《東京》東京バレエ団『ジゼル』2021年2月26日(金)〜27日(日)に東京文化会館で上演(沖香菜子&柄本弾、秋山瑛&秋元康臣)

東京バレエ団は、ロマンティック・バレエの傑作『ジゼル』を沖 香菜子&柄本 弾、秋山 瑛&秋元康臣のダブルキャストで、2021年2月26日(金)〜27日(日)に、東京・上野の東京文化会館で上演します。



東京バレエ団『ジゼル』(全2幕)

バレエ『ジゼル』はヨーロッパの精霊伝説をもとに、恋人に裏切られ、命を落とし、ウィリ(精霊)となってからも愛を貫く物語で、1841年にパリのオペラ座で初演されて以来、ロマンティック・バレエの代表的名作として愛され続けています。

第2幕で演じられるウィリの世界は、女性ダンサーたちが白い衣装に身を包み踊られる「白いバレエ(バレエ・ブラン)」の名場面としてとても有名です。

東京バレエ団が上演する『ジゼル』は、ボリショイ劇場で1944年に初演されたラブロフスキー版によるもので、ジュール・ペロー、ジャン・コラーリの原典とマリウス・プティパの改訂版からすぐれた部分を復元させて構成されているプロダクションです。

近年、マッツ・エックやアクラム・カーンなどにより解釈しなおされた画期的な演出の『ジゼル』が大きな話題となっていますが、『ジゼル』はやはり伝統的な演出で鑑賞したいという方にはとくにおすすめです。

今回の公演で主演するのは、沖香菜子&柄本 弾ペア、秋山 瑛&秋元康臣ペアのダブルキャストです。

男性2人はすでに『ジゼル』で主演しているかと思いますが、女性2人はジゼル初役デビューとなるのではないでしょうか。

現役時代にジゼルを当たり役としていた斎藤友佳理芸術監督の指導により、沖香菜子さんと秋山 瑛さんという進境著しい2人のダンサーがどのようなジゼルを演じるのか、非常に楽しみな公演です!

奈良春夏さん、岸本夏未さんにとって東京バレエ団でのラストステージ

2021年2月22日にファーストソリストの奈良春夏さん、ソリストの岸本夏未さんのお二人が2021年3月末をもって東京バレエ団を退団することが発表されました。

奈良さんは全公演にジゼルの母役として、岸本さんは2月27日(土)のパ・ド・ユイット、2月26日(金)、28日(日)にぶどう狩りの娘たちの役で出演予定とのことです。

約20年にわたり東京バレエ団の舞台に貢献されたお二人の東京バレエ団におけるラストステージです!

キャスト

■2月26日(金)
ジゼル:沖 香菜子(プリンシパル)
アルブレヒト:柄本 弾(プリンシパル)
ヒラリオン:宮川新大
バチルド姫:政本絵美
公爵:ブラウリオ・アルバレス
ウィルフリード:南江祐生
ジゼルの母:奈良春夏
ペザントの踊り(パ・ド・ユイット):金子仁美-池本祥真、中川美雪-樋口祐輝、涌田美紀-生方隆之介、足立真里亜-大塚 卓
ミルタ:伝田陽美
ドゥ・ウィリ:二瓶加奈子、三雲友里加

■2月27日(土)
ジゼル:秋山 瑛(ファースト・ソリスト)
アルブレヒト:秋元康臣(プリンシパル)
ヒラリオン:岡崎隼也
バチルド姫:榊優美枝
公爵:木村和夫
ウィルフリード:大塚 卓
ジゼルの母:奈良春夏
ペザントの踊り(パ・ド・ユイット):岸本夏未-昂師吏功、髙浦由美子-鳥海創、上田実歩-岡﨑司、加藤くるみ-玉川貴博
ミルタ:政本絵美
ドゥ・ウィリ:中川美雪、金子仁美

