2020年7月19日(日)午後11:20(23:20)からのNHK BS プレミアムシアターでは、英国ロイヤル・バレエのミックス・プログラム『ダンシズ・アット・ア・ギャザリング』 /『ザ・チェリスト』が放送されます。
キャシー・マーストンが夭折の天才チェリスト、ジャクリーヌ・デュ・プレの生涯を描いた世界初演作品とジェローム・ロビンズのエレガントな作品によるダブル・ビル公演です。
ダブル・ビル公演に続いては、マーストン新作のモデルとなった天才チェリスト、ジャクリーヌ・デュ・プレのドキュメンタリーも放送されます。
NHK BS プレミアムシアター
2020年7月19日(日)放送概要
■日程:2020年7月19日(日)23:20~
■チャンネル:NHK BS プレミアム
■放送内容:
◇本日の番組紹介(23:20:00~23:24:00)
◇英国ロイヤル・バレエ
『ダンシズ・アット・ア・ギャザリング』(23:24:00~0:37:00)
『ザ・チェリスト』(0:37:30~1:45:30)
◇ドキュメンタリー「ジャクリーヌ・デュ・プレとエルガーのチェロ協奏曲」
(1982年 イギリス)※1967年制作のドキュメンタリーの再編集版(1:45:30~2:48:00)
◇ミラノ・スカラ座バレエ『海賊』【再放送】(2:50:00~4:40:00)
2020年7月19日(日)23:20からのNHK BS プレミアムシアターは、バレエ公演2種とドキュメンタリーを放送します。
今回は、英国ロイヤル・バレエの公演2演目とドキュメンタリーを紹介し、ミラノ・スカラ座バレエ『海賊』は別の記事で紹介しています。

英国ロイヤル・バレエ
『ダンシズ・アット・ア・ギャザリング』
『ザ・チェリスト』
7月19日(日)のプレミアムシアターは、英国ロイヤル・バレエのミックス・プログラム、『ダンシズ・アット・ア・ギャザリング』 /『ザ・チェリスト』が放送されます。
キャシー・マーストンが夭折の天才チェリスト、ジャクリーヌ・デュ・プレの生涯を描いた世界初演作品とジェローム・ロビンズのエレガントな作品によるダブル・ビル公演です。
最初の作品『ダンシズ・アット・ア・ギャザリング』は、1969年にジェローム・ロビンズがニューヨーク・シティ・バレエに振り付けた作品です。
5組のカップルのためのエレガントな作品には、プリンシパル6名とファースト・ソリスト4名が出演している贅沢さで、役名はそれぞれのダンサーが着ている衣装の色を表しています。
このミックス・プログラムでは、『白鳥の湖』や『フランケンシュタイン』を振り付けたリアム・スカーレットの新作が予定されていましたが、都合により『ダンシズ・アット・ア・ギャザリング』に変更されました。
キャシー・マーストンは英国ロイヤル・バレエ・スクールで学び、2002年から2007年の期間には、英国ロイヤル・オペラ・ハウスのアソシエイト・アーティストとして活躍した英国人振付家です。
2019年に生誕200年を迎えた英国のヴィクトリア女王を描いたノーザン・バレエ『ヴィクトリア』もマーストンの作品で、2020年3月にはプレミアムシアターに登場し、日本でも注目を集めています。
英国ロイヤル・バレエ『ザ・チェリスト』は、夭折の天才チェリスト、ジャクリーヌ・デュ・プレの生涯を描き、2020年2月に初演されました。
ジャクリーヌ・デュ・プレの幼少時代から、現代屈指の指揮者・ピアニストのダニエル・バレンボイムとの出会いと結婚、若くして多発性硬化症を発症しチェロ奏者を引退する波乱の人生を一幕のバレエで表現した作品です。
チェリストをローレン・カスバートソンが、指揮者をマシュー・ボールが演じ、マルセリーノ・サンベはなんと楽器であるチェロを演じています!
