日本でもとくに人気の高い世界有数のバレエ団「英国ロイヤル・バレエ団」が来日します。
2019年6月21日(金)~30日(日)の期間に東京と神奈川で全8公演を開催します。
気になる演目ですが、東京文化会館では『ドン・キホーテ』を上演し、神奈川県民ホールでは『ロイヤル・ガラ』を上演します。
チケットの種別によっては、すでに2019年1月中旬から前売券が発売されています。
最高の舞台をより良い席で鑑賞するためには、のんびりしてはいられませんね!
【6/2追記】高田 茜さんとスティーヴン・マックレーさんの怪我による降板に伴う『ドン・キホーテ』主演キャスト変更について追記しました。
【6/22追記】高田 茜さんとスティーヴン・マックレーさんの怪我による降板に伴う「シンフォニー・イン・C」出演キャストの変更について追記しました。
英国ロイヤル・バレエ団 2019年日本公演 開催概要
■日程 2019年6月21日(金)~6月30日(日)〈全8公演〉
■会場・演目
6月21日(金)~6月26日(水):『ドン・キホーテ』 (全3幕)/東京文化会館(東京・上野駅)
6月29日(土)・6月30日(日):『ロイヤル・ガラ』/神奈川県民ホール(神奈川・日本大通り駅)
■来日予定プリンシパル
マシュー・ボール、フェデリコ・ボネッリ、アレクサンダー・キャンベル、ローレン・カスバートソン、フランチェスカ・ヘイワード、平野亮一、ニーアマイア・キッシュ、サラ・ラム、スティーヴン・マックレー、ラウラ・モレーラ、ワディム・ムンタギロフ、ヤスミン・ナグディ、マリアネラ・ヌニェス、ナターリヤ・オシポワ、ディアゴ・ソアレス、高田 茜、エドワード・ワトソン
(高田 茜さん、スティーヴン・マックレーさんは怪我のため降板することになりました)
■チケット(税込/両演目共通)
S:¥25,000/A:¥22,000/B:¥19,000/C:¥15,000/D:¥11,000/E:¥8,000
未就学児は入場できませんのでご注意ください。
英国ロイヤル・バレエ団 2019年日本公演 各演目について
『ドン・キホーテ』(全3幕)(会場:東京文化会館)
【振付】 カルロス・アコスタ/マリウス・プティパ
【音楽】 ルートヴィク・ミンクス
【上演時間】 2時間45分(予定)
【演奏】 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
■6月21日(金) 18:30
キトリ:マリアネラ・ヌニェス
バジル:ワディム・ムンタギロフ
■6月22日(土) 13:00
キトリ:ヤスミン・ナグディ → マヤラ・マグリ
バジル:アレクサンダー・キャンベル
■6月22日(土) 18:00
キトリ:高田 茜 → ヤスミン・ナグディ
バジル:スティーヴン・マックレー → マルセリーノ・サンベ
■6月23日(日) 13:00
キトリ:ローレン・カスバートソン
バジル:マシュー・ボール
■6月25日(火) 18:30
キトリ:高田 茜 → ヤスミン・ナグディ
バジル:スティーヴン・マックレー → マルセリーノ・サンベ
■6月26日(水) 18:30
キトリ:ナターリヤ・オシポワ
バジル:ワディム・ムンタギロフ
『ドン・キホーテ』は5キャストによる6公演です。
2公演が予定されている唯一のペアは高田 茜さんとスティーヴン・マックレーさんです。
人気・実力、また、日本での上演という地の利も考慮すれば、このペアに人気が集まることは容易に想像できます!
また、ワディム・ムンタギロフさんは、パートナーを替えて2公演に出演します。
相手はヌニェスさんとオシポワさんですが、パートナーが替わることにより、一味も二味も異なる舞台に仕上がりそうです。
「両公演ともに鑑賞したいけど、経済的に…」と、ファンからは嬉しい悲鳴が聞こえてきそうです。
平野亮一さんの主演がないのは残念ですが、個人的にはエスパーダ役で出演するのではないかと思っています。
平野さんのエスパーダは非常に存在感があり、舞台が引き締まるように感じます!
下の予告編映像は、改訂振付をしたカルロス・アコスタさんがマリアネラ・ヌニェスさんと主演したときの舞台です。
エスパーダ演じる平野亮一さんも登場しています。
Don Quixote trailer (The Royal Ballet)
(YouTube / Royal Opera House 公式チャンネル)
映画館で海外の最新の舞台映像を鑑賞できることで大人気のライブ・ビューイング「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2018/19」では、5月17日(金)から23日(木)まで、全国10都市・12劇場で『ドン・キホーテ』を上映する予定です!
日本公演を一ヶ月後に控えた絶妙のタイミングです。
この舞台の主役を努めるのは、日本公演でもペアを組むことが予定されている高田 茜さんとスティーヴン・マックレーさんです。
(スティーヴン・マックレーさんではなく、アレクサンダー・キャンベルさんが出演しました)
皆様ご存知の通り、英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズンには、単なる公演の映像のみならず、作品の理解に役立つ解説があります。
通常は、英国ロイヤル・バレエの元プリンシパルであるダーシー・バッセルさんが案内役となり、開演前や幕間に実況を行います。
舞台美術・衣装、音楽、ステージングなどの関係者のインタビュー映像も交えた臨場感あふれる解説になっています。
なかでも、ケビン・オヘア芸術監督は毎回出演し、作品の理解を深めることができる貴重なお話をされています。
一ヶ月前というタイミングは、生の舞台鑑賞に当たり最高の予習になりそうです!
