【TV】ハンブルク・バレエ『ゴースト・ライト』(プレミアムシアター/2021年4月18日)菅井円加さん出演!

2021年4月18日(日)午後11時20分(23:20)からのNHK BS プレミアムシアターでは、ハンブルク・バレエ『ゴースト・ライト』、沼尻 竜典指揮   NHK交響楽団演奏会、キャメロン・カーペンター オルガン・リサイタルが放送されます。

ハンブルク・バレエ『ゴースト・ライト』は、新型コロナウイルス感染症のパンデミックという特殊な状況においてジョン・ノイマイヤーによって創作され2020年9月に世界初演された作品です。

今回は、ハンブルク・バレエ『ゴースト・ライト』について紹介します。

この記事では「沼尻 竜典指揮   NHK交響楽団演奏会」「キャメロン・カーペンター オルガン・リサイタル」については触れていません。

NHK BS プレミアムシアター
2021年4月18日(日)放送概要

■日程:2021年4月18日(日)午後11時20分~午前3時50分
■チャンネル:NHK BS プレミアム
■放送内容:
◇本日の番組紹介(1)(23:20:00~23:21:40)
◇沼尻 竜典指揮   NHK交響楽団演奏会(23:21:40~0:59:30)
◇本日の番組紹介(2)(0:59:30~1:01:30)
◇ハンブルク・バレエ『ゴースト・ライト』(1:01:30~2:49:00)
◇キャメロン・カーペンター オルガン・リサイタル(2:51:30~3:50:00)
■公式サイト:https://www4.nhk.or.jp/premium/

ハンブルク・バレエ『ゴースト・ライト』
Hamburg Ballet Ghost Light

『ゴースト・ライト』というタイトルを見ると「幽霊をテーマにした演目か」と思ってしまいましたが、そうではなく、リハーサルやパフォーマンスの後に、支柱に乗ったライトを点灯させ舞台の中央に置く、という米国の演劇の伝統から来ているそうで、これは誰もステージを使用できないことを意味するそうです。

ステージでリハーサルやパフォーマンスが再開されるまで、ゴースト・ライトは灯し続けられます。

ハンブルク・バレエは、新型コロナウイルス感染症によるロック・ダウンを経て、2020年4月29日からは感染症対策を講じたうえで少人数によるグループでのクラスから再開されました。

ジョン・ノイマイヤーは、カンパニーの活動が再開されるや作品の創作に着手し、フランツ・シューベルトのピアノ曲を用いた『ゴースト・ライト』が産み出されました。

ソーシャル・ディスタンスに配慮するため、2人から8人の小グループに別れた断片により構成されたアンサンブルのような作品で、ジョン・ノイマイヤーによれば、交響曲の個別の楽器のラインもしくは伝統的な日本食のようなもので、慎重に配置された「美味しい」小品の連なりで、一つの作品として組み合わされ完成した作品にするためには、再び、我々が近寄り触れ合うことが許されるかどうかにかかっている、と述べています。

いつ、どこで、この作品を上演できるのかも分からない状況から創作活動が始められた『ゴースト・ライト』でしたが、2020年9月6日、ついにハンブルク国立歌劇場でハンブルク・バレエにより世界初演されました。

ハンブルク・バレエは、2021年3月に日本公演を行い『ゴースト・ライト』も上演される予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響により中止となっています。

今回のプレミアムシアターは、日本公演を楽しみにしていた方はとくに見逃せませんね!

キャスト・スタッフ

シルヴィア・アッツォーニ
エレーヌ・ブシェ
アンナ・ラウデール
菅井円加
ヤコポ・ベルーシ
クリストファー・エヴァンズ
エドウィン・レヴァツォフ
アレクサンドル・リアブコ
ほか ハンブルク・バレエ

ピアノ:ダヴィッド・フレイ

振付・舞台美術・照明・衣装:ジョン・ノイマイヤー
衣装(『椿姫』『くるみ割り人形』):ユルゲン・ローゼ
音楽:フランツ・シューベルト

収録:2020年10月8・9・10日 バーデン・バーデン祝祭劇場(ドイツ)

