NHK BS プレミアムシアターでは、2018年7月23日(月)0:00分からバットシェバ舞踊団 『ラスト・ワーク』と英国ロイヤル・バレエ『フランケンシュタイン』(再放送)を放送します。
世界のダンス・シーンから注目されるオハッド・ナハリン率いるバットシェバ舞踊団の話題作とリアム・スカーレットが英国ロイヤル・バレエに振り付けた初めての全幕バレエの放送です。
NHK BS プレミアムシアター 放送概要
NHK BS プレミアムシアター
2018年7月23日(月)0:00~(7月22日深夜(日)深夜)
バットシェバ舞踊団 『ラスト・ワーク』
英国ロイヤル・バレエ『フランケンシュタイン』(再放送)
バットシェバ舞踊団 『ラスト・ワーク』
バットシェバ舞踊団『ラスト・ワーク』
初演:2015年
振付:オハッド・ナハリン
収録:2017年6月 シャイヨー宮国立劇場(パリ)
イスラエル出身の振付家オハッド・ナハリンが率いるバットシェバ舞踊団の公演です。
バットシェバ舞踊団は、1964年にマーサ・グレアムを芸術アドバイザーに迎えて創立されたダンス・カンパニーで、オハッド・ナハリンは1990年に芸術監督に就任しています。
オハッド・ナハリンは、ネザーランド・ダンス・シアター、パリ・オペラ座バレエ団なども作品を上演する、世界が注目する振付家です。
バットシェバ舞踊団の『ラスト・ワーク』は、日本でも2017年10月下旬から11月上旬にかけて、彩の国さいたま芸術劇場、北九州芸術劇場、愛知県芸術劇場、滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールの4か所で上演しています。
公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団が公開している映像があります。
3分強の映像を観る限り、私の理解をはるかに超える作品でした。( ゚Д゚)
うねうねした動き、ゆっくりとした動き、狂気を感じる激しい動き・・・
ビニール・テープをダンサーに巻き付け、さらに別のダンサーに巻き付けていき、ビニール・テープで繋がった多くのダンサーが協調して動く・・・
その間、舞台の奥では、舞台上で繰り広げられていることには一切関与せずに、ルームランナーの上で一人だけ走り続けている人がいるシュールな構図・・・
皆さんは、この映像を観て何を感じるでしょうか???
バットシェバ舞踊団/オハッド・ナハリン『LAST WORK-ラスト・ワーク』舞台映像
(YouTube / 公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団 公式チャンネル)
英国ロイヤル・バレエ『フランケンシュタイン』(再放送)
英国ロイヤル・バレエ「フランケンシュタイン」(再放送)
振付:リアム・スカーレット
音楽:ローウェル・リーバーマン
出演:
ヴィクター・フランケンシュタイン:フェデリコ・ボネッリ
エリザベス・ラヴェンツァ(ヴィクターの恋人):ラウラ・モレーラ
ヘンリー・クラーヴァル(ヴィクターの友人):アレグザンダー・キャンベル
怪物:スティーヴン・マックレー
管弦楽:コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団
指揮:コーエン・ケッセルス
初演:2016年5月
収録:2016年5月18日 コヴェントガーデン王立歌劇場(イギリス)
『フランケンシュタイン』は、イギリスの小説家メアリー・シェリーのゴシック小説が原作となっています。
「フランケンシュタイン」と言えば誰もが知っている登場人物ですが、原作を読んだことがある人、ストーリーを知っている人は少ないのではないでしょうか。
私は原作を読んだこともありませんし、バレエ作品が原作に忠実なものかどうかは分かりませんが、英国ロイヤル・バレエの公開している映像を見ると不気味でホラーチックな感じがします。(>_<)
公式サイトでは、「12才未満のお子様には適さない」と記載されています。
「フランケンシュタイン」といえば「怪物」の名前だと思っていましたが、元々は怪物を創造したのが「フランケンシュタイン」で、いつの間にか怪物の名前になってしまったようですね。
『Frankenstein trailer(The Royal Ballet)』
(YouTube / Royal Opera House channel)
初演時の2016年には、天才と称されるリアム・スカーレットの初めての全幕バレエとあって、かなり話題になったようですが、2019年3月には再演されることが発表されています。
初演時の評価は大きく分かれたようですので、再演時には変更箇所があるかもしれませんね。
TV放送を観て気になった方は是非、英国に飛び、ロイヤル・オペラ・ハウスで鑑賞してみてはいかがでしょうか?!( ´ ▽ ` )
参考サイト ⇒ https://www.roh.org.uk/productions/frankenstein-by-liam-scarlett