英国ロイヤル・バレエ『うたかたの恋』(プレミアムシアター2019年7月22日)

英国ロイヤル・バレエ団『うたかたの恋(Mayerling)』が2019年7月22日(月)にプレミアムシアターにてテレビ放送されます。

 『うたかたの恋』は、英国ロイヤル・バレエ団の2018/19シーズン開幕を飾りました。

1889年に起きたにオーストリア・ハンガリー帝国皇太子ルドルフと愛人マリー・ヴェッツェラ男爵令嬢の心中事件をもとにケネス・マクミランが振り付けた作品です。

英国ロイヤル・バレエ団『うたかたの恋』/プレミアムシアター

プレミアムシアター 2019年7月22日(月)放送概要

■放送日時:2019年7月22日(月)【7月21日(日)深夜】午前0時00分~
■放送チャンネル:NHK BS プレミアム
■放送内容:
◇本日の番組紹介(0:00:00~0:03:00)
◇高田茜&平野亮一 インタビュー(0:03:00~0:17:00)

◇高田茜&平野亮一 主演 英国ロイヤル・バレエ団『ロメオとジュリエット』(0:17:00~2:35:00)
◇英国ロイヤル・バレエ団『うたかたの恋』(2:37:30~4:55:00)

(注)英国ロイヤル・バレエ団『ロメオとジュリエット』については別記事で紹介しています。

英国ロイヤル・バレエ『ロメオとジュリエット』高田茜&平野亮一主演(プレミアムシアター2019年7月22日)
高田 茜さんと平野亮一さんが主演した英国ロイヤル・バレエ団『ロメオとジュリエット』(ロミオとジュリエット)が、2019年7月22日(月)にN...

英国ロイヤル・バレエ団『うたかたの恋』放送概要

■演目:『うたかたの恋』(全3幕)
■台本:ジリアン・フリーマン
■振付:ケネス・マクミラン
■音楽:フランツ・リスト
■編曲:ジョン・ランチベリー
■出演:
ルドルフ(オーストリア・ハンガリー帝国皇太子):スティーヴン・マックレー
マリー・ヴェッツェラ男爵令嬢(ルドルフの愛人):サラ・ラム
ステファニー王女(ルドルフの妻):ミーガン・グレイス・ヒンキス
フランツ・ヨーゼフ(オーストリア・ハンガリー帝国皇帝/ルドルフの父):ギャリー・エイヴィス
エリザベート皇后(ルドルフの母):クリステン・マクナリー
マリー・ラリッシュ伯爵夫人:ラウラ・モレーラ
ヘレナ・ヴェッツェラ男爵夫人(マリーの母):エリザベス・マクゴリアン
ブラッドフィッシュ(ルドルフの従者):ジェームズ・ヘイ
ゾフィー大公妃(フランツ・ヨーゼフの母):ウルスラ・ハジェリ
ミッツィ・カスパー(高級娼婦):マヤラ・マグリ
ミドルトン大佐(エリザベートの愛人):ネーミア・キッシュ(ニーアマイア・キッシュ)   ほか
英国ロイヤル・バレエ団
■管弦楽:英国ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団
■指揮:コーエン・ケッセルス
■収録:2018年10月10・15日 ロイヤル・オペラ・ハウス(ロンドン)

英国ロイヤル・バレエ団『うたかたの恋(Mayerling)』について

英国ロイヤル・バレエ団『うたかたの恋(Mayerling)』について

バレエ『うたかたの恋(Mayerling)』は、1889年に起きたにオーストリア・ハンガリー帝国皇太子ルドルフと17歳の愛人マリー・ヴェッツェラ男爵令嬢がマイヤーリンク(Mayerling)で謎の死を遂げた「マイヤーリンク事件」を元にし、小説や映画、ミュージカルにもなっています。

『うたかたの恋』は『ロメオとジュリエット』や『マノン』などで有名な英国ドラマティック・バレエの巨匠ケネス・マクミランの代表作の一つですが、日本では『ロメオとジュリエット』『マノン』ほどには上演される機会は多くないようです。

バレエでは珍しく男性が主人公の演目で、ルドルフ役には高度なテクニックと感情表現が求められ、男性ダンサーにとっては最も難しい役であり、憧れの役でもあります。

音楽は、ケネス・マクミランから編曲を依頼されたジョン・ランチベリーが、オーストリア系ハンガリー人の血を受け継いでいるフランツ・リストの曲を中心に選曲しています。

なお、演目名は原語の英語では”Mayerling”ですが、日本語では『うたかたの恋』あるいは『マイヤリング』と一般的に表記されています。

英国ロイヤル・バレエ団2018/19シーズン開幕『うたかたの恋』

放送される舞台で主役のルドルフを演じるのは、怪我から復帰したスティーブン・マックレーさんです。
男性の主役として最も難しい役の一つであるルドルフでの復帰は非常に困難なものだったことは容易に想像できます。
スティーブン・マックレーさんの迫真の演技に期待がかかります。
怪我からの復帰を果たしたスティーブン・マックレーさんでしたが、その後、またもや怪我をし、6月の日本公演は残念ながら降板することになりました。
不屈の精神で復帰する日を心待ちにしましょう。

2018/19シーズンの開幕公演の主役を務めたのは平野亮一さんでした。
当初、キャスティングされていたエドワード・ワトソンさんが怪我からの復帰に遅れたため、開幕ダンサーを託されたのが日本が誇るプリンシパル平野亮一さんでした。
もともと平野さんもルドルフ役にキャスティングされて
いたとはいえ、指名されたのが10日前ということで、急遽、異なるパートナーと合わせることとなり、必死だったようです。
平野さんにとっては初役であり、重責を負うシーズン開幕ダンサーに
10日前に指名され、パートナー変更により短時間でパートナリングを築き上げる必要がありました。
しかも、男性ダンサーにとって最も難しい役で…
結果は、新聞各紙も大絶賛!
高田 茜さんも「同じ日本人として誇らしかった」と語ったこの舞台も観たかったですね!

