2019年3月2日（土）から10日（日）に上演される新国立劇場バレエ団『ラ・バヤデール』の主要キャストが発表されました。
主要キャストの発表やメディアではインタビュー記事が掲載されるなど、開幕が近づいた新国立劇場バレエ団『ラ・バヤデール』について、鑑賞直前の予習に役立つ情報をお届けします。
新国立劇場バレエ団『ラ・バヤデール』主要キャスト
2月22日に発表された新国立劇場バレエ団『ラ・バヤデール』（2018/2019シーズン）の主要キャストは次の通りです。
主要キャスト
■3月2日（土）14:00
ニキヤ：小野絢子
ソロル：福岡雄大
ガムザッティ：米沢 唯
ハイ・ブラーミン（大僧正）：菅野英男
黄金の神像：福田圭吾
ラジャー（王侯）：貝川鐵夫
つぼの踊り：柴山紗帆
影の第１ヴァリエーション：寺田亜沙子
影の第２ヴァリエーション：池田理沙子
影の第３ヴァリエーション：木村優里
■3月3日（日）14:00
ニキヤ：米沢 唯
ソロル：井澤 駿
ガムザッティ：木村優里
ハイ・ブラーミン（大僧正）：貝川鐵夫
黄金の神像：木下嘉人
ラジャー（王侯）：中家正博
つぼの踊り：原田舞子
影の第１ヴァリエーション：五月女 遥
影の第２ヴァリエーション：奥田花純
影の第３ヴァリエーション：細田千晶
■3月9日（土）13:00
ニキヤ：柴山紗帆
ソロル：渡邊峻郁
ガムザッティ：渡辺与布
ハイ・ブラーミン（大僧正）：菅野英男
黄金の神像：奥村康祐
ラジャー（王侯）：貝川鐵夫
つぼの踊り：玉井るい
影の第１ヴァリエーション：寺田亜沙子
影の第２ヴァリエーション：池田理沙子
影の第３ヴァリエーション：木村優里
■3月9日（土）18:00
ニキヤ：小野絢子
ソロル：福岡雄大
ガムザッティ：米沢 唯
ハイ・ブラーミン（大僧正）：菅野英男
黄金の神像：速水渉悟
ラジャー（王侯）：貝川鐵夫
つぼの踊り：柴山紗帆
影の第１ヴァリエーション：寺田亜沙子
影の第２ヴァリエーション：池田理沙子
影の第３ヴァリエーション：木村優里
■3月10日（日）14:00
ニキヤ：米沢 唯
ソロル：井澤 駿
ガムザッティ：木村優里
ハイ・ブラーミン（大僧正）：貝川鐵夫
黄金の神像：奥村康祐
ラジャー（王侯）：中家正博
つぼの踊り：原田舞子
影の第１ヴァリエーション：五月女 遥
影の第２ヴァリエーション：奥田花純
影の第３ヴァリエーション：細田千晶
主要キャストを見た感想
皆さんは主要キャストを見てどのように思いましたか？
この納得の配役だとか、意外な配役だとか、いろいろな感想があるのではないでしょうか。
筆者が感じたのは、3月9日（土）18:00の公演で「黄金の神像（ブロンズアイドル）」に配役された速水渉悟さん、3月10日（日）の「つぼの踊り」に配役された原田舞子さんへの期待です。
速水渉悟さんは2018/2019シーズンから新国立劇場バレエ団に入団しました。
昨年末のイーグリング版『くるみ割り人形』では青年役や騎兵隊長役を踊り、まるで空中に静止しているかのように見える跳躍など、今後の活躍が待ち切れないほどの素晴らしい踊りを披露していました。
そのときの踊りを思い出せば、速水さんの踊る「黄金の神像（ブロンズアイドル）」には大いに期待させられます。
原田舞子さんは前回公演でも「つぼの踊り」に配役されています。
この踊りは、『ラ・バヤデール』というシリアスな演目の中にあって数少ないほのぼのとさせる可愛らしい踊りなのですが、原田さんのチャーミングな表情にぴったりです。
また、メイクや演技にもよるのでしょうが、日本人離れしたエキゾチックな雰囲気を醸し出す原田さんの「つぼの踊り」を再び観られることがとても楽しみです。
そのほかにもブルーチュチュ、ピンクチュチュなど好きな踊りが目白押しでキャストが気になりますが、それらは開幕してからのお楽しみに残しておきましょう！
最後に一つだけ筆者が好きな踊りの中から「ジャンペの踊り」について触れたいと思います。
今回の発表に「ジャンペの踊り」のキャストが含まれていませんが、今村美由起さんがキャスティングされることを願っています。
筆者は今村さんのことを「ジャンペの踊り」のスペシャリストだと思っています。
今村さん自身も彼女のブログでこの踊りが好きであることを公言していますが、「一つだけ残念な点があります
」と述べています。
残念な点とは何でしょう？？？
前掲の文に続けて次のようにおっしゃっています！
「それは拍手のタイミングがない！！笑」
「音楽の最後がフェードアウトでそれに合わせて袖に引っ込みますし、レヴェランスも無いから仕方ないのですが。。。ちょっぴり寂しい(笑)」
確かにこの踊りは音楽とともにフェードアウトしてしまうので、踊りに見とれていたら拍手をする時間もなく次のシーンになってしまいます。
そこで今村さんからのお願いです！
「観にいらっしゃる皆様、ジャンペが最後引っ込む時にはぜひ遠慮なく拍手をお願いします 笑」
筆者はこのときの公演を鑑賞していますが、今村さんのブログを読まれたと思われる観客の方々から拍手が起こり、妙な連帯感を感じたことを覚えています。
このブログをご覧いただいた皆様もぜひ遠慮なく拍手をお願いします。(´▽`)
（引用元：今村美由紀さんのブログ Smile ✕ Smile ♪ 2011年1月7日の記事）
インタビュー記事
新国立劇場バレエ団『ラ・バヤデール』の開幕が近づき、インターネットのメディアにはダンサーのインタビュー記事が掲載されています。
Chacottのサイトにはガムザッティを踊る渡辺与布さんのインタビュー記事が掲載されていますが、役柄の解釈に関する彼女の考えにうなづきながら読んでしまいました。
エンタメ特化型情報メディア スパイスには、ニキヤを踊る小野絢子さん、ソロルを踊る福岡雄大さん、ガムザッティを踊る米沢 唯さんのインタビュー記事が掲載されています。
ニキヤ役とソロル役の二人が一緒にインタビューを受けることは多いかと思いますが、この二人にガムザッティ役も加わることによりインタビューの展開に厚みが増し興味深い記事になっています。
いずれのインタビュー記事も『ラ・バヤデール』という演目を理解するためには、とても有益なだけでなく、読んでいると思わずニヤニヤしてしまいます。(´▽`)
■ガムザッティを踊る渡辺与布さんのインタビュー記事
■ニキヤを踊る小野絢子さん、ソロルを踊る福岡雄大さん、ガムザッティを踊る米沢 唯さんのインタビュー記事
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