東京バレエ団は創立55周年を記念して世界的振付家の勅使川原三郎さんに委嘱した新作をこの秋に東京文化会館で世界初演し、併せてジョージ・バランシン「セレナーデ」とモーリス・ベジャール「春の祭典」を上演します。
世界的な振付家 勅使川原三郎さんが東京バレエ団ダンサーたちと築く新作に注目が集まります。
【8/27追記】「東京バレエ団×勅使川原三郎 新作 世界初演」の概要を追記しました。
東京バレエ団×勅使川原三郎 新作 世界初演
東京バレエ団×勅使川原三郎 新作 世界初演「雲のなごり」
ジョージ・バランシン「セレナーデ」
モーリス・ベジャール「春の祭典」
東京バレエ団55周年記念シリーズ第4弾は世界的振付家である勅使川原三郎の新作を世界初演します。
勅使川原三郎さんは、パリ・オペラ座バレエ団、ネザー・ランド・ダンス・シアター(NDT)、ジュネーブ大劇場バレエ、フランク・フルト・バレエ団といった世界的なバレエ団に作品を提供している日本を代表する振付家です。
東京バレエ団に振り付ける新作は、同じく日本を代表する音楽家の武満 徹の音楽に振り付けられ、照明、衣装、美術も勅使河原さんが自ら手がけるといいます。
もはや、振付家・ダンサーの枠に収まらず、総合的に舞台を創作する勅使河原さんが東京バレエ団ダンサーとともに築く新作に期待が高まります。
また、勅使川原三郎新作とともにジョージ・バランシン「セレナーデ」とモーリス・ベジャール「春の祭典」も上演されます。
バランシン「セレナーデ」は2019年4月6日(土)に東京・渋谷のNHKホールで上演された「NHKバレエの饗宴2019」でも上演されました。
東京バレエ団では2018年にバレエ団初演しレパートリーに入りました。
筋書きを持たず、アブストラクト・バレエ(抽象バレエ)の代表であり、「音楽の視覚化」「見る音楽」などとも言われます。
あたかもダンサーが音楽を奏でているかのように踊りと音楽との調和が重要でバレエ団の力量が試される作品です。
この公演はNHKでテレビ放送されていますので、ご覧になった方も多いかと思います。
テレビ放送を見て気になった方は是非、生の舞台をご覧になってみては。
もう一つの作品は、20世紀を代表する振付家モーリス・ベジャールの代表作の一つ「春の祭典」です。
1959年にブリュッセルのモネ劇場の委嘱により振り付けた作品ですが、このときに出演したダンサーを集めて「20世紀バレエ団」が創設されることになった歴史的にも重要な作品です。
公演概要
■日程:2019年10月26日(土)14:00開演/10月27日(日)14:00開演(全2回公演)
■上演時間:約2時間15分(休憩2回含む)
「セレナーデ」14:00~14:35
(休憩)14:35~14:55
「雲のなごり」14:55~15:25
(休憩)15:25~15:40
「春の祭典」15:40~16:15
■会場:東京文化会館(東京・上野)
■チケット:S\10,000/A\8,000/B\6,000/C\5,000/D\4,000/E\3,000
(一般発売開始:7月20日)
■指揮:ベンジャミン・ポープ
■演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
■プログラム:
東京バレエ団×勅使川原三郎 新作 世界初演「雲のなごり」
演出・振付・照明・美術:勅使川原三郎
音楽:武満 徹
ジョージ・バランシン「セレナーデ」
音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
モーリス・ベジャール「春の祭典」
音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
【開演前プレトーク】
・10/26 「武満徹の音楽について」小沼純一 13:30~13:50
・10/27 「勅使川原三郎の世界」岡見さえ 13:30~13:50
【8/27追記】東京バレエ団×勅使川原三郎 新作 世界初演「雲のなごり」概要
■演出・振付・照明・美術:勅使川原三郎
■音楽:武満徹「地平線のドーリア」「ノスタルジア」
■出演:
沖香菜子、三雲友里加、柄本 弾、秋元康臣、池本祥真(東京バレエ団)
佐東利穂子(KARAS)
■指揮:ベンジャミン・ポープ
■演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
公演の詳細や最新情報などは公式サイトをご確認ください。
→ 東京バレエ団×勅使川原三郎 新作 世界初演