大阪府吹田市を拠点に活動してる地主薫バレエ団は今年(2018年)、創立30周年を迎えます。
11月には創立30周年記念公演として『眠れる森の美女』を上演します。
主役には、ボストン・バレエの倉永美沙さんと新国立劇場バレエ団の奥村康祐さんがキャスティングされていることに加えてロシアのボリショイ・バレエからもゲストが出演します。
地主薫バレエ団創立30周年記念公演『眠れる森の美女』 公演概要
【公演】 地主薫バレエ団創立30周年記念公演『眠れる森の美女』
【日時】 2018年11月12日(月)18:30 開演
【会場】 フェスティバルホール(大阪)
【演出・振付】 地主 薫
【演奏】 びわ湖の風オーケストラ
【指揮】 井田勝大
【主要キャスト】
オーロラ姫:倉永美沙(ボストン・バレエ/プリンシパル)
デジレ王子:奥村康祐(新国立劇場バレエ団/プリンシパル)
カラボス:アレクサンドル・スモリャニノフ(ボリショイ・バレエ団)
リラの精:奥村 唯(地主薫バレエ団)
フロレスタン王:アレクサンドル・ファジェーチェフ(ボリショイ・バレエ団)
王妃:堤本麻起子(法村友井バレエ団)
【チケット】
<全席指定>BOX席/S席/A席/B席/C席:13,000円~6,000円
公演の詳細は地主薫バレエ団公式サイトをご確認ください。
地主薫バレエ団について
地主薫バレエ団について
1988年創立の大阪府吹田市を中心に活動するバレエ団で、2018年4月現在、団員およびスタッフは総勢37名。
付属のバレエ学校「地主薫エコール・ド・バレエ」は、本部教室および12の支部教室を持ち、多くの優秀なバレエ・ダンサーを輩出しています。
直近では、2018年8月から9月にかけて実施された「第28回全国バレエコンクール in Nagoya」において、山﨑優子さんが女子シニアの部 第1位となりました。
また、地主薫バレエ団創立30周年記念公演『眠れる森の美女』の主役を務めるボストン・バレエ プリシパルの倉永美沙さん、新国立劇場バレエ団 プリンシパルの奥村康祐さんは、ともに「地主薫エコール・ド・バレエ」の出身です。
主役プロフィール
記念公演の主役を務める二人のプロフィールをあらためて確認しておきましょう。
倉永美沙
大阪府出身
地主薫に師事
小学4年 中部日本バレエコンクール優勝
そのときの審査委員長ユーリー・グリゴローヴィチに招聘され「モスクワ国際バレエコンクールのガラ公演」にゲスト出演
2001年 ローザンヌ国際バレエコンクールでスカラシップ賞を受賞
スカラシップにより米サンフランシスコ・バレエ団に留学
留学前に出場した「モスクワ国際バレエコンクール・女性ジュニア部門」優勝
バランシン・スタイルを学ぶため「スクール・オブ・アメリンカン・バレエ(SAB)」の最終学年に編入
2003年 ボストン・バレエ入団
(バーミンガム・ロイヤル・バレエからのオファー、ニューヨーク・シティ・バレエのアプレンティス〈研修生〉の誘いもあった)
2005年 セカンド・ソリスト
2006年 ジャクソン国際バレエコンクール・女性シニア部門優勝
2007年 ソリスト
2009年 プリンシパル
2017年には、『オネーギン』のヒロインであるタチヤーナ役が評価され「バレエ界のアカデミー賞」と呼ばれる「ブノワ賞」にノミネートされました。
惜しくも受賞は逃しましたが、技術力はもちろん、高度な演技力も求められ、また、多くのトッププリマが憧れる役である『オネーギン』のタチヤーナ役が評価されるということはバレリーナの資質の高さを物語っていると思います。
古典作品のほか、ウィリアム・フォーサイス、トワイラ・サープ、イリ・キリアン、ウェイン・マクレガー、クリストファー・ウィールドンら現代を代表する振付家の作品でもリード・ロールを務めている。
倉永さんの華麗な舞をボストン・バレエのダンサー紹介動画でご覧ください。
ARTIST PROFILE | Principal Dancer Misa Kuranaga
(YouTube / Boston Ballet 公式チャンネル)
奥村康祐
大阪府出身
地主薫に師事
2003年 地主薫バレエ団に入団
2007年 全日本バレエコンクールシニア部門第1位
2009年 モスクワ国際バレエコンクールシニア部門銀賞
2010年 USAジャクソン国際バレエコンクールシニア部門銀賞
2010年 文化庁芸術祭新人賞
2012年 新国立劇場バレエ団にソリストとして入団
2014年 舞踊批評家協会新人賞
2016年 中川鋭之助賞を受賞
2014年 ファースト・ソリスト
2016年 プリンシパルに昇格
輝かしいコンクール受賞歴を持つ奥村さんは日本を代表するカンパニー 新国立劇場バレエ団の現役プリンシパルです。
バレエ・テクニックのみならず、優しく面倒見の良い性格ということもあり、奥村さんと組むパートナーからの信頼は絶大です。
また、2017年に新制作されたウエイン・イーグリング版『くるみ割り人形』では、主役(一人三役)を務め、ドロッセルマイヤーの甥、くるみ割り人形、王子を踊る大活躍でした。
イーグリング版『くるみ割り人形』では重要な役に設定された「ねずみの王様」にもキャスティングされました。
周囲から「はまり役」と言われるほど評価も高く、本人もねずみの王様役は「ギフト」だと述べています。
この豪華で希少な組み合わせの「地主薫バレエ団創立30周年記念公演『眠れる森の美女』」は鑑賞しないという選択肢はありませんね!