【延期】K-BALLET COMPANY Spring 2020『海賊』5月にBunkamuraオーチャードホールで上演/中村祥子さん Kバレエでの最後の舞台

【4/29追記】
5月28日(木)〜5月31日(日)開催予定のK-BALLET COMPANