草彅剛主演映画『ミッドナイトスワン』9/25(金)全国ロードショー/YAGP日本ファイナリスト服部樹咲の演技にも注目!

草彅 剛さんが主演する映画『ミッドナイトスワン』が、2020年9月25日(金)からTOHOシネマズ日比谷他で全国ロードショーされます。

トランスジェンダーとして身体と心の葛藤を抱えながら新宿を舞台に生きる凪沙(なぎさ)と、母親から虐待を受け育児放棄されるもバレエダンサーになることを夢見る少女・一果(いちか)との交流を通して「切なくも美しい現代の愛の形」を描いた作品です。

凪沙を草彅 剛さんが演じ、一果をユース・アメリカ・グランプリ(YAGP)日本ファイナリストなどの実績のある服部樹咲さん(新人)が演じ、随所に登場するバレエシーンでは見事な踊りを披露しています。

【9/10追記】
925秒(15分25秒)の予告編を追加しました!
映画の魅力がひしひしと伝わってくる必見の動画です。

【9/22追記】
9/27(日)に実施される舞台挨拶について追記しました。

映画『ミッドナイトスワン』

どんな映画?

【あらすじ】
新宿のニューハーフショークラブ「スイートピー」で働き、日々身体と心の葛藤を抱えながら生きているトランスジェンダーの凪沙のもとに、故郷の広島から母親から虐待を受け愛を知らずに育った親戚の娘である一果が預けられます。

叔父だと思い訪ねた一果は凪沙の姿を見て戸惑いますが、ここで孤独な二人が出会い、擬似親子の奇妙な生活が始まります。

ある日、バレエ教室の前を通りかかった一果は、バレエ講師の片平実花(真飛 聖)に声をかけられ、バレエのレッスンを受けることになります。

生きづらさを感じ生活も困窮する二人ですが、凪沙はバレリーナになるという一果の夢を応援し、一果のために生きようとします・・・

【リアリティを追求】
『ミッドナイトスワン』で脚本・監督を手がけた内田英治さんは、『下衆の愛』(2016年)やNETFLIXドラマ『全裸監督』(2019年)などで有名ですが、実は、バレエ公演やバレエ映画を見たり、バレエ漫画も読んだりするほどバレエに関心があるそうです。

バレエ映画とトランスジェンダーを主人公とした映画の企画が別々にあり、バレエ映画は多くの人に見てもらえないので、二つの要素を合わせ、この作品ができました。

この映画は、バレエをやっている人に見て欲しいとの内田監督の強い思いからバレエシーンにリアリティを求め、バレリーナを目指す一果役のオーディションはバレエ経験者のみを対象にして実施したそうです。

また、ニューハーフショークラブ「スイートピー」で凪沙と共に働くアキナ役として出演している真田怜臣さんは本人もトランスジェンダーであり、内田監督の脚本執筆の際にはトランスジェンダーという立場から実体験を元にアドバイスをしてリアリティを高めています。

YAGP日本ファイナリスト服部樹咲さんが見事な踊りを披露

随所に登場するバレエシーンにリアリティを持たせるため、バレリーナを目指す一果役はバレエ経験者のみを対象にしてオーディションが実施されました。

1,000人の中から映像審査で選ばれた100人が、内田監督の目の前で実際に踊った結果、バレエコンクールでの入賞経験もある服部樹咲さんが見事ヒロインの座を射止めます。

内田監督は服部さんを「演技未経験ながらも服部さんの踊りを見ていると泣けてきて、演技ははじめてでも佇まいは女優だった」と評しています。

一果の才能を見出すバレエ講師・片平実花役を宝塚歌劇団出身の真飛 聖さんが演じ、一果の同級生であり同じバレエ教室のライバルでもあるりん役もバレエ経験がある上野鈴華さんが演じることにより脇を固めています。

ユース・アメリカ・グランプリ(YAGP)が撮影協力し、オーストリア・グラーツ州立オペラハウス・バレエや新国立劇場バレエ団などで活躍した千歳美香子さんがバレエ監修をしています。

内田監督がバレエをやっている人に見て欲しいとこだわったバレエシーンが随所に登場し、とくに一果がバレエコンクールで踊る『白鳥の湖』『アルレキナーダ』などのシーンは見どころとなっています。

服部樹咲(桜田一果役)さん

2006年7月4日生まれ
愛知県出身の服部樹咲さんは4歳からバレエを始め、さまざまなバレエコンクールで入賞している実力者です。

・第76回NAMUEバレエコンクール名古屋 第1位(小学生低学年部門)
・平成29年・30年ユースアメリカグランプリ日本ファイナル進出
・NBAジュニアバレエコンクール東京2018 第1位(小学6年部門)
など

