新国立劇場バレエ研修所は、2020年（令和2年）4月入所の研修生および予科生の募集要項は公表し、2019年（令和元年）10⽉1⽇（火）から応募を受け付けます。
応募には写真や健康診断書などの必要書類を揃える必要があり、準備に時間がかかりますので、早めのご準備をお願いします！
今回は、日本で唯一の国立の劇場付属バレエ研修機関である「新国立劇場バレエ研修所」の研修生・予科生の募集についてお知らせし、併せて新国立劇場バレエ研修所の魅力もお伝えします。
新国立劇場バレエ研修所 第17期研修生および第12期予科生（令和2年4月入所）の募集について
募集内容
■応募資格：「プロフェッショナルなバレエダンサーとしての舞台活動を目指していること」
■年齢（入所時点）：
・研修生：17歳以上19歳以下
・予科生：15歳または16歳
■募集人数：
・研修生：男女あわせて6名程度
・予科生：男女あわせて若干名
■研修期間：令和2年4月から2年間
選考期間・場所
■期間：
第１次審査：令和元年12月7日（土）～第３次審査：令和元年12月23日（月）
合格発表：最終審査後、郵送にて通知。（2週間前後）
■場所：新国立劇場リハーサル室 ほか
選考内容
■研修生
・書類確認
・第１次審査（クラスレッスン）
・ボディチェック
・研修所クラスレッスン受講
・第２次審査（クラスレッスン、ヴァリエーション）
・第３次審査（面接）
■予科生
・書類確認
・第１次審査（クラスレッスン）
・ボディチェック
・第２次審査（クラスレッスン）
・第３次審査（保護者同伴面接）
応募方法
願書（必要事項を記入・写真貼付）、健康診断書（測定・検査項目の指定あり）、84円切手を貼付した返信用定型封筒（長型3号）の3点を簡易書留で郵送して申し込みます。
なお、願書は、公式サイトからダウンロードすることができますが、郵送をお願いすることもできます。（郵便料金が必要）
・願書受付期間：2019年（令和元年）10⽉1⽇（火）〜 10⽉21⽇（月）当⽇必着
・受験料：8,150円（消費税込）を必要書類の郵送後、応募方法に従い願書受付期間内に振込にて納入
（参考）直近の倍率
■第16期研修生
・女性（応募者44名、合格者4名）
・男性（応募者5名、合格者3名）
■第11期予科生
・女性（応募者33名、合格者2名）
・男性（応募者4名、合格者0名）
公式サイト
新国立劇場バレエ研修所 第17期研修生・第12期予科生（令和2年4月入所）の募集に関する詳細は公式サイトをご確認ください。
募集要項や願書などの関連書類もダウンロードすることができます。
→バレエ研修所第17期研修生および第12期予科生（令和2年4月入所）の募集について（詳細）
新国立劇場バレエ研修所について
新国立劇場バレエ研修所の魅力
新国立劇場バレエ研修所は、日本で唯一の国立の劇場付属バレエ研修機関として優れたカリキュラムを提供しています。
クラシカル・バレエやパ・ド・ドゥといったバレエダンサーにとって基礎となるクラスはもちろん、キャラクター・ダンスやコンテンポラリー・ダンスも取り入れられたカリュキュラムが魅力です。
マズルカやチャルダッシュ、スパニッシュなど、キャラクター・ダンスはバレエに不可欠ですが、習う機会は少ないのではないでしょうか。
また、世界的に見てコンテンポラリー・ダンスの重要性はますます高まっています。
上記のような実技の他にも、音楽、バレエ史、身体解剖学、栄養学などの座学も充実しているうえに、様々な分野の芸術家などと交流する「サロン」も設けられ、見識を広めることに貢献しています。
劇場付属の機関であることから、バレエ公演はもとより、オペラや演劇の公演を鑑賞する機会があるほか、新国立劇場バレエ団の公演に出演する機会もあります。
また、バレエ研修所の公演も当然あり、舞台に立つ経験を通してプロへの自覚も養うことができます。
2018年度（平成30年度）からは全日本空輸株式会社の支援により「ANAスカラシップ」も始まり、海外での研修も用意されています。
2018年度は、世界最高峰のバレエ学校であるロシア国立ワガノワ・バレエ・アカデミーで研修が行われました。
オータムコンサート2018プロジェクション映像（研修所の日々）
「オータムコンサート2018プロジェクション映像」は、2018年の研修所公演の際にスクリーンに映写されたプロジェクション映像で、新国立劇場バレエ研修所における研修生たちの日々をまとめた映像を見ることができます。
この映像を見れば、どのような研修所生活が待っているのかイメージできますね。
(YouTube ／ 新国立劇場 New National Theatre Tokyo 公式チャンネル)
主な出身者
新国立劇場バレエ団で活躍する主な現役ダンサーには次の方々がいらっしゃいます。
【プリンシパル】
・本島美和さん（第1期生）
・小野絢子さん（第3期生）
【ファースト・ソリスト】
・寺田亜沙子さん（第2期生）
・木村優里さん（第10期生）
【ソリスト】
・細田千晶さん（第2期生）
【ファースト・アーティスト】
・益田裕子さん（第4期生）
・広瀬 碧さん（第5期生）
・髙橋一輝さん（第5期生）
・宇賀 大将さん（第6期生）
・小野寺 雄さん（第7期生）
その他にも、元プリンシパルで現在はフリーで活躍している八幡顕光さん（第2期生）、研修所終了後に牧阿佐美バレヱ団に入団し『ドン・キホーテ』『白鳥の湖』『ロメオとジュリエット』など、次々と主役にキャスティングされている阿部裕恵さん（第11期生）、新国立劇場バレエ団を経てNBA団へ移籍しダンサーとして活躍しながら振付家としても活躍している宝満直也さん（第5期生）など、多くの先輩方が活躍されています。
最後に
今回は、新国立劇場バレエ研修所の第17期研修生および第12期予科生の募集についてお知らせし、研修所の魅力についても簡単にご紹介しました。
プロのバレエダンサーになるためには、いろいろな道がありますが、多くの先輩方が新国立劇場バレエ団をはじめとしてプロのバレエダンサーとして活躍されている新国立劇場バレエ研修所は日本最高峰のプロのバレエダンサー養成機関であることは間違いありません。
プロのバレエダンサーを目指して日々、お稽古に励んでいる15歳から19歳以下（入所時点）の皆さん、チャレンジしてみませんか！