小林紀子バレエ・シアター アシュトン生誕120周年記念公演(「二羽の鳩」全2幕/「レ・ランデヴー」)2024年7月27日(土)・28日(日)新国立劇場で上演

小林紀子バレエ・シアターは、アシュトン生誕120周年記念公演を2024年7月27日(土)・7月28日(日)に東京・初台の新国立劇場 中劇場で開催し、英国のバレエスタイルを確立させた振付家フレデリック・アシュトンの名作から「二羽の鳩」(全2幕)と「レ・ランデヴー」の2作品を上演します。

『レ・ランデヴー』は、アシュトンの作品を特徴づける〝愛嬌あるディテール〟がふんだんに盛り込まれた最高にチャーミングなバレエで、1933年にヴィック・ウェルズ・バレエ(のちの英国ロイヤル・バレエ)によって初演され、アシュトン初期の代表作と位置付けられています。

『二羽の鳩』(全2幕)は、ラ・フォンテーヌのお伽話を題材とし、パリのアトリエを舞台にしたラブストーリーです。
小林紀子バレエ・シアターとしては初めて上演したアシュトン作品であり、1992年の日本初演以来再演を重ねているカンパニーを代表する演目です。

上演演目

『二羽の鳩』(全2幕)

振付:フレデリック・アシュトン
音楽:アンドレ・メサジェ
美術:ジャック・デュポン

パリのアトリエを舞台にした1幕、そしてジプシーの野営地、そして再びパリのアトリエと展開する2幕からなるアシュトンの『二羽の鳩』。
1961年にロイヤル・オペラ・ハウスで初演され、少女役をリン・シーモア、若者役をクリストファー・ゲーブル、ジプシーの女役をエリザベス・アンダートンが演じ、公演は大成功を収めた。

バレエ『二羽の鳩』は、1886年パリ・オペラ座で初めて上演された。支配人のヴォーコルヴェイユは、ラ・フォンテーヌのお伽話「二羽の鳩」を題材に、脚本をアンリ・レニエに委託し、ルイ・メラントが振付を行った。
アシュトンは、メサジェの音楽を気に入り、ランチベリーの手を借りて、『二羽の鳩』の編曲を行った。ラ・フォンテーヌのお伽話を題材にしているものの、オペラ座オリジナルの脚本は用いず、自らのイマジネーションによってより自然な男女のラブストーリーを描いている。

小林紀子バレエ・シアターでは、1992年に本作の日本初演を果たし(これがカンパニー初のアシュトン作品上演でもあった)、この成果もあって、翌年には芸術監督小林紀子に、ニムラ舞踊賞が授与された。アシュトンのチャーミングで音楽的な振付と、パリを舞台にした男女2人のラブストーリーは好評を博し、その後たびたびカンパニーの人気演目として上演され、重要なレパートリーに位置づけられている。

『レ・ランデヴー』

振付:フレデリック・アシュトン
音楽:ダニエル・オーベール
編曲:コンスタント・ランバート
美術:ウィリアム・チャペル

幕が開き、陽の光が降り注ぐ美しい公園では、若い男女が次々に登場する。リージェンシー風の背の高い白いゲートをくぐって、新しく社交界にデビューする7組目のカップルが登場し、友人たちに挨拶する。4人の女性による華やかなパ・ド・カトル、力強い男性のヴァリエーション、優雅なアダージオや、心弾むようなパ・ド・トロワ、可憐で鮮やかなプリンシパルのソロなどが披露されたのち、ひとり、またひとりと手を取り合ってゲートを通って公演の外へと繰り出す。公演に残った4人の女性は、面白いことは始まったばかりと楽し気にポーズをとっている。

ダニエル・オーベールのオペラを英国ロイヤル・バレエの初代音楽監督コンスタント・ランバートが編曲した楽曲は、シャンパンの泡のように軽やか。精巧にまた大胆に頭、手首、肩の角度から細かいフットワークにいたるまでアシュトンの作品を特徴づける愛嬌あるディテールがふんだんに盛り込まれている。
このバレエは1933年にヴィック・ウェルズ・バレエ(のちの英国ロイヤル・バレエ)によって初演され、アシュトン初期の代表作と位置付けられている。

メインキャスト

7月27日(土)

『二羽の鳩』(全2幕)
【少女】島添亮子
【若者】望月一真
【ジプシーの女】廣田有紀
【その恋人】冨川直樹

『レ・ランデヴー』
【プリンシパル】真野琴絵、八幡顕光
【パ・ド・トロワ】濱口千歩、吉瀬智弘、川合十夢

7月28日(日)

『二羽の鳩』(全2幕)
【少女】島添亮子
【若者】望月一真
【ジプシーの女】中村悠里
【その恋人】吉瀬智弘

『レ・ランデヴー』
【プリンシパル】真野琴絵、八幡顕光
【パ・ド・トロワ】武田彩希、吉瀬智弘、川合十夢

演奏

指揮:末廣 誠
演奏:東京ニューフィルハーモニック管弦楽団

公演情報

小林紀子バレエ・シアター
アシュトン生誕120周年記念公演
「二羽の鳩」全2幕/「レ・ランデヴー」
公演情報
■日程:
・2024年7月27日(土)15:00
・2024年7月28日(日)15:00
(開場は開演の45分前)
■会場:新国立劇場 中劇場(京王新線「初台駅」中央口直結。アクセス詳細はこちら
■入場料:
【S】12,000円
【A】10,000円
【B】8,000円
【C】7,000円
(注)未就学児のお子様の同伴・入場はできません。(7/28公演は託児サービスあり)
■チケット発売:5月28日(火)
■主催・後援:
【主催】有限会社小林バレエ事務所
【後援】一般社団法人日本バレエ団連盟
■公式サイト:https://www.nkbt-tokyo.com/performance/ashton120th/
(注)公演の詳細・最新情報は公式サイトをご確認ください。