2021年9月4日(土)に開催された「西本願寺音舞台」の映像が2021年10月24日(日)の深夜にテレビ放送されます。
世界遺産である京都・西本願寺を舞台に、中村祥子さんやチェリスト宮田大さん、オペラ歌手の錦織 健さんらが出演した舞台です。
2021年「西本願寺音舞台」
音舞台
「音舞台(おとぶたい)」は、「東洋と西洋の出会い」をテーマとした、日本を代表する由緒あるお寺を舞台にした音楽の企画です。
1989年に 始まり、「金閣寺」「泉涌寺」「三千院」「清水寺」「平等院」「東寺」「延暦寺」「醍醐寺」「大覚寺」「二条城」「法隆寺」「萬福寺」「薬師寺」「仁和寺」「東福寺」「唐招提寺」「東大寺」といった名高いお寺を舞台にして開催されています。
「親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要記念」
2021年「西本願寺音舞台」
今年で34回目を迎える「音舞台」は、2021年9月4日(土)に世界遺産である京都・西本願寺で開催され、豪華アーティストによる夢の共演が繰り広げられました。
従来は観客に見守られて開催されてきましたが、今回は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から一般観覧募集が自粛され、無観客での開催となりました。
村松崇継さんが音楽監督を務め、チェリストの宮田 大さん、フルーティストのCocomiさん、オペラ歌手の錦織 健さん、歌手の工藤静香さんらが出演し、バレエダンサーの中村祥子さんは海外でも高く評価されている大石裕香さんによる振付作品を躍られました。
大石裕香さんは、ハンブルク・バレエにおける日本人初のソリストで振付も行なっており、2015年にはハンブルク・バレエを退団してフリーランスの振付家として活躍しています。
2019年に仁和寺で開催された「音舞台」の第32回公演に出演した世界的バレエダンサーであるセルゲイ・ポルーニンさんが踊った作品も大石裕香さんによるものです。
衣装を担当したのは鷲尾華子さんで、劇団四季の衣裳部を経て独立し、日本の素材や技術、文化、伝統を生かしながら現代の様式に合わせた衣装を作られています。
なお、鷲尾華子さんの仕事の取り組みや作品制作に密着したテレビ番組が、2021年「西本願寺音舞台」が放送されるのと同じ10月24日(日)の朝6時15分から、MBS毎日放送「京都知新」にて放送されますので、こちらもぜひご覧ください。
出演者
【音楽監督】村松崇継
宮田 大(チェリスト)
Cocomi(フルーティスト)
中村祥子(バレエダンサー)
錦織 健(オペラ歌手)
工藤静香(歌手)
【振付】大石裕香
【衣裳デザイン】鷲尾華子
曲目
「いのちのプレリュード」 宮田 大
「Earth」 Cocomi、村松崇継
「ビオレンタンゴ」 Cocomi、宮田 大、村松崇継
「Somewhere」 錦織 健、村松崇継
「Pyay for the World」 SILT、村松崇継
「いのちの歌」 工藤静香、宮田大、Cocomi、村松崇継
ほか
『西本願寺音舞台』2021年10月24日 深夜0:30~ MBS発TBS系 全国ネットで放送!
放送情報
西本願寺音舞台
■日程:2021年10月24日(日)深夜0:30〜1:24
■チャンネル:MBS発 TBS系全国ネット
■公式サイト:https://www.kyoto-chishin.com/otobutai/
関連情報
2019年「仁和寺音舞台」(セルゲイ・ポルーニン出演動画)
2019年「仁和寺音舞台」に出演したセルゲイ・ポルーニンさんが、ご自身のYouTubeでそのときの映像を公開されています。
中村祥子さんに振り付けた大石裕香さんが振付を担当され、雅楽を東儀秀樹さんが演奏しています。
Moonlight Sonata – Sergei Polunin, Otobutai Festival, Japan
Live Piano Performance – Sergei Polunin, Otobutai Festival, Kyoto Japan
なお、セルゲイ・ポルーニンさんは、初となる日本単独公演を2020年5月に予定していましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により2021年6月に上演が延期され、さらにこの公演も延期となり、2022年以降を目途に振替公演開催に向けて調整が行われています。
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