絵と音と舞による舞台芸術『日本神話 by マークエステル』が開催されています。
すでに東京公演は8月20日(日)に終了し、残すは8月24日(木)の高松公演です。
この公演には、2012年にローザンヌ国際バレエコンクールで1位入賞した菅井円加さんが振付、ダンサーの一人として参加されています。
フランス人画家マークエ ステルの描く日本神話『古事記』の映像にインスパイアされたダンサーが選曲と振付を行い、神話の世界を表現するものとのことです。
5つのパートに分かれています。
【天地創造・黄泉の国】
宝満直也、米沢 唯
【アマノ岩屋戸】
菅井円加、小林太郎
【八俣の大蛇退治】
辻本知彦、菅原小春
【大国主神】
福田圭吾、小野絢子(東京公演)
木下嘉人、五月女 遥(高松公演)
この出演者、振付家の顔ぶれを見て非常に興味深く思いました。
まずは、冒頭に紹介した菅井円加さん。
現在、ドイツのハンブルク・バレエ団に所属していますが、シーズンオフを利用して日本に戻って様々なイベントに出演されています。
ローザンヌ国際バレエコンクールで優勝されたときには非常に興奮しましたが、彼女の踊る姿を生で観たことがありません。
優勝時のニュース映像を観て非常に才能のあるダンサーだと感じていたので、いつか生で踊る姿を観たいと思いつつ、無情にも時間は流れ、今回もこの公演があることを知ったのは、公演翌日でした。( ゚Д゚)
続いて、新国立劇場バレエ団の宝満直也さんですが、新国立劇場バレエ団ダンサーによる振付作品を紹介する『Dance to the Future』ではコンテンポラリー作品を精力的に発表されています。
新国立劇場バレエ団のなかでコンテンポラリー作品のコレオグラファーとして最も評価の高い人の一人です。
続いて、菅原小春さん。
バレエダンサーではありませんが、FMラジオ番組のパーソナリティとしても活躍され、切れ味鋭い踊りで世界的にも評価されている新進気鋭のダンサーです。
TDKのコマーシャルでご存知の方も多いのではないでしょうか。
菅原さんのラジオ番組サイトはこちら
最後に、高松公演に出演される新国立劇場バレエ団の五月女 遥さんです。
バレエ雑誌『クララ』のコンテンポラリー特集にも登場するくらい、コンテンポラリーの踊り手として非常に才能豊かなダンサーです。
個人的にはクラシックを踊る五月女さんの方が好きなのですが、ここまで体をコントロールできるのかと感じる彼女の踊りであればコンテンポラリーでも観ていたいと思うダンサーです。
そして、もう一つ嬉しいのが、五月女さんは菅原さんと同じバレエ教室出身者です。その二人が同じ舞台に立つとなれば、これは非常に魅力的です。
以前の記事にも書いたようにこれだけのダンサーを立て続けに排出できるのは、才能のある生徒が来てくれた幸運もあるでしょうが、教室の指導力の高さは間違いないのでしょう。
この舞台を観ることができなかったことを非常に悔やみます。
高松公演に間に合う方は是非!
絵と音と舞による舞台芸術『日本神話 by マークエステル』
【東京公演】
2017年8月20日(日)14:00~ 明治神宮会館(東京都渋谷区)
【高松公演】
2017年8月24日(木)18:30~ レクザムホール(香川県高松市)
公演詳細はこちら
菅井円加さんのインタビュー記事はこちら
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