ダブル・ビル公演に続いては、『ザ・チェリスト』のモデルとなった天才チェリスト、ジャクリーヌ・デュ・プレ(1945−1987年)のドキュメンタリーも放送されます。
伝説上のチェリストとはいえ、ジャクリーヌ・デュ・プレのことを詳しく知っている方は多くないのではないでしょうか。
『ザ・チェリスト』のモデルとなった人物のドキュメンタリーを合わせて見ることにより作品に対する理解を深めることができる憎い企画ですね。
■管弦楽:英国ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団
■指揮:アンドリア・モリノ
■収録:2020年2月25日 英国ロイヤル・オペラ・ハウス(ロンドン)
『ダンシズ・アット・ア・ギャザリング』
Dances at a Gathering
■振付:ジェローム・ロビンス
■音楽:フレデリック・ショパン
■衣装:ジョー・ユーラ
■出演:
ブリック:アクリ瑠嘉
ピンク:マリアネラ・ヌニェス
モーヴ:フランチェスカ・ヘイワード
アプリコット:ヤスミン・ナグディ
ブルー:金子芙生
グリーン:ラウラ・モレーラ
ブラウン:アレクサンダー・キャンベル
グリーン:ウィリアム・ブレイスウェル
パープル:フェデリコ・ボネッリ
ブルー:ヴァレンティノ・ズケッティ
■ピアノ演奏:ロバート・クラーク
『ザ・チェリスト』(世界初演)
The Cellist
■振付:キャシー・マーストン
■キャシー・マーストン、エドワード・ケンプ
■音楽:フィリップ・リーニー
■舞台装置:ヒルデガード・ベクトラー
■衣装:ブレッヒェ・ファン・バーレン
■照明:ジョン・クラーク
■出演(ダンサー):
チェリスト:ローレン・カスバートソン
楽器:マルセリーノ・サンベ
指揮者:マシュー・ボール
チェリスト(少女時代):エマ・ルカノ
姉(少女時代):ローレン・ゴッドフリー
母:クリステン・マクナリー
父:トーマス・ホワイトヘッド
姉:アナ・ローズ・オサリヴァン
チェロ教師:ギャリー・エイヴィス、ニコル・エドモンズ、ベンジャミン・エラ
音楽学校の友人:アクリ瑠嘉、ポール・ケイ、ジョセフ・シセンズ
■チェロ演奏:ヘティ・スネル
■コンサートマスター:セルゲイ・レヴィーチン
ドキュメンタリー
「ジャクリーヌ・デュ・プレとエルガーのチェロ協奏曲」
(1982年 イギリス)※1967年制作のドキュメンタリーの再編集版
■出演
ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ奏者)
ダニエル・バレンボイム(ピアニスト/指揮者)
ジョン・バルビローリ(指揮者)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団 ほか
関連動画
『ダンシズ・アット・ア・ギャザリング』関連動画
ピンクのマリアネラ・ヌニェスとパープルのフェデリコ・ボネッリによるパ・ド・ドゥ
ステージングのベン・ヒューズ、ピアノのロバート・クラーク、ダンサーのラウラ・モレーラ、マリアネラ・ヌニェス、アレクサンダー・キャンベル、フェデリコ・ボネッリが『ダンシズ・アット・ア・ギャザリング』について語っています。
『ザ・チェリスト』関連動画
『ザ・チェリスト』のトレーラー(予告編)です。
ローレン・カスバートソン(チェリスト)、マルセリーノ・サンベ(楽器)、マシュー・ボール(指揮者)によるパ・ド・トロワです。
振付家のキャシー・マーストン、チェロ演奏のヘティ・スネル、チェリスト役のローレン・カスバートソン、楽器役のマルセリーノ・サンベ、指揮者役のマシュー・ボールが『ザ・チェリスト』について語っています。
【参考】英国ロイヤル・オペラ・ハウス・シネマシーズン
英国ロイヤル・バレエ『ザ・チェリスト/ダンシズ・アット・ア・ギャザリング』は、「英国ロイヤル・オペラ・ハウス・シネマシーズン 2019/20」で5月22日(金)から上映される予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により日程が変更されました。
日程はあらためて発表される予定です。
プレミアムシアターを見逃してしまった方、大きな画面で見たい方は要チェックです。
【7/15追記】
「英国ロイヤル・オペラ・ハウス・シネマシーズン 2019/20」での『ザ・チェリスト/ダンシズ・アット・ア・ギャザリング』の上映は諸般の事情によりできなくなりました。
http://tohotowa.co.jp/roh/news/2020/07/15/20200715/