(参考動画)
Ghost Light – A Ballet in the Time of Corona by John Neumeier

ハンブルク・バレエはYouTube公式チャンネルで『ゴースト・ライト』を紹介した動画を2020年10月5日に公開しています。

プレミアムシアターで放送される映像は2020年10月8・9・10日にドイツのバーデン・バーデン祝祭劇場で収録されたもので、このYouTubeの動画とは異なる映像です。

Ghost Light – A Ballet in the Time of Corona by John Neumeier

(参考情報)
菅井円加さんの舞台出演情報

ハンブルク・バレエでプリンシパルとして活躍している菅井円加さんも『ゴースト・ライト』に出演していましたが、2021年3月のハンブルク・バレエ日本公演が中止されたこともあり、彼女の踊りを日本の劇場で鑑賞できないものかと思った方も多いはず。

2021年夏に日本で上演される公演で、菅井円加さんの出演が決まっている公演を紹介します。

第16回 世界バレエフェスティバル

世界的なダンサーが一堂に会し、3年に一度、日本で開催されるガラ公演です。

この公演に出演できるのは世界的に活躍しているトップダンサーのみであることから、ダンサーにとっても出演することは大変名誉なことであり、トップダンサー同士の交流を図る機会にもなっています。

なんと、菅井円加さんもこの公演に出演することが決まっています!!!

【日程】2021年8月13日(金)〜8月22日(日)(全8公演)
 ■Aプログラム
  8月13日(金) 14:00 
  8月14日(土) 14:00 
  8月15日(日) 14:00 
  8月16日(月) 14:00
 ■Bプログラム
  8月19日(木) 14:00 
  8月20日(金) 14:00 
  8月21日(土) 14:00 
  8月22日(日) 14:00
【会場】東京文化会館(東京・上野)

【演目】
 「海賊」
 「ドン・キホーテ」 
 「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」 
 「ジュエルズ」より“ダイヤモンド” 
 「グラン・パ・クラシック」 
 「マルグリットとアルマン」 
 「オネーギン」
 「ロミオとジュリエット」 
 「3つのプレリュード」 ほか
(注)A・Bプロいずれかで上演。プログラム詳細は6月に発表予定。

【出演者】(3月29日現在)
 アマンディーヌ・アルビッソン(パリ・オペラ座バレエ)
 マリーヤ・アレクサンドロワ(ボリショイ・バレエ)
 エリサ・バデネス(シュツットガルト・バレエ)
 アレッサンドラ・フェリ(英国ロイヤル・バレエ/アメリカン・バレエ・シアター)
 ドロテ・ジルベール(パリ・オペラ座バレエ)
 サラ・ラム(英国ロイヤル・バレエ)
 マリアネラ・ヌニェス(英国ロイヤル・バレエ)
 オニール八菜(パリ・オペラ座バレエ)
 タマラ・ロホ(イングリッシュ・ナショナル・バレエ)
 ヤーナ・サレンコ(ベルリン国立バレエ)
 オリガ・スミルノワ(ボリショイ・バレエ)
 菅井円加(ハンブルク・バレエ)
 ディアナ・ヴィシニョーワ(マリインスキー・バレエ)

 マチュー・ガニオ(パリ・オペラ座バレエ)
 マルセロ・ゴメス(ドレスデン・バレエ)
 デヴィッド・ホールバーグ(オーストラリア・バレエ)
 イサック・エルナンデス(イングリッシュ・ナショナル・バレエ)
 マチアス・エイマン(パリ・オペラ座バレエ)
 キム・キミン(マリインスキー・バレエ)
 ウラディスラフ・ラントラートフ(ボリショイ・バレエ)
 ユーゴ・マルシャン(パリ・オペラ座バレエ)
 ワディム・ムンタギロフ(英国ロイヤル・バレエ)
 ジル・ロマン(モーリス・ベジャール・バレエ)
 ダニール・シムキン(アメリカン・バレエ・シアター/ベルリン国立バレエ)
 アレクサンドル・トルーシュ(ハンブルク・バレエ)
 フリーデマン・フォーゲル(シュツットガルト・バレエ)

【公式サイト】https://www.nbs.or.jp/stages/2021/wbf/index.html