NBAジュニアバレエコンクールでは、映画にも登場する「アルレキナーダ」を踊り、見事、第1位を受賞しています。

予告編映像

9月25日公開『ミッドナイトスワン』60秒予告
9月25日公開『ミッドナイトスワン』60秒予告
映画『ミッドナイトスワン』925秒(15分25秒)予告映像
映画『ミッドナイトスワン』925秒(15分25秒)予告映像

世界最長だという925秒(15分25秒)予告映像が9月10日に公開されました。
演技だと感じさせない、とにかく自然な描写に引き込まれ、渋谷慶一郎さんが担当した音楽にグッと来ます。

上映概要

ミッドナイトスワン MIDNIGHT SWAN

日程・会場
2020年9月25日(金)からTOHOシネマズ日比谷他で全国ロードショー

キャスト
凪沙(なぎさ):草彅 剛(くさなぎ・つよし)
桜田一果(さくらだ・いちか):服部樹咲(はっとり・みさき/新人)
瑞貴(凪沙の同僚):田中俊介(たなか・しゅんすけ)
キャンディ(凪沙の同僚):吉村界人(よしむら・かいと)
アキナ(凪沙の同僚):真田怜臣(さなだ・れお)
桑田りん(一果の同級生・ライバル):上野鈴華(うえの・りんか)
桑田真祐美(りんの母親):佐藤江梨子(さとう・えりこ)
桑田正二(りんの父親):平山祐介(ひらやま・ゆうすけ)
武田和子(凪沙の母):根岸季衣(ねぎし・としえ)
桜田早織(一果の母親):水川あさみ(みずかわ・あさみ)
洋子ママ:田口トモロヲ(たぐち・ともろを)
片平実花(バレエ講師):真飛 聖(まとぶ・せい)

監督/脚本:内田英治(「全裸監督」「下衆の愛」)
配給:キノフィルムズ ©2020 Midnight Swan Film Partners
公式サイト:https://midnightswan-movie.com

※8月28日(金)よりオリジナルポストカード付ムビチケ前売券(カード)発売開始!
上映劇場(一部、劇場を除く)及びメイジャー通販サイトにて販売。

【舞台挨拶】9月27日(日)

【舞台挨拶付上映&舞台挨拶生中継付上映】
舞台挨拶がTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、この模様を全国145館へ生中継されます。
■日程:2020年9月27日(日)13:00の回 上映前(舞台挨拶終了後、本編上映開始)
■舞台挨拶会場:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ
■登壇者:草彅 剛、服部樹咲、水川あさみ、内田英治監督(予定)
■料金:一律 2,100円(※ムビチケカード・各種割引使用不可)
■購入方法:<チケットぴあ>での取扱い。(チケットぴあにて残席がある場合のみ劇場にて販売)
■先行抽選販売:「プレリザーブ」申込受付期間:9月19日(土))11:00~ 9月24日(木))11:00
※抽選結果発表は9月25日(金)18:00頃
詳細は公式サイトをご確認ください。

「ひと足お先に見せます上映」
9月10日(木)18:00~

9月25日(金)の公開に先駆け、TOHOシネマズ全国64館にて9月10日(木)18:00から「ひと足お先に見せます上映」が実施されます。

上映会当日の来場者には、この日限定配布の「ミッドナイトスワン」オリジナルうちわがプレゼントされるそうです!

■チケット販売開始:9月6日(日)
・劇場窓口販売:劇場オープンにあわせて
・WEB 販売:9月6日(日)0:00〜
■鑑賞料金:通常料金(ムビチケ使用可、無料鑑賞は不可)

内田英治監督 映画の公開に先立ち、小説『ミッドナイトスワン』を執筆

映画の劇場版公開に先立つ7月8日(水)には、内田英治監督初の小説となる同名小説が発売されており、登場人物たちの知られざる物語やバックグラウンドが明かされています。

内田監督によると「映画では描かれていない、凪沙の恋の話や、一果に対する心の声、さらには一果がなぜバレエに夢を抱くようになったのか など、新エピソードを交えております」とのこと。

映画の公開が待ちきれない方、観賞後にもっと深く作品のことを理解したいと感じた方など、小説でも味わってみてはいかがでしょうか。

ダンスマガジン 2020年11月号
服部樹咲さんのインタビュー掲載

バレエファン必読の雑誌『ダンスマガジン 2020年11月号』(新書館)では、映画『ミッドナイトスワン』で桜田一果を演じている14歳の新星、服部樹咲さんのインタビューが掲載されています。