2017年4月8日にNHKホールにおいて開催された『NHKバレエの饗宴2017』がテレビで放送されます。
『NHKバレエの饗宴』は、日本を代表するバレエ団が集い、古典から新作までを上演する毎年恒例のイベント。最初は2012年3月30日にNHKホールにおいて開催されました。以来、継続的に実施され、今年が6回目の開催となります。
私はこの公演を観に行くことができなかったので、とても楽しみにしています。
放送内容は次の通りです。
NHK Eテレ クラシック音楽館
2017年5月21日(日)21:00~
『NHKバレエの饗宴2017』(2017年4月8日 NHKホール)
1.「ナポリ」第3幕から(井上バレエ団)
2.「死の島 – Die Toteninsel」(貞松・浜田バレエ団)
3.「テーマとバリエーション」(新国立劇場バレエ団)
4.「眠りの森の美女」から第3幕(牧阿佐美バレヱ団)
簡単に各演目についてみていきましょう!
1.「ナポリ」第3幕から(井上バレエ団)
オーギュスト・ブルノンヴィルにより振付けられ、1842年にデンマーク王立劇場で初演された作品の第3幕から「パ・ド・シス」「タランテラ」「フィナーレ」の上演です。
個人的には観たこともありませんし、はじめて知った演目です。
勉強不足でしたm(__)m
2.「死の島 – Die Toteninsel」(貞松・浜田バレエ団)
ドイツにおいてプロダンサーとしてのキャリアを持ち、現在は、ドイツ・レーゲンスブルク歌劇場ダンスカンパニー芸術監督であり振付家の 森 優貴氏による作品で、今回が初演となります。楽曲は、ラフマニノフの交響詩『死の鳥』を用い、貞松・浜田バレエ団の精鋭ダンサー5人が踊ります。
森氏は貞松・浜田バレエ学園の出身でもあります。
初演ですから、当然、観たことはありません。
3.「テーマとバリエーション」(新国立劇場バレエ団)
20世紀を代表する振付家の一人であるジョージ・バランシンによる作品です。チャイコフスキーの組曲第3番の最終楽章に振付けられた作品で、新国立劇場バレエ団では、2017年2月17日(金)・18日(土)に上演したばかりです。ダンサーの皆さんもあまり間隔を空けずに再演できたことにより、より成熟された舞台を披露できたのではないでしょうか。
と、期待しております(*’▽’)
バランシン作品は「音楽の視覚化」とか「見る音楽」とも評されます。ポジションなども正確性が非常に求められ全くごまかしが利きませんのでダンサーの力量が問われます。
「アブストラクト(抽象)・バレエ」と呼ばれ、物語がありませんので予備知識なしに楽しめます。ダンサーが作り出す美しい「形」「動き」を堪能しましょう。そして音楽を見る様に楽しみましょう。
4.「眠りの森の美女」から第3幕(牧阿佐美バレヱ団)
チャイコフスキー作曲による3大バレエの一つであり、クラシックバレエの名作といわれる作品です。今回はそのなかから第3幕のみの上演です。第3幕は結婚式を祝うためにおとぎ話の主人公たちによる様々な踊りもあり、飽きずに楽しめます。もちろん、これぞクラシックバレエといったお姫様と王子様のグラン・パ・ド・ドゥは圧巻ですので期待しましょう。
今回の放送で気になった方は是非、劇場で全幕を鑑賞してみてください。牧阿佐美バレヱ団では、10月7日(土)・8日(日)に文京シビックホールで上演予定です。
牧阿佐美バレヱ団 公式サイト http://www.ambt.jp/