宮尾俊太郎さんが案内役となり、戦後間もない1946年に東京の帝国劇場で上演された『白鳥の湖』(全幕)日本初演に迫ったドキュメンタリー映画「東京SWAN1946 ~戦後の奇跡『白鳥の湖』全幕日本初演~」が、2023年3月17日(金)から開催される「TBSドキュメンタリー映画祭2023」で上映されます。
映画祭は、3月17日(金)から東京で始まり、順次、大阪、名古屋、札幌で開催されます。
東京SWAN1946
~戦後の奇跡『白鳥の湖』全幕日本初演~
日本におけるバレエ『白鳥の湖』の初めての全幕上演は1946年の東京バレエ団結成記念公演で、東勇作バレエ団、貝谷八百子バレエ団、服部・島田バレエ団らによる合同公演でした。(現在の東京バレエ団とは異なる)
映画「東京SWAN1946 ~戦後の奇跡『白鳥の湖』全幕日本初演~」は、この日本初演を扱い2022年8月にTBSで放送されたテレビ番組〈ドキュメンタリー解放区 #33「The Soul of Swan Lake」〉を再編集して映画化したもので、テレビ番組では放送できなかったエピソードが加わり、さらに浅川紫織さんと宮尾俊太郎さんの主演で蘇らせた当時の舞台の一場面の映像が完全版として盛り込まれているそうです。
宮尾俊太郎さんが案内役となり、この初演舞台に出演したというダンサーの諸井昭さんを含むさまざまな関係者から当時の話を聴き、戦後の困難な状況下でいかに『白鳥の湖』全幕を初演したのか、先人たちの偉業に迫ります。
当時の振り付けを知る舞踊評論家のうらわまこと先生協力のもと、当時の振付を蘇らせた舞台の再現シーンでは、浅川紫織さんと宮尾俊太郎さんが主役を演じ、ベンノを栗山廉さん、悪魔ロットバルトを杉野慧さんが演じています。
【予告編】『東京SWAN1946 ~戦後の奇跡「白鳥の湖」全幕日本初演~』(YouTube「TBS DOCS」チャンネル)
TBSドキュメンタリー映画祭2023 概要 |
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■上映作品: 「アフガン・ドラッグトレイル」 「それでも中国で闘う理由 ~人権派弁護士家族の7年~」 「オートレーサー森且行 約束のオーバルへ」 「カリスマ ~国葬・拳銃・宗教~」 「東京SWAN 1946 ~戦後の奇跡『白鳥の湖』全幕日本初演~」 「War Bride 91歳の戦争花嫁」 「ダリエン・ルート “死のジャングル”に向かう子どもたち」 「魂の殺人 ~家庭内・父からの性虐待~」 「サステナ・ファーム トキと1%」 「KUNI 語り継がれるマスク伝説 ~謎の日本人ギタリストの半生~」 「通信簿の少女を探して ~小さな引き揚げ者 戦後77年あなたは今~」 「シーナ&ロケッツ 鮎川誠と家族が見た夢」(東京会場のみ上映) 「93歳のゲイ」(大阪会場のみ上映) 「やったぜ!じいちゃん」(名古屋会場のみ上映) 「劇場版 ヤジと民主主義」(札幌会場のみ上映) ■日程・会場: 【東京】 日程:2023年3月17日(金)~ 3月30日(木) 会場:ヒューマントラストシネマ渋谷 【大阪】 日程:2023年3月24日(金)~ 4月6日(木) 会場:シネ・リーブル梅田 【名古屋】 日程:2023年3月24日(金)~ 4月6日(木) 会場:伏見ミリオン座 【札幌】 日程:2023年4月15日(土)~ 4月21日(金) 会場:シアターキノ ■公式サイト: 【TBSドキュメンタリー映画祭2023】 https://www.tbs.co.jp/TBSDOCS_eigasai/ 【K-BALLET COMPANY】 https://www.k-ballet.co.jp/contents/614563 (注)映画祭の詳細・最新情報は公式サイトをご確認ください。 |
登壇イベント |
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【3月17日(金)】 登壇者: LiLiCo(アンバサダー) 宮武由衣監督 宮尾俊太郎(K-BALLET COMPANY ゲストアーティスト) 浅川紫織(K-BALLET COMPANY 副舞踊監督・プリンシパル) 【3月21日(火)】 登壇者: 宮武由衣監督 うらわまこと(舞踊評論家) 石井清子(東京シティ・バレエ団顧問、元谷桃子バレエ団プリンシパル) 諸井昭(元東勇作バレエ団、初演の舞台で四羽の白鳥を踊った) 川島京子(バレエ史研究者、跡見学園女子大学准教授) 高間賢治 |