6月3日、英国ロイヤル・バレエは、11年間在籍したファースト・ソリストのベアトリス・スティックス=ブルネルさんが、米国カリフォルニアのスタンフォード大学でアカデミックなキャリアをスタートするため、今シーズンで退団することを発表しました。
ベアトリス・スティックス=ブルネル(Beatriz Stix-Brunell)さんは、スクール・オブ・アメリカン・バレエ、パリ・オペラ座バレエ学校で学び、14歳のときにはクリストファー・ウィールドンの招きによりウィールドン自身のカンパニー「モルフォーセス」に入団しています。
英国ロイヤル・バレエには2010年にアーティストとして入団し、2012年にソリスト、2016年にファースト・ソリストに昇格しました。
主演デビューは早く、入団した2010年にクリストファー・ウィールドンの『不思議の国のアリス』でタイトルロールを演じています。
英国ロイヤル・バレエでのレパートリーには、リラの精(眠れる森の美女)、金平糖の精(くるみ割り人形)、ジュリエット(ロミオとジュリエット)、アリス(不思議の国のアリス)、エメラルド(ジュエルズ)などがあります。
ベアトリス・スティックス=ブルネルさんの最後の舞ステージは、6月27日〜7月11日に上演される「Beauty Mixed Programme」になる予定です。
Beauty Mixed Programme
ヴァレンティノ・ズケッティ振付『Anemoi』
ディヴェルティスマン
『眠れる森の美女』第3幕より
Jewels – ‘Emeralds’ first variation (George Balanchine; Beatriz Stix-Brunell; The Royal Ballet)
ジョージ・バランシン『ジュエルズ』よりエメラルドのバリエーションをベアトリス・スティックス=ブルネルさんが踊っている動画です。
【関連記事】英国ロイヤル・バレエ 2020/21 & 2021/22シーズン昇格者発表 金子扶生さんプリンシパルに昇格!佐々木万璃子さんファーストアーティストに昇格!
ベアトリス・スティックス=ブルネルさんが主演している DVD や Blu-ray 等はないようですが、高田 茜さんとアレクサンダー・キャンベルさんが主演している英国ロイヤル・バレエイ『ドン・キホーテ』(ブルーレイ)には、崔 由姫さんとともにキトリの友人役で出演しています。