Ballet Asteras 2017(バレエ・アステラス)に関するおまけの投稿です。
バレエ・アステラスでは、関連企画がありました。
ワガノワ記念ロシア・バレエ・アカデミー校長 ツィスカリーゼ氏による公開レッスンもその一つです。
これは無料で公開されましたが、太っ腹なことに本公演のチケットをお持ちでない方にも門戸を開放しました。
本家ワガノワ・メソッドでの指導、しかもツィスカリーゼ校長による指導を目の前で観ることができるだけでも貴重な体験ですが、レッスンを受けるのが、バレエ・アステラスの出演者と来たら感涙ものです。
残念なことに平日の開催のため、見学することはできずに悔しい思いをしていましたが、公開レッスンを実施したという写真つきのニュースが新国のオフィシャルサイトに公開されていました。(*’▽’)
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なかでも驚くべきは、ワガノワ記念ロシア・バレエ・アカデミーの生徒のレッスン中の写真です。
とくにジャンプの写真には驚かされます。
まず、小さなジャンプ。
アプロンがきれいに保たれていて、しかも皆さんが同じ高さで空中に止まっているように写真に収められています。
まるでトリックアートのようです。
さらにグラン・パ・ド・シャです。
4人が見事にタイミングと高さが揃っています。
これが、17歳前後の生徒のレッスン風景かと思うと、ロシア・バレエの実力に圧倒されます。
・・・と思ったら、グラン・パ・ド・シャの4人は、新国立劇場バレエ研修所の皆さんではないですか?!
バレエ・アステラスでのワガノワ記念ロシア・バレエ・アカデミーの生徒による演技があまりにもすご過ぎて、頭の中が「ロシアバレエ恐るべし」となってしまし、勘違いしておりました。
と、冷静に考えてみると、新国立劇場バレエ研修所皆さんの実力の高さを再認識する機会となりました。(*’▽’)
さらに大きな写真と記事が「ぶらあぼ」のサイトに掲載されていました。
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バレエ・アステラスの公演に話題を変えます。
この企画は、海外で活躍している若手日本人ダンサーを紹介するものですが、「海外で」というところが気にかかります。
日本で活躍している日本人若手ダンサーも出演していますが、同じ舞台上であるからこそ、活躍している場所が海外なのか日本なのかで大きな違いがあるように感じました。
もっとも大きな違いは「見た目」です!!!
海外で活躍されているダンサーは、日本人であることはすぐに分かりますが、やはり印象が違います。
何が違うかというと、とても印象的というのか、はっきりしているというのか、主張しているというのか、とても印象が「濃い」気がします。
海外の舞台メイク法や表情の表出方法の影響もあるかもしれませんが、それ以上に顔つきが変わっているように思えます。
そう感じるのは私だけではないはずです。
やはり、海外での生活により、遺伝子レベルで何かが起こっているのでしょうか?!
日本のバレエの実力は、今や世界的なレベルに達しているものと思いますが、海外で研鑽を積む、活動することの意味について、計り知れない何かがあるように感じた舞台鑑賞でした。