【TV】マリインスキー・バレエ『ドン・キホーテ』&バットシェバ・ヤング・アンサンブル『Sadeh(サデ)21』(プレミアムシアター/2021年7月18日)

2021年7月18日(日)午後11時20分(23:20)からのNHK BS プレミアムシアターでは、マリインスキー・バレエ『ドン・キホーテ』バットシェバ・ヤング・アンサンブル『Sadeh(サデ)21』が放送されます。

マリインスキー・バレエ『ドン・キホーテ』では、マリインスキーを代表するプリンシパル、ヴィクトリア・テリョーシキナさんとキム・キミンさんが主演し、若手期待のファースト・ソリスト、マリア・ホーレワさんが森の女王を演じています。

この記事では「広上淳一 指揮 NHK交響楽団演奏会」については触れていません。

NHK BS プレミアムシアター
2021年7月18日(日)放送概要

■日程:2021年7月18日(日)午後11時20分~午前4時10分
■チャンネル:NHK BS プレミアム
■放送内容:
◇本日の番組紹介(1)(23:20:00~23:21:40)
◇広上淳一 指揮 NHK交響楽団演奏会(23:21:40~0:46:00)
◇本日の番組紹介(2)(0:46:00~0:48:30)
◇マリインスキー・バレエ『ドン・キホーテ』(0:48:30~2:50:00)
◇バットシェバ・ヤング・アンサンブル『Sadeh(サデ)21』【再放送】(2:52:30~4:10:00)
■公式サイト:https://www4.nhk.or.jp/premium/

マリインスキー・バレエ『ドン・キホーテ』(全3幕)

世界最高峰のカンパニーであるマリインスキー・バレエを代表する二人のプリンシパル、ヴィクトリア・テリョーシキナさんとキム・キミンさんが主演したマリインスキー・バレエ『ドン・キホーテ』が、2021年7月18日放送のプレミアムシアターに登場します。

二人は2018年に開催されたマリインスキー・バレエ日本公演でも『ドン・キホーテ』に主演しており、その公演を鑑賞したファンにとっては、興奮が蘇ってくるのではないでしょうか。
来日公演を鑑賞できなかったファンにとっては見逃すことのできない、とても有り難い機会です。

宿屋の娘キトリを演じるヴィクトリア・テリョーシキナさんは、2001年にワガノワ・バレエ・アカデミーを卒業してマリインスキー・バレエに入団し、2006年にプリンシパルに昇格したマリインスキーを代表するベテラン・ダンサーで正確なテクニックに定評があります。

キトリの恋人バジルを演じる韓国ソウル出身のキム・キミンさんは、韓国芸術総合学校を卒業後、2011年にマリインスキー・バレエの研修生となり、2012年に外国人として初めてのファースト・ソリストとして正式に入団し、2015年にプリンシパルに昇格した人気ダンサーです。

日本公演でも会場をどよめかせた高いジャンプなど、バジルはキム・キミンさんの魅力が発揮される役柄です。

パリ・オペラ座バレエやアメリカン・バレエ・シアター、ウィーン国立バレエなど世界最高峰のバレエ団にも客演している、最も旬なダンサーの一人で、8月開催の世界のトップダンサーが一堂に会すバレエ界の一大イベント「世界バレエフェスティバル」にも出演することが決まっているので、関心を持たれた方は「世界バレエフェスティバル」でキム・キミンさんの生の踊りを鑑賞してみてはいかがでしょうか。

2018年の日本公演ではキトリも演じたファースト・ソリストのレナータ・シャキロワさんもヴァリエーションで出演し、同じ公演で森の女王(森の精の女王)を演じたマリア・ホーレワさんは、今回の放送でも森の女王で出演しています。

