英国ロイヤル・バレエ『ロミオとジュリエット』2019年8月23日から上映（英国ロイヤル・オペラ・ハウスシネマシーズン 2018/19）

英国ロイヤル・バレエ団『ロミオとジュリエット』（ロメオとジュリエット）（英国ロイヤル・オペラ・ハウスシネマシーズン 2018/19）が、2019年8月23日（金）から全国のTOHOシネマズなどにて上映されます。

7月22日（月）【21日（日）深夜】に放送されるプレミアムシアターでは、日本を代表するプリンシパル高田茜さんと平野亮一さんが主演する舞台が放送されますが、演劇の国イギリスを代表するプリンシパル　ヤスミン・ナグディさんとマシュー・ボールさんが主演するシネマシーズンの映像もとても魅力的です！

今回は、英国ロイヤル・バレエ団『ロミオとジュリエット』（英国ロイヤル・オペラ・ハウスシネマシーズン 2018/19）について予習したいと思います。

【8/15追加】「マシュー・ボール＆ヤスミン・ナグディ＆アレクサンダー・キャンベル　今をときめくプリンシパル3人による特別インタビュー映像」を追加しました。

英国ロイヤル・バレエ団『ロミオとジュリエット』
（英国ロイヤル・オペラ・ハウスシネマシーズン 2018/19）概要

概要

英国ロイヤル・オペラ・ハウスで上演された最新作を日本にいながらにして映画館の大スクリーンで鑑賞できる「英国ロイヤル・オペラ・ハウスシネマシーズン」は、オペラファンやバレエファンを中心にかなり定着してきましたね！

2018/19シーズンのラストを飾るマクミラン版『ロミオとジュリエット』が、2019年8月23日（金）から全国のTOHOシネマズなどで上映されます。

おなじみ、ウィリアム・シェイクスピアの戯曲を原作とし、セルゲイ・プロコフィエフの心を揺さぶるほど感動的な音楽にケネス・マクミランが振り付けた英国ロイヤル・バレエ団を代表するドラマティック・バレエの傑作です。

主役を務めるのは、演劇の国イギリスを代表するプリンシパルのヤスミン・ナグディさんとマシュー・ボールさんです。

「英国ロイヤル・オペラ・ハウスシネマシーズン」と「NHK BS プレミアムシアター」の違い

7月22日（月）【21日（日）深夜】には、同じく英国ロイヤル・バレエ団の2018/19シーズンに上映された『ロメオとジュリエット』がNHK BS プレミアムシアターで放送されます。

似たような時期に同一演目をテレビ放送と映画館上映で見ることができるのは有り難いのですが、違いは何だろう？と思う方も少なくないのでは。

出演者、収録方法の異なる映像、特典映像といった視点から違いを見ていきたいと思います。

まず、当たり前のことですが、最大の違いは出演者とくに主役です！
シネマシーズンの主演が英国を代表するプリンシパルのヤスミン・ナグディさんとマシュー・ボールさんであるのに対して、プレミアムシアターの主演は日本を代表するプリンシパルの高田茜さんと平野亮一さんです。
当然、出演するダンサーの個性や踊りの質、役柄の解釈と演技が異なれば、舞台から受ける印象は異なったものになるはずです。

二つ目の違いは収録方法の異なる映像です。
高田さんと平野さんが主演した映像は、NHKが独自に収録した映像です。
これは、当初ロメオ役にキャスティングされていたスティーブン・マックレーさんの怪我により、急遽、高田さんと平野さんの日本人プリンシパルが組むことになったため、NHKも急遽、映像収録を決めたのではないかと推察します。
プレミアムシアターの映像がNHKの独自収録映像ということは、「英国ロイヤル・オペラ・ハウスシネマシーズン」の映像と比べて撮影機材やアングル、カットなどが当然異なり、とくに日本人プリンシパル・ペアを意識した映像になっているのではないでしょうか。

三つ目の違いは特典映像です。
プレミアムシアターでは、主演の高田さんと平野さんのインタビュー映像も放送されます！
一方、シネマシーズンでは、通例、開幕前や幕間に、英国ロイヤル・バレエ団の元プリンシパル　ダーシー・バッセルさんの関係者を交えたインタビューや解説を聞いたりする映像があります。
いずれの映像も作品をより深く理解することに大いに役立つこと間違いありません！

同じシーズンに上演された同じ演目ですが、こうして見てみると、鑑賞した印象は大きく異なることが予想されます。
その違いを大いに楽しみたいですね！

スタッフ・出演者

英国ロイヤル・バレエ団『ロミオとジュリエット』（全3幕）

■振付：ケネス・マクミラン（KENNETH MACMILLAN）
■音楽：セルゲイ・プロコフィエフ（SERGEY PROKOFIEV）
■指揮：パーヴェル・ソローキン（PAVEL SOROKIN）
■出演：
ジュリエット：ヤスミン・ナグディ（YASMINE NAGHDI）
ロミオ：マシュー・ボール（MATTHEW BALL）
マキューシオ：ヴァレンティノ・ズケッティ（VALENTINO ZUCCHETTI）
ティボルト：ギャリー・エイヴィス（ゲイリー・エイヴィス）（GARY AVIS）
ベンヴォーリオ：ベンジャミン・エラ（BENJAMIN ELLA）
パリス：ニコル・エドモンズ（NICOL EDMONDS）
キャピュレット卿：クリストファー・サウンダーズ（CHRISTOPHER SAUNDERS）
キャピュレット夫人：クリスティナ・アレスティス（CHRISTINA ARESTIS）
乳母：クリステン・マクナリー（KRISTEN MCNALLY）
三人の娼婦：ベアトリス・スティクス＝ブルネル（BEATRIZ STIX-BRUNELL）、ミカ・ブラッドベリ（MICA BRADBURY）、ロマニー・パジャック（ROMANY PAJDAK）
マンドリン・ダンス：マルセリーノ・サンベ（MARCELINO SAMBÉ）
モンタギュー卿：ジョナサン・ハウエルズ（JONATHAN HOWELLS）
モンタギュー夫人：タラ＝ブリジット・バフナニ（TARA-BRIGITTE BHAVNANI）
ローレンス神父：ジョナサン・ハウエルズ（JONATHAN HOWELLS）
エスカラス（ヴェローナ大公）：トーマス・ホワイトヘッド（THOMAS WHITEHEAD）
ロザライン：金子扶生

上映概要

■日程：2019年8月23日（金）～8月29日（木）（注：札幌のみ異なります）
■会場：
フォーラム仙台（宮城）
TOHOシネマズ日比谷（東京）
TOHOシネマズ日本橋（東京）
イオンシネマ　シアタス調布（東京）
TOHOシネマズ流山おおたかの森（千葉）
TOHOシネマズららぽーと横浜（神奈川）
TOHOシネマズ名古屋ベイシティ（愛知）
イオンシネマ京都桂川（京都）
大阪ステーションシティシネマ（大阪）
TOHOシネマズ西宮OS（兵庫）
中洲大洋映画劇場（福岡）
札幌シネマフロンティア（北海道）のみ8月30日（金）～9月5日（木）
■タイム・スケジュール：
未定（分かり次第、追記します）