あらすじ

【プロローグ】
夜明け前、ハイリンゲンクロイツの墓地

【第1幕】
宮殿の広間ではルドルフ皇太子とステファニー王女の結婚を祝っているが、ルドルフは花嫁の姉であるルイーズと戯れ、両親と花嫁の気分を害す。
一人になったルドルフは前の愛人マリー・ラリッシュ伯爵夫人からヘレナ・ヴェッツェラ男爵夫人とその娘マリー・ヴェッツェラ男爵令嬢を紹介される。
そこにハンガリー高官4人が割って入り、ハンガリーの分離独立を懇願される。
ラリッシュ伯爵夫人はルドルフとよりを戻そうとするが、それを見たオーストリア・ハンガリー帝国
皇帝フランツ・ヨーゼフは息子のルドルフに妻ステファニーのところに行くように命る。
ルドルフは、ステファニーのところへ行く前に母エリザベートのもとを訪れ共感を得ようとするが叶わない。
ルドルフはステファニーを拳銃で脅し、暴力的な新婚初夜を迎える。

【第2幕】
ルドルフはステファニーとともに気晴らしで酒場を訪れるが
ステファニーは去ってしまう。
残されたルドルフは高級娼婦ミッツィ・カスパーの気を惹こうとする。
警察の手入れがあるが、警官が去るとハンガリー人の友人が隠し持っていた政治的なパンフレットを差し出す。
そんな状況に嫌気がさしたルドルフはミッツィ・カスパーに一緒に死のうと持ちかける。

ラリッシュ伯爵夫人はヴェッツェラ男爵夫人の家を訪ね、その娘マリーの運勢を占い「ロマンティックな夢が叶う」と告げる。
マリーはルドルフへの手紙をラリッシュ伯爵夫人に託す。

フランツ・ヨーゼフ皇帝の誕生日
エリザベート皇后は誕生日祝いとして、
皇帝のお気に入りの女優であり友人のカタリーナ・シュラットのポートレートを贈る。
ルドルフはエリザベート皇后とミドルトン大佐のただならぬ関係に気づく。
ラリッシュ伯爵夫人ははルドルフにマリーの手紙を渡し、ルドルフとマリーは彼の部屋で密かに会う。

【第3幕】
田園地方で宮廷の人々が狩猟を楽しんでいると、ルドルフが発砲し廷臣を殺してしまう。

エリザベート皇后はラリッシュ伯爵夫人とルドルフが彼の部屋に一緒にいることを見つけ、マリーが外にいることに気づかずに立ち去らせる。
マリーがルドルフの部屋に入ると、ルドルフは一緒に死んでくれと頼む。

マイヤリングの狩猟館でルドルフは友人たちと飲んでいたが気分が悪くなり一人になる。
従者のブラッドフィッシュがマリーを連れて来る。
ルドルフはマリーと狂ったように愛し合う。
薬物で精神のたかぶりを抑えたルドルフはマリーを抱き締め、それから彼女を撃った。
慌てて友人たちが部屋に入ってくるとルドルフは追い返し、一人になると今度は自らを撃った。

【エピローグ
ハイリンゲンクロイツの墓地に戻る

関連映像(YouTube / Royal Opera House  公式チャンネル)

ルドルフ(スティーブン・マックレー)とマリー(サラ・ラム)の寝室のパ・ド・ドゥです。

Mayerling – Bedroom pas de deux (Sarah Lamb, Steven McRae; The Royal Ballet)

酒場のシーンで、ミッツィ・カスパー(マヤラ・マグリ)が4人のハンガリー高官(マルセリーノ・サンベ、リース・クラーク、トーマス・モック、カルヴァン・リチャードソン)と踊っています。

Mayerling – Tavern scene (The Royal Ballet)

2018年のワールド・バレエ・デーで配信されたルドルフ(スティーブン・マックレー)とマリー(サラ・ラム)のリハーサル映像です。

Sarah Lamb and Steven McRae of The Royal Ballet rehearse Mayerling – World Ballet Day 2018

プレミアムシアターで放送されるキャストではありませんが、平野亮一さんとメリッサ・ハミルトンさんのリハーサル映像です。
ゲイリー・エイヴィスさん(バレエ・マスター、プリンシパル・キャラクター・アーティスト)の解説の後、アレクサンダー・アガジャノフさん(シニア・ティーチャー、レペティトゥール)指導によりリハーサルが始まります。

The Royal Ballet rehearse Mayerling

クレジット・基本情報

■振付:ケネス・マクミラン(Kenneth MacMillan)
■音楽:フランツ・リスト(Franz Liszt)
■編曲:ジョン・ランチベリー(John Lanchbery)
■デザイン:ニコラス・ジョージアディス(Nicholas Georgiadis)
■台本:ジリアン・フリーマン(Gillian Freeman)
■照明:ジョン・B・リード(John B. Read)
■対象年齢:12歳未満のお子様には適さない場面が含まれている可能性がありますのでご注意ください。