『ロイヤル・ガラ』(会場:神奈川県民ホール)
【上演時間】 2時間30分(予定)
【演奏】 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
【上演予定作品】
■「シンフォニー・イン・C」
■〈マーゴ・フォンテインに捧ぐ〉より「眠れる森の美女」”ローズ・アダージオ”
■「マノン」より3つのパ・ド・ドゥ
■「ロミオとジュリエット」よりパ・ド・ドゥ
■「白鳥の湖」よりパ・ド・ドゥ
■「三人姉妹」 ほか、アシュトン、ウィールドン、マクレガー、スカーレットの作品を予定
「シンフォニー・イン・C」出演予定者
■6月29日(土)14:00
・ローレン・カスバートソン&ワディム・ムンタギロフ
・マリアネラ・ヌニェス&平野亮一
・高田 茜&アレクサンダー・キャンベル
・ヤスミン・ナグディ&ヴァレンティノ・ズッケッティ
→
金子扶生、マリアネラ・ヌニェス、崔 由姫、ヤスミン・ナグディ
マシュー・ボール、平野亮一、アレクサンダー・キャンベル、ヴァレンティノ・ズッケッティ
■6月30日(日)14:00
・ナターリヤ・オシポワ&スティーヴン・マックレー
・サラ・ラム&リース・クラーク
・崔 由姫&マルセリーノ・サンベ
・フランチェスカ・ヘイワード&アクリ瑠嘉
→
金子扶生、サラ・ラム、マヤラ・マグリ、フランチェスカ・ヘイワード
マシュー・ボール、リース・クラーク、マルセリーノ・サンベ、アクリ瑠嘉
【6/22追記】高田 茜さんとスティーヴン・マックレーさんの怪我による降板に伴う「シンフォニー・イン・C」出演キャストの変更について追記しました。
『ロイヤル・ガラ』について
神奈川県民ホールで上演されるのはガラ公演ですが、限られた日程で英国ロイヤル・バレエの魅力を最大限に堪能するために選び抜かれた演目のように感じられます。
とくに、演劇性の高い「ロミオとジュリエット」と「マノン」の2演目を期待しているファンは多いでしょう。
「シンフォニー・イン・C」以外のキャストは未定ですが、キャスト発表までチケット購入を待つのか、両日とも購入していまうのか、1日しか行けないのであれば大博打に出るのか、ファンにとっては究極の選択を迫られます。(笑)
また、「シンフォニー・イン・C」では大勢のダンサーが出演するため、いっぺんに多くのダンサーを観ることができるメリットがある反面、ファンはどこに視線を持っていけば良いのか迷ってしまうデメリットもあります。
贅沢な悩みですね!(笑)
下の映像は、『ロミオとジュリエット』から有名な「バルコニーのパ・ド・ドゥ」です。
演じているのはローレン・カスバートソンさんとフェデリコ・ボネッリさんです。
Romeo and Juliet – extract from the Balcony pas de deux (The Royal Ballet)
(YouTube / Royal Opera House 公式チャンネル)
下の映像は『マノン』から「寝室のパ・ド・ドゥ」です。
演じているのはマリアネラ・ヌニェスさんとフェデリコ・ボネッリさんです。
Manon – Act I, ‘Bedroom’ pas de deux (The Royal Ballet)
(YouTube / Royal Opera House 公式チャンネル)
映像をご覧いただき、英国ロイヤル・バレエが演じる舞台の雰囲気を味わっていただけましたか?
ケネス・マクミランの代表作『ロミオとジュリエット』と『マノン』の二つの演目から有名なパ・ド・ドゥの映像を紹介しましたが、いずれの映像にもフェデリコ・ボネッリさんが出演しています。
フェデリコ・ボネッリさんも来日予定メンバーに入っていますが、具体的な出演予定は明らかになっていません。
最後に
英国ロイヤル・バレエ団 2019年日本公演については、まだ情報が出揃っていませんが、現時点で公表されている情報をもとにお知らせしました。
英国ロイヤル・バレエ団 2019年日本公演の詳細はこれから徐々に明らかになっていくことと思います。
6月の来日とはいえ、良い席を確保するには早く鑑賞日を決めなくてはいけませんし、時はあっという間に流れてしまいます。
このブログでは英国ロイヤル・バレエ団の日本公演に向けて情報収集に務め、皆様の鑑賞のお役に立てるような情報を提供できるように努力いたします。
楽しみにお待ち下さい!
(注)「NATALIA OSIPOVA」は、「ナタリア・オシポワ」と表記されることもありますが、このページでは、主催者(公益財団法人日本舞台芸術振興会)が使用している表記「ナターリヤ・オシポワ」に合わせています。