《東京》新国立劇場バレエ団『ライモンダ』2021年6月5日(土)〜13日(日)に上演

新国立劇場バレエ団は、『ライモンダ』を2021年6月5日(土)〜6月13日(日)に新国立劇場 オペラパレスで上演します。

中世フランスを舞台に、美しいライモンダと十字軍の騎士ジャン・ド・ブリエンヌの恋物語を描いたバレエで、新国立劇場では2009年の上演以来、12年ぶりの再演となります。

2020/2021シーズンを締め括る公演で、米沢 唯&福岡雄大、小野絢子&奥村康祐、柴山紗帆&渡邊峻郁、木村優里&井澤 駿の4キャストにより全5公演が上演されます。

【当日券の販売】(6/4更新)
6月5日(土)、6日(日)、12日(土)、13日(日)公演については、当日券(Z席を含む)の販売はありません。
6月11日(金)14:00公演の当日券(Z席を含む)の販売は未定です。
>>> https://www.nntt.jac.go.jp/release/detail/23_020368.html

新国立劇場バレエ団
『ライモンダ』

中世ヨーロッパのお城を舞台に、ドリ伯爵夫人の美しい姪ライモンダをめぐり十字軍の騎士ジャン・ド・ブリエンヌとサラセンの王子アブデラフマンが争う物語を描いたバレエ『ライモンダ』は、1898年にロシアのマリインスキー劇場にて初演されたマリウス・プティパ最後の傑作です。

小野絢子さんの言葉によれば「見どころしかないバレエ」というくらい全編踊りの見せ場に溢れる作品です。

ロシア古典バレエの集大成ともいわれますが、その割には全幕をレパートリーに持つバレエ団は意外と少なく、ミックス・プログラムで第3幕のグラン・パの部分のみが上演されることが多いようです。

新国立劇場バレエ団では、当時、芸術監督を務めていた牧阿佐美さんが改訂振付・演出を行い、2004年に初演し、全幕をレパートリーに持ちますが、2009年に再演されて以来、しばらく上演機会がなく、今回の上演は12年ぶりの再演となります。

久しぶりの上演ということもあり、本島美和さんや寺田亜沙子さん、小野絢子さんら一部のベテランダンサーを除き、ほとんどのダンサーが初めて関わるのではないでしょうか。

主演キャストは、米沢 唯&福岡雄大、小野絢子&奥村康祐、柴山紗帆&渡邊峻郁、木村優里&井澤 駿の4キャストで合計5公演が上演されますが、全幕上演では全員が初役デビューとなります!

吉田 都さんが芸術監督に就任してから、固定された主役ペアの入れ替えが試みられ、今回の上演でも新鮮な組み合わせとなっています。

ダンサーの充実ぶりも嬉しい新国立劇場バレエ団だけに、新国ファンはどのペアの舞台を鑑賞すべきか、悩みは尽きないのでは!

キャスト・スタッフ

2021年6月5日(土)14:00
 ライモンダ:米沢 唯
 ジャン・ド・ブリエンヌ:福岡雄大
 アブデラクマン:中家正博

2021年6月6日(日)14:00
 ライモンダ:小野絢子
 ジャン・ド・ブリエンヌ:奥村康祐
 アブデラクマン:中家正博

2021年6月11日(金)14:00
 ライモンダ:柴山紗帆
 ジャン・ド・ブリエンヌ:渡邊峻郁
 アブデラクマン:速水渉悟

2021年6月12日(土)14:00
 ライモンダ:木村優里
 ジャン・ド・ブリエンヌ:井澤 駿
 アブデラクマン:速水渉悟

2021年6月13日(日)14:00
 ライモンダ:米沢 唯
 ジャン・ド・ブリエンヌ:福岡雄大
 アブデラクマン:中家正博

指揮:アレクセイ・バクラン
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

振付:マリウス・プティパ
改訂振付・演出:牧 阿佐美
音楽:アレクサンドル・グラズノフ
美術・衣裳:ルイザ・スピナテッリ
照明:沢田祐二

関連動画・インタビュー

『ライモンダ』の上演に向けて関連動画やインタビューが公開されています。

『ライモンダ』ダンサーインタビュー動画【前編・後編】

名城雪子さんがナビゲーターとなり、6月11日(金)の公演で主役のライモンダを演じる小野絢子さんとジャン・ド・ブリエンヌを演じる奥村康祐さんが作品の魅力を紹介し、寄せられた質問に答えています。

>>> 『ライモンダ』ダンサーインタビュー動画【前編】|新国立劇場バレエ団(YouTube「新国立劇場チャンネル」)

>>> 『ライモンダ』ダンサーインタビュー動画【後編】|新国立劇場バレエ団(YouTube「新国立劇場チャンネル」)

