舞台写真家で構成する「日本舞台写真家協会」は第16回協会展「百華響演」を開催しています。
クラシックバレエをはじめとして、ダンス、音楽、演劇、オペラなどの舞台を被写体とした作品を展示しています。
バレエを中心に舞台写真を専門としてご活躍されている瀬戸秀美さんも出品しています。
この展示は、全国4会場で巡回展示をしており、残すのは、2018年11月27日(火)~12月2日(日)に開催される名古屋会場(ノリタケの森ギャラリー)のみとなりました。
ミラーレスカメラ時代と舞台写真について
2018年10月24日(水)、東京のケンコー・トキナー セミナールームにて『ミラーレスがやってきた』というテーマによりセミナーが開催されました。
会場を提供されたケンコー・トキナーに敬意を表し少し宣伝を
株式会社ケンコー・トキナーは、1957年9月に創立された光学製品の専門メーカー。 |
プロのカメラマンの世界において、ミラーレスカメラは時代を拓くことができるのか、独自の目線で意見を交わされる機会でした。
登壇者は、日本舞台写真家協会会長の瀬戸秀美先生をはじめとする現役の舞台写真家の皆様です。
ところで、このブログをご覧頂いている皆様は瀬戸秀美さんをご存知でしょうか?
バレエファンならお名前は知らなくても先生が撮影された写真を見たことのない人はいないと思います。
バレエを中心にダンスを取り扱う雑誌『ダンスマガジン』やバレエ専門書などの写真を見ると、ほとんどの写真が瀬戸先生の作品であることに驚きます。
ご存じないという方もバレエ関係の写真をいくつかご覧になれば、そこには少なからず瀬戸秀美(Hidemi Seto)の文字が見つけられるはずです。
舞台写真には、他のジャンルとは異なる特殊な事情があるそうです。
例えば、代表的なものでは、シャッター音の制約、撮影場所を自由に移動できない、撮影場所が暗いことによる撮影感度などの問題が挙げられます。
プロの仕事にも耐えうるミラーレスカメラの登場により、これらの制約の一部から開放されてきているとのことでした。
その結果、表現の自由度が増し、今までできなかったことができるようになったことは画期的であると評価されていました。
一例を上げれば、電子シャッターの登場により、シャッター音を無音にすることが可能となり、条件によっては、大きな問題の一つであった「音」の制約から開放されたそうです。
詳しくは別の機会に譲りますが、電子シャッターにはフリッカーの発生など課題が残されており、手放しで喜べる訳ではないそうですが、ミラーレスカメラから受ける恩恵は少なくないそうです。
さて、前置きが長くなりましたが舞台写真家たちの作品展が開催されています。
残念ながら、残すのは2018年11月27日(火)~12月2日(日)に開催される名古屋会場(ノリタケの森ギャラリー)のみとなってしまいました。
撮影機材がどうであれ、また、技術的なことが分からなくても、プロの舞台写真家たちの渾身の力作を鑑賞してみてはいかがでしょうか。
概要は以下の通りです。
創立30週年記念 日本舞台写真家協会 第16回協会展 「百華響演」 開催概要
日本舞台写真家協会では、「創立30週年記念 日本舞台写真家協会 第16回協会展」を巡回開催しており、クラシックバレエ、ダンス、音楽、演劇、オペラなどで活躍する「華」のある女性たちに焦点を当て、作品を展示しているそうです。
残すは名古屋展のみです。
残念ながら、東京、上田(長野)、大阪の3会場については、すでに終了しています。(涙)
創立30週年記念 日本舞台写真家協会 第16回協会展 「百華響演」(名古屋展) 概要
【日程】 2018年11月27日(火)~12月2日(日)
【時間】 10:00~18:00(最終日は16:00まで)
【会場】 ノリタケの森ギャラリー 第一展示室
(地下鉄東山線「亀島駅」2番出口から徒歩5分)
【入場料】 無料
(参考)
東京展
ニコンプラザ新宿 THE GALLERY 1+2
2018年4月17日(火)~4月23日(月)
上田展
サントミューゼ上田市交流文化芸術センター 多目的ルーム
2018年5月3日(木)~5月13日(日)
大阪展
吹田市文化会館 メイシアター展示室
2018年8月19日(日)~8月26日(日)
詳細は、日本舞台写真家協会公式サイト及びノリタケの森ギャラリー公式サイトをご確認ください。
>>> 日本舞台写真家協会
>>> ノリタケの森ギャラリー