Kバレエ カンパニーは、新作『カルミナ・ブラーナ』を2019年9月4日(水)・9月5日(木)の二日間、東京渋谷のBunkamuraオーチャードホールにて世界初演します。
熊川哲也さんが「骨の髄まで刺激する作品」と称賛するカール・オルフの代表曲『カルミナ・ブラーナ』に振り付ける新作です。
【7/26追記】キャストを追記しました。
K-BALLET COMPANY 熊川版 新作『カルミナ・ブラーナ』世界初演
Bunakamura 30周年記念フランチャイズ特別企画
K-BALLET COMPANY『カルミナ・ブラーナ』 公演概要
■日程:2019年9月4日(水)・9月5日(木)(両日ともに19:00開演)
■会場:Bunkamuraオーチャードホール(各線「渋谷駅」より徒歩5~7分)
■チケット:SS:¥25,000/S:¥20,000/A:¥16,000/B:¥12,000/C:¥9,000
■構成・演出・振付:熊川哲也
■音楽:カール・オルフ
■衣装・美術デザイン:ジャン=マルク・ビュイッソン
■バレエ:Kバレエ カンパニー
■指揮:アンドレア・バッティストーニ
■演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
キャスト
9月4日(水)
アドルフ:関野海斗
女神フォルトゥーナ:中村祥子
太陽:高橋裕哉
ヴィーナス:矢内千夏
ダビデ:堀内將平
サタン:遅沢佑介
白鳥:成田紗弥
神父:伊坂文月
9月5日(木)
アドルフ:関野海斗
女神フォルトゥーナ:中村祥子
太陽:宮尾俊太郎
ヴィーナス:矢内千夏
ダビデ:堀内將平
サタン:遅沢佑介
白鳥:成田紗弥
神父:石橋奨也
K-BALLET COMPANY『カルミナ・ブラーナ』について
『カルミナ・ブラーナ』は、ドイツ・ミュンヘン生まれの作曲家カール・オルフ/Carl Orff(1895−1982)が、19世紀にドイツのベネディクト修道会のボイエルン修道院で発見された詩歌集を基に作曲した世俗カンタータです。
なかでも「運命の女神よ(O Forutuna)」は強烈な印象を残す楽曲で、映画『インディー・ジョーンズ/魔球の伝説』でも使用されており、誰もが聞いたことのある音楽のはずです。
「演奏会用」としてではなく「器楽の伴奏を伴った舞台上演用」として考えられていたため、バレエ化するのには適した音楽なのでしょう。
英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団のデヴィッド・ビントレー版『カルミナ・ブラーナ』は、中世ドイツ世俗カンタータの世界と英国ポップ・カルチャーを融合させた作品で、日本では新国立劇場バレエ団が上演しています。
熊川哲也版『カルミナ・ブラーナ』は、女神フォルトゥーナの子アドルフが実は悪魔であり、母である女神フォルトゥーナを失脚させ、人間の世に紛れ込み悪を蔓延させる、という設定です。
公式サイトおよびパンフレットの解説によると熊川哲也さんは「全曲を聞き終わった瞬間に、バレエ作品として構築するためのアイディアが溢れ、たった1時間で全曲の構想をまとめてしまった」といいます。
衣裳・美術デザインには世界的に活躍するジャン=マルク・ピュイッソンが起用されています。
パリ・オペラ座バレエ学校を卒業し、シュツットガルト・バレエ団などで活躍した後、デザイナーに転向し一気に才能を開花させます。
代表作には、英国ロイヤル・オペラ・ハウス マクヴィカー演出『アイーダ』、英国ロイヤル・バレエ団 バランシン振付『ジュエルズ』、クリストファー・ウィールドン振付『DGV:Danse a Grande Vitesse』などがあります。
熊川哲也(構成・演出・振付)、カール・オルフ(音楽)、ジャン=マルク・ピュイッソン(衣装・美術デザイン)、アンドレア・バッティストーニ(指揮)というそれぞれの分野で強烈な個性を放つアーティストたちがどのような化学反応を見せるのか、大きな期待がかかります!
Bunkamuraオーチャードホール「K-BALLET COMPANY / 東京フィルハーモニー交響楽団 熊川版 新作 『カルミナ・ブラーナ』世界初演」スポット映像(Short)
(YouTube / Bunkamurachannel 公式チャンネル)
公演の詳細は公式サイトをご確認ください。
→ K-BALLET COMPANY
→ Bunkamura 特設サイト