■2月28日(日)
ジゼル:沖 香菜子(プリンシパル)
アルブレヒト:柄本 弾(プリンシパル)
ヒラリオン:鳥海 創
バチルド姫:政本絵美
公爵:ブラウリオ・アルバレス
ウィルフリード:南江祐生
ジゼルの母:奈良春夏
ペザントの踊り(パ・ド・ユイット):金子仁美-井福俊太郎、中川美雪-樋口祐輝、涌田美紀-生方隆之介、足立真里亜-大塚 卓
ミルタ:伝田陽美
ドゥ・ウィリ:加藤くるみ、榊優美枝

スタッフ

■音楽:アドルフ・アダン
■振付:レオニード・ラヴロフスキー(ジュール・ペロー、ジャン・コラーリ、マリウス・プティパの原振付による)
■改訂振付(パ・ド・ユイット):ウラジーミル・ワシーリエフ
■美術:ニコラ・ブノワ

予告編

東京バレエ団2021年2月上演「ジゼル」プロモーション映像 The Tokyo Ballet "Giselle” promotion movie
東京バレエ団2021年2月上演「ジゼル」プロモーション映像 The Tokyo Ballet “Giselle” promotion movie

東京バレエ団の2021年2月に上演される『ジゼル』プロモーション動画で秋山 瑛さんがジゼルを秋元康臣さんがアルブレヒトを演じています。

次々と大役を射止めている秋山 瑛さんのジゼルに期待が高まります。

公演概要

公演概要

■日程:
・2021年2月26日(金)19:00
・2021年2月27日(土)14:00
・2021年2月28日(日)14:00
■上演時間:約2時間10分(休憩1回)
■会場:東京文化会館
■アクセス:
・JR「上野駅「公園口改札から徒歩約1分
・東京メトロ「上野駅」7番出口から徒歩約5分
・京成「上野駅」正面口 改札から徒歩約7分
(アクセス詳細はこちら

チケット

■チケット:
・S席:11,000円(CAT会員:9,900円)
・A席:9,000円(CAT会員:8,100円)
・B席:7,000円(CAT会員:6,300円)
・C席:5,000円(CAT会員:4,500円)
・D席:4,000円(CAT会員:3,600円)
・E席:3,000円(CAT会員:2,700円)
・都フェスシート:2,000円(都民芸術フェスティバル参加公演限定、枚数限定の特別割引)
・U25シート:1,000円(公演当日、25歳までが対象)
(注)CAT会員:東京バレエ団友の会「クラブ・アッサンブレ」会員
2枚で1,000円割引になる「ペア割引」、お子様(小学生〜高校生)が半額となる「親子割引」もあります。
■チケット販売:
・CAT会員WEB先行発売:11/20(金)21:00~12/9(水)18:00
・NBS WEBチケット先行発売:11/25(水)21:00~12/9(水)18:00
・都フェスシート:11/27(金)10:00より
・一般発売:12/11(金)10:00より

公式サイト

■公式サイト:https://www.nbs.or.jp/stages/2021/giselle/index.html

(参考)
【DVD】東京バレエ団『ジゼル』

東京バレエ団では、これまでに、ディアナ・ヴィシニョーワ&ウラジーミル・マラーホフ、スヴェトラーナ・ザハロワ&ロベルト・ボッレなど、海外のスーパースターのペアが客演したり、フリーデマン・フォーゲルが上野水香さんや吉岡美佳さんを相手に客演したりしています。

そのうち、ディアナ・ヴィシニョーワとウラジーミル・マラーホフが主演した2004年の公演と上野水香さんとフリーデマン・フォーゲルが主演した2009年の公演が映像化され、DVDが販売されています。

2021年2月の舞台鑑賞の予習や各キャストの演じ方を研究するのにぴったりです!

東京バレエ団『ジゼル』(2004年)
■キャスト:
ジゼル:ディアナ・ヴィシニョーワ
アルブレヒト:ウラジーミル・マラーホフ
ヒラリオン:木村和夫
ほか 東京バレエ団
■収録:2004年4月23、24日(東京文化会館)
■収録時間:113分+特典映像

東京バレエ団『ジゼル』(2009年)
■キャスト:
ジゼル:上野水香
アルブレヒト:フリーデマン・フォーゲル
ヒラリオン:後藤晴雄
ほか 東京バレエ団
■収録:2009年6月(ゆうぽうとホール)
■収録時間:120分+特典映像