サンクトペテルブルク出身のマリア・ホーレワさんは、ワガノワ・バレエ・アカデミー在学中から注目され、アカデミー卒業後の2018年7月にマリインスキー・バレエに入団し、11月にはファースト・ソリストに昇格した将来を嘱望される若手ダンサーで、先日ファースト・ソリストに昇格した永久メイさんとは同い年でリスペクトし合う仲です。

なお、永久メイさんは日本公演ではキューピッド役で出演しましたが、今回放送される舞台のキューピッド役はタマラ・ギマディエワさんが演じており、他の役も含めて永久メイさんが出演しているのかどうかは不明です。

【参考記事】マリインスキー・バレエ オレシア・ノヴィコワがプリンシパルに昇格、永久メイはファースト・ソリストに昇格(2021年6月)

【参考記事】《東京》第16回世界バレエフェスティバル 2021年8月に東京文化会館で開催

音楽:ルドヴィク・ミンクス
原振付:マリウス・プティパ
改訂振付:アレクサンドル・ゴルスキー
追加振付:ニーナ・アニシモワ、フョードル・ロプホフ

キトリ(宿屋の娘) : ヴィクトリア・テリョーシキナ
バジル(キトリの恋人) : キム・キミン
ドン・キホーテ : ソスラン・クラエフ
サンチョ・パンサ(ドン・キホーテの従者) : ダニール・ロパーティン
ロレンツォ(キトリの父) : ニコライ・ナウモフ
ガマーシュ(裕福な貴族) : ドミートリ・プハチョフ
エスパーダ(人気の闘牛士) : ロマン・ベリャコフ
メルセデス : オリガ・ベリク
森の女王 : マリア・ホーレワ
キューピッド : タマラ・ギマディエワ
ヴァリエーション : レナータ・シャキロワ
マリインスキー劇場バレエ団
ワガノワ・バレエ学校

管弦楽 : マリインスキー劇場管弦楽団
指揮 : アルセーニ・シュプリャコフ

収録:2021年2月2・4日 マリインスキー劇場(サンクトペテルブルク)

今回放送される『ドン・キホーテ』に主演しているヴィクトリア・テリョーシキナさんとキム・キミンさんのペアが出演しているマリインスキー・バレエ『海賊』のBlu-rayが発売されています。
ヴィクトリア・テリョーシキナさんがメドーラ役、キム・キミンさんがアリ役、ティムール・アスケロフさんがコンラッド役で出演し、マリア・ホーレワさんもオダリスクで出演しています。
今回の放送を見て気になった方はこちらもおすすめです。

また、ヴィクトリア・テリョーシキナさんがザンダー・パリッシュさんとともに主演しているマリインスキー・バレエ『ライモンダ』のBlu-rayも発売されています。

バットシェバ・ヤング・アンサンブル『Sadeh(サデ)21』【再放送】

コンテンポラリー・ダンスの鬼才オハッド・ナハリンの代表作の一つ『Sadeh21(サデ21)』をバットシェバ舞踊団のジュニア・カンパニー バットシェバ・ヤング・アンサンブル(BATSHEVA – THE YOUNG ENSEMBLE)が2018年10月にパリのシャイヨー劇場で上演した映像です。

バットシェバ・ヤング・アンサンブルは、バットシェバ舞踊団の芸術監督だったオハッド・ナハリンによって若手ダンサーのために設立され、振付支援、厳格なスタジオ・トレーニング、国内外のツアー、学校などへダンスを広める活動などが行われています。

バットシェバ・ヤング・アンサンブルのオーディションを受けるために、毎年、約400名のダンサーがカンパニーのあるイスラエルのテルアビブを訪れています。

バットシェバ舞踊団のダンサーのほとんどがバットシェバ・ヤング・アンサンブルの出身者です。

振付:オハッド・ナハリン
出演:バットシェバ・ヤング・アンサンブル
収録:2018年10月27日 国立シャイヨー劇場(パリ)

【関連動画】SADEH21 by Ohad Naharin performed by Batsheva – The Young Ensemble(YouTube Batsheva Dance Company チャンネル)