【鑑賞レポ】新国立劇場 オペラ『アイーダ』(舞台稽古見学)

新国立劇場では、2018年4月5日(木)からオペラ『アイーダ』を上演します。

開幕に先立ち開催された「舞台総稽古見学会(ゲネプロ)」に参加する幸運に恵まれました。

『アイーダ』はバレエ・シーンも含む演目です。

今回は、その見学の様子を報告いたします。

新国立劇場 開場20周年記念特別公演 オペラ『アイーダ』

新国立劇場2017/2018シーズンは開場20周年の記念すべきシーズンですが、新国立劇場の開場を飾った演目はヴェルディオペラ『アイーダ』だそうです。

舞台総稽古見学会の開会に際し、劇場の方からご挨拶があり、そのなかで「5周年、10周年、15周年といったアニバーサリー・イヤーにアイーダを再演している」とのことでした。

オペラは全くの門外漢ですが、スケールの壮大さ、舞台装置の絢爛豪華さ、出演者数の多さに圧倒される舞台でした。

過去の映像が公開されていますので、雰囲気だけでも感じていただけると思います。

映像にもありますが、驚くことに本物の馬が舞台上を横断しています。( ゚Д゚)
急に暴れだしてオケピを飛び越え客席を暴れまわったりしないのかと、不安になりました。

新国立劇場オペラ「アイーダ」ダイジェスト映像 Aida-NNTT

2013年公演よりダイジェスト映像(YouTube新国立劇場公式チャンネルより)

バレエ・シーン

バレエ・シーンの最大の見せ場は第2幕にありました。

第2幕は、敵国であるエチオピアとの闘いに勝利しエジプト軍が凱旋する場面ですが、正直、どのような意味合いでバレエ・シーンが登場しているのか理解できませんでした。(T_T)

しかし、思ったよりも多くのダンサーが登場し、踊る時間も予想以上に長く、見ごたえがありました。

役名は不明ですが、主役ペアは清水愛恵(しみず・まなえ)さんとキム・セジョン(凱旋)さんです。
また、巫女役では土肥靖子さんが出演しています。

清水さんの華やかな雰囲気は一際、輝きを放っていました。

見学者の多くはオペラ村の住人でバレエ村の住民は少なかったと思いますが、バレエ・シーンが終わった後には盛大な拍手が贈られていました。

子役のバレエは、ティアラこうとう・ジュニアバレエ団によるものです。

そして、この振付をされたのは、東京シティ・バレエ団 顧問の石井清子さんです。

石井さんのプロフィールをバレエ団公式サイトで見てみると、「1975年文化庁派遣在外研修員としてパリ・オペラ座、シュツットガルトバレエ団、アメリカン・バレエ・シアターにおいて教授法、振付などを学ぶ」とあります。

世界の超一流のバレエ団で学ばれておられるのですね。

鑑賞の感想

オペラのことは全く分かりませんが、歌唱の素晴らしさ、舞台のスケールの大きさを体験できたことは得難い経験でした。

バレエを期待するには登場時間が少し短いのですが、オペラの演目ですから、そこに期待すべきではないと思います。

この舞台装置を活かしてバレエ作品を制作することはできないだろうか?と考えてみたのは私だけでしょうか。

音楽はオペラとして作られたものですので、踊るには難しいと感じました。

なんとなく、『ラ・バヤデール』にも通じるものを感じ、良い作品ができるのではないかと思いました。

古代エジプトを題材としたバレエといえば《KーBALLET COMPANY》の『クレオパトラ』が昨年に新制作され、今年6月には早くも再演されます。

昨年は、運悪く、鑑賞する機会を得ませんでしたので、今年は是非、鑑賞したいと思います。
今回、オペラ『アイーダ』を鑑賞し、その気持ちが強くなりました。

やはり、新国ではいつの日か『アイーダ』の舞台装置を使って(音楽は別の作品で)バレエ作品を制作して欲しい、と感じずにはいられません。

グッズ販売

開場では、雰囲気を盛り上げるために精巧なミニチュア模型等が飾られていました。

上の写真の模型は非売品だと思いますが、古代エジプトをモチーフとしたグッズの販売もありました。
思わず買っちゃいそう。( ´ ▽ ` )

『アイーダ』公演概要

◆ 公演
2017/2018シーズン 新国立劇場 開場20周年記念特別公演
オペラ「アイーダ」/ジュゼッペ・ヴェルディ 《Aida / Giuseppe VERDI》

◆ 日時
2018年4月5日(木)18:00
2018年4月8日(日)14:00
2018年4月11日(水)14:00
2018年4月14日(土)14:00(ぴあスペシャルデー)
2018年4月17日(火)14:00
2018年4月20日(金)18:00
2018年4月22日(日)14:00

◆ 場所
新国立劇場 オペラパレス

◆ キャスト
指揮:パオロ・カリニャーニ
演出・美術・衣裳:フランコ・ゼッフィレッリ
照明:奥畑康夫
振付:石井清子
バレエ:東京シティ・バレエ団
合唱:新国立劇場合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

なお、出演者変更のお知らせとして、アモナズロ役が堀内康雄さんから上江隼人(かみえ・はやと)さんに変更になったことが発表されていました。