『クララ6月号』 はじめてのコンテンポラリー 五月女遥さん登場

新書館から発行されているバレエ雑誌の『クララ6月号』を購入しました。

「中村恩恵さんに教わる!はじめてのコンテンポラリー」という記事のなかで、新国立劇場バレエ団の五月女遥さんがエクササイズのモデルとして登場しています!

五月女さんは体のコントロールが抜群で、新国立劇場ではクラシック・バレエはもちろんのこと、コンテンポラリー作品の踊り手としても非常に高い評価を得ていると思います。

2013年4月に上演された『E=mc2』(音楽:マシュー・ハインドソン、振付:デヴィッド・ビントレー)では、光速の二乗(Celeritas²)という重要な役に抜擢されています。

新国立劇場バレエ団ダンサーによるコンテンポラリーダンス公演である『DANCE to the Future』でも常連で、様々な作品に出演されています。

五月女さんがどのようにコンテンポラリーの力量を身につけられたのか、そこに興味はありませんか?もちろん、天性の部分も大きいのではないかと思いますが、そうだとしてもそれをいかに開花させたのでしょうか?

答えはありきたりですが、正しい努力ではないかと思います。

《五月女遥さんの出身スクール》

五月女さんは神奈川県出身で、佐々木三夏バレエアカデミーで佐々木三夏さん、池端幹雄さんに師事しています。このバレエスクールの名前を聞いてピンと来た方もいらっしゃるのではないでしょうか。

2012年「第40回ローザンヌ国際バレエコンクール」で熊川哲也さん以来、日本人1位入賞を果たした菅井円加さんの出身スクールです。

菅井さんはこの1位入賞時、コンテンポラリー賞も同時に受賞されています。審査員長のジャン・クリストフ・マイヨー氏も絶賛しています。

佐々木三夏バレエアカデミーのウェブサイトを見ると、コンテンポラリーの指導もしていることが記載されています。

コンクールでの実績も高いことからコンテンポラリーの指導もしっかりと取り組まれているのではないでしょうか。現在のダンサーには古典だけではなくコンテンポラリーも踊りこなすことが求められていることから、プロのダンサーを目指すには必須科目となっています。

五月女さんの基礎はこのスクールにおいて正しい指導のもと正しい努力を続けたことにより、しっかりと鍛えられ、その才能を開花させたのではないかと思います。

《直近の出演予定 オペラ『ジークフリート』、バレエ『ジゼル』》

五月女さんのコンテンポラリー作品の出演予定ですが、残念ながら、現時点では不明です…

コンテンポラリーではありませんが、2017年6月1日(木)~17日(土)に上演される新国立劇場オペラ『ジークフリート』に森の小鳥(ダンサー)として出演します。これはどのようなダンスなのか、まったく分かりません。是非とも観てみたいのですが、先立つものが…(>_<)

『ジークフリート』が閉幕すると、その2週間後の6月24日(土)には新国立劇場バレエ団『ジゼル』が開幕します。当然、出演されるものと思いますが、オペラの本番とバレエのリハーサルと大忙しになってしまいますね(‘Д’)

ちなみに『ジゼル』前回(2013年2月)公演時にはジゼルの友達、ワルツで登場しています。