島根県大田市で生まれ育った世界的舞踊家である石田種生（いしだ・たねお／1929－2012）の改訂版『白鳥の湖』全幕が、故郷である島根の若手ダンサー達によって2019年3月31日（日）に島根県民会館にて上演されます。
新国立劇場バレエ団から北村香菜恵さんが、石田さんに縁のある東京シティ・バレエ団からキム・セジョンさんらも出演します。
島根が生んだ石田種生の世界 『白鳥の湖』全幕 ～松江公演～ 概要
石田種生について
石田種生（いしだ・たねお／1929－2012）さんは、服部・島田バレエ団、青年バレエ・グループを経て昭和30年に松山バレエ団に入団し、同43年に東京シティ・バレエ団の創立に関わり、のちに理事長となった人物です。
文化庁派遣在外芸術研修員として世界を巡ったときに「文化・芸術を生み出すのは、その国の風土だ」と気づき、日本の風土を生かした制作に励んだといいます。
今回上演される『白鳥の湖』でも、ところどころに日本庭園にみられる造形美などから着想を得たオリジナルな要素が含まれているそうです。
2018年3月には、東京シティ・バレエ団が創立50周年記念公演として石田種生版『白鳥の湖』を上演し、好評を博しています。
今回の上演にも東京シティ・バレエ団からキム・セジョンさん、李 悦さんが出演します。
昨年、石田版『白鳥の湖』に出演したばかりの石田種生さんの世界をよく知るダンサーが合流することにより、故郷である島根の若手ダンサー達も心強く感じていると思います。
今回の上演に併せて2019年3月28日（木）～3月31日（日）の期間、島根県民会館・展示室にて「石田種生の世界 特別展示」が行われています。
3月28日（木）19:00から執り行われるオープニングセレモニーでは、レクチャーと若佐久美子バレエスクール10周年のために石田種生さんが振り付けた『風花（かざはな）』のデモンストレーションもあります。
入場無料ですので、気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか。
島根が生んだ石田種生の世界 『白鳥の湖』全幕 ～松江公演～
『白鳥の湖』（全幕） 石田種生 生誕90周年記念公演
■日程：2019年3月31日（日）14:00開演（13:30開場）
■会場：島根県民会館 大ホール（島根県松江市殿町158／JR松江駅よりバスで約10分）
■演出・振付・石田種生（プティパ、イワノフ、ブルメィティス版に基づく）
■出演：
– 北村香菜恵（新国立劇場バレエ団）
– キム・セジョン（東京シティ・バレエ団）
– 李 悦（東京シティ・バレエ団）
– 林 高弘（地主薫バレエ団）
■チケット（全席指定席）：S席6,000円／A席5,000円／B席4,000円（当日券は500円増）
【併催イベント】石田種生の世界（特別展示）
■日程：2019年3月28日（木）～3月31日（日）
■場所：展示室
– 3月28日(木) 19:00～
– オープニングセレモニー
– レクチャー・デモンストレーション「風花（かざはな）」
■料金：入場無料
公演の詳細、最新情報などは、島根が生んだ石田種生の世界実行委員会のFacebookをご確認ください。