンが芸術監督を務め、演出・振付を行い舞台となりました。
ヤン・リーピンによる演出・振付が見どころであることは間違いありませんが、その舞台を彩る美術指導・衣装・舞台デザインにはティム・イップが起用されていることにも注目です。
ティム・イップは、2000年に映画『グリーン・ディスティニー』で第73回アカデミー賞の最優秀美術賞を受賞しています。
また、最近では、イングリッシュ・ナショナル・バレエ(ENB)・アクラム・カーン版『ジゼル』でセットや衣装を手がけています。
ダンスの面でも見どころがたくさんありそうですが、なかでも男性ダンサーによる虞美人の踊りには期待したいところです。
京劇の伝統では虞美人は女形が演じることになっているそうで、ヤン・リーピンの『覇王別姫~十面埋伏~』においても男性ダンサーがなまめかしく踊り、その踊りは女性以上と高い評価を得ているそうです。
ヤン・リーピンは中国の国宝級ダンサーと言われますが、『覇王別姫~十面埋伏~』では自らは踊らず、芸術監督として制作に専念しているそうです。
ヤン・リーピンの踊りを観ることができないのは残念ですが、彼女の芸術監督としての才能にも期待したいと思います。
ヤン・リーピンの『覇王別姫~十面埋伏~』公演概要
ヤン・リーピンの『覇王別姫(はおうべっき)~十面埋伏(じゅうめんまいふく)~』
■日程
2019年2月21日(木)19:00開演
2019年2月22日(金)14:00開演
2019年2月23日(土)12:30開演/16:30開演
2019年2月24日(日)12:30開演
■会場 Bunkamura オーチャードホール
■料金
S席12,000円
A席9,800円
B席7,800円
Bunkamuraオーチャードホール『ヤン・リーピンの覇王別姫 ~十面埋伏~』スポット映像(60秒)
(YouTube / Bunkamurachannel 公式チャンネル)
ヤン・リーピンの『覇王別姫~十面埋伏~』の詳細は公式サイトをご確認ください。
特別番組放送決定!『ヤン・リーピンが泣いた日』(2019年1月20日)
『ヤン・リーピンの覇王別姫~十面埋伏~』の特別番組として、来日直前スペシャル『ヤン・リーピンが泣いた日』が放送されます。
■放送日時:2019年1月20日(日)12:00~
■チャンネル:BS-TBS
■ナレーション:中谷美紀(女優)
特別番組についてはTBSテレビ公式サイトをご確認ください。