英国ロイヤル・バレエ ベアトリス・スティックス=ブルネル 2020/21シーズン末に退団

6月3日、英国ロイヤル・バレエは、11年間在籍したファースト・ソリストのベアトリス・スティックス=ブルネルさんが、米国カリフォルニアのスタンフォード大学でアカデミックなキャリアをスタートするため、今シーズンで退団することを発表しました。

ベアトリス・スティックス=ブルネル(Beatriz Stix-Brunell)さんは、スクール・オブ・アメリカン・バレエ、パリ・オペラ座バレエ学校で学び、14歳のときにはクリストファー・ウィールドンの招きによりウィールドン自身のカンパニー「モルフォーセス」に入団しています。

英国ロイヤル・バレエには2010年にアーティストとして入団し、2012年にソリスト、2016年にファースト・ソリストに昇格しました。

主演デビューは早く、入団した2010年にクリストファー・ウィールドンの『不思議の国のアリス』でタイトルロールを演じています。

英国ロイヤル・バレエでのレパートリーには、リラの精(眠れる森の美女)、金平糖の精(くるみ割り人形)、ジュリエット(ロミオとジュリエット)、アリス(不思議の国のアリス)、エメラルド(ジュエルズ)などがあります。

ベアトリス・スティックス=ブルネルさんの最後の舞ステージは、6月27日〜7月11日に上演される「Beauty Mixed Programme」になる予定です。

Beauty Mixed Programme
 ヴァレンティノ・ズケッティ振付『Anemoi
 ディヴェルティスマン
 『眠れる森の美女』第3幕より

Jewels – ‘Emeralds’ first variation (George Balanchine; Beatriz Stix-Brunell; The Royal Ballet)

ジョージ・バランシン『ジュエルズ』よりエメラルドのバリエーションをベアトリス・スティックス=ブルネルさんが踊っている動画です。

Jewels – 'Emeralds' first variation (George Balanchine; Beatriz Stix-Brunell; The Royal Ballet)
YouTube Royal Opera House チャンネル

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ベアトリス・スティックス=ブルネルさんが主演している DVD や Blu-ray 等はないようですが、高田 茜さんとアレクサンダー・キャンベルさんが主演している英国ロイヤル・バレエイ『ドン・キホーテ』(ブルーレイ)には、崔 由姫さんとともにキトリの友人役で出演しています。