スチール撮影のメイキング映像

吉田 都芸術監督のポージング指導のもと、ファースト・キャストを務めるライモンダ役の米沢 唯さんとジャン・ド・ブリエンヌ役の福岡雄大さんがPR用の写真撮影に臨んでいます。

>>> 『ライモンダ』スチール撮影のメイキング映像|新国立劇場バレエ団(YouTube「新国立劇場チャンネル」)

『ライモンダ』の音楽

新書館のバレエ雑誌『クララ6月号』では、新国立劇場バレエ団の指揮者 冨田実里さんによる『ライモンダ』の音楽を解説する記事が掲載されています。
また、『クララ』のYouTube 公式チャンネルの「クララチャンネル CLARA Channel 」では、映像と演奏を交えて紹介する動画を視聴することができます。
なお、2021年6月の新国立劇場バレエ団『ライモンダ』の指揮者は冨田実里さんではなく、アレクセイ・バクランさんです。

「指揮者トミー先生の♪ バレエ音楽アン・ドゥ・トロワ!」 スペシャル動画

>>> 【映像つき!】ライモンダの音楽を解説♪(YouTube「クララチャンネル CLARA Channel」)

>>> ライモンダはピアノに注目!(YouTube「クララチャンネル CLARA Channel」)

出演者インタビュー記事

新国立劇場バレエ団「ライモンダ」特集【Part 1】バレリーナに聞く、ライモンダ〈5つのヴァリエーション〉案内(バレエチャンネル)
6月11日(金)の公演で主演する柴山紗帆さんがライモンダのヴァリエーションについて紹介されています。

新国立劇場バレエ団「ライモンダ」特集【Part 2】魅惑の〈アブデラクマン〉インタビュー〜中家正博&速水渉悟(バレエチャンネル)
アブデラクマン役を演じる中家正博さんと速水渉悟さんのインタビュー記事です。

公演情報

■日程:2021年6月5日(土)~6月13日(日)(全5公演)

■上演時間(予定):約3時間(休憩含む)
 プロローグ/第1幕 60分
 休憩 25分
 第2幕 35分
 休憩 20分
 第3幕 35分

■会場:新国立劇場 オペラパレス(京王新線(都営新宿線乗入)「初台駅」中央口直結)

■チケット(税込):
 S席:13,200円
 A席:11,000円
 B席:7,700円
 C席:4,400円
 D席:3,300円
 Z席:1,650円(Z席は舞台がほとんどが見えない席です。公演当日朝10:00から先着販売)

高齢者割引(65歳以上)・学生割引、ジュニア割引(中学生以下)、当日学生割引、障害者割引等各種割引があります。詳細は公式サイトでご確認ください。

■前売り開始:
 ・アトレ会員先行販売期間:2021年5月9日(日)10:00~11日(火)
 ・バレエ/ダンス先行メンバーズ販売期間:2021年5月10日(月)10:00~11日(火)
 ・一般発売日:2021年5月15日(土)10:00~

■公式サイト:https://www.nntt.jac.go.jp/ballet/raymonda/

関連DVD&Blu-ray

バレエ『ライモンダ』は、全幕での上演機会が少ないだけに、生の舞台はもちろん、映像でも確認したいという方も多いかと思います。

新国立劇場バレエ団の牧阿佐美版や本家マリインスキー・バレエなどのDVD&Blu-rayがあります。

新国立劇場バレエ団

バレエ名作物語 2 新国立劇場バレエ団 オフィシャルDVD BOOKS ライモンダ(世界文化社)

豪華な書籍と映像がセットになった DVD BOOKS です。(残念ながらBlu-ray はありません)

書籍には美しい写真や『ライモンダ』の解説などが掲載されており、DVDには本編のほかに主演のスヴェトラーナ・ザハロワのインタビューや小野絢子さんが紹介するバックステージ・ツアーなどの特典映像が収録されています。

また、現在、新国立劇場バレエ団で指導的な立場にいる方の現役ダンサー時代を見ることができる貴重な映像でもあり、
バレエマスターの陳 秀介さんやバレエミストレスの遠藤睦子さん、湯川麻美子さん、バレエ教師の西川貴子さん、吉本泰久さんらも出演しています。

新国立劇場バレエ団『ライモンダ
【主演】
 ライモンダ:スヴェトラーナ・ザハロワ
 ジャン・ド・ブリエンヌ:デニス・マトヴィエンコ
【収録】2009年2月(新国立劇場)

マリインスキー・バレエ

マリインスキー・バレエ『ライモンダ』
【振付】マリウス・プティパ
【改訂振付】コンスタンチン・セルゲイエフ
【部分振付】フョードル・ロプホフ
【主演】
 ライモンダ:ヴィクトリア・テリョーシキナ
 ジャン・ド・ブリエンヌ:ザンダー・パリッシュ
【収録】2018年5月26日(マリインスキー劇場)