歌と踊りと器楽演奏を等価に結びつけ新しい表現に昇華させた O.F.C. の合唱舞踊劇『カルミナ・ブラーナ』が2022年5月14日（土）に東京・上野の東京文化会館 大ホールで上演されます。
本作品の上演をもって O.F.C. の独自活動が終止符を打つこととなり、最高のスタッフとダンサーが集結し、ダンサーでは酒井はなさん、浅田良和さん、三木雄馬さんらが出演します。
O.F.C. 最終公演
合唱舞踊劇「カルミナ・ブラーナ」
（独唱・合唱と管弦楽とバレエによる世俗カンタータ）
1995年、作曲家カール・オルフ生誕100 周年にあたり、オルフが意図したバレエを伴った舞台形式での上演が企画され、抜粋版バレエ「カルミナ・ブラーナ」を1982年に創作していた佐多達枝さんが新たに全曲版として創作し上演されたことから O.F.C. の活動が始まりました。
ダンサーと歌手とオーケストラが「合唱舞踊劇」という一つの融合芸術の構成要素として結びつけられ、音楽と舞踊が等価値に融合した舞台です。
「カルミナ・ブラーナ」は、19世紀初頭ミュンヘン近郊のボイレン村にあるベネディクト会修道院で発見された手写本ををもとに編纂された歌集のことで、ラテン語を中心に中部ドイツ語、古フランス語で書かれた250あまりの詩歌の中から24編を選んだオルフ（Carl Orff／1895-1982 独）は、音と言葉と舞踊を融合した全く新しい音楽を生み出し、1937年に初演されました。
O.F.C. による合唱舞踊劇「カルミナ・ブラーナ」は1995年に初演以来9度にわたり上演され、平成25年度文化庁芸術祭大賞（舞踊部門）を受賞しました。
その O.F.C. を四半世紀にわたって牽引してきた芸術監督の佐多達枝さんが卒寿を迎え、その引退をもって O.F.C. も活動に幕を降ろされることになりました。
今回、10回目となる最後の上演では、初演を大成功に導いた O.F.C. 桂冠指揮者、齊藤栄一さんがタクトを握り、独唱には実力派の中江早希さん、加耒 徹さん、気鋭の金沢青児さんが登場します。
また、オルフ祝祭合唱団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団が高らかに歌い、奏で、バレエ界の第一線で活躍する酒井はなさん、浅田良和さん、 三木雄馬さんらのダンサーが踊る強力な布陣が敷かれています。
出演
指揮：齊藤栄一
独唱
ソプラノ：中江早希
テノール：金沢青児
バリトン：加耒 徹
ダンサー：
浅田良和
荒井成也（井上バレエ団）
植田穂乃香（東京シティ・バレエ団）
上野祐未
宇山たわ
浦山英恵（東京シティ・バレエ団）
岡 博美（東京シティ・バレエ団）
吉瀬智弘
斎藤隆子
齊藤 耀（谷桃子バレエ団）
酒井はな
坂田めぐみ
島地保武
清水あゆみ
樋田佳美
土肥靖子（東京シティ・バレエ団）
贄田麗帆
牧村直紀（谷桃子バレエ団）
三木雄馬（谷桃子バレエ団）
森田真希
安村圭太（東京バレエ団）
管弦楽：東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
児童合唱：O.F.C. 少年少女合唱団 他
コロス・合唱：オルフ祝祭合唱団
| 公演情報 |
|---|
| ■日時：2022年5月14日（土）16:00開演（15:00開場／17:20終演予定） ■会場：東京文化会館 大ホール ■アクセス： ・JR「上野駅」公園口改札徒歩約1分 ・東京メトロ「上野駅」7番出口徒歩約5分 ・「京成上野駅」正面口改札徒歩約7分 （アクセス詳細はこちら） ■チケット： ・S席：10,000円 ・A席：8,000円 ・B席：6,000円 ・C席：4,000円 ・D席：2,000円 ■公式サイト：https://www.choraldancetheatre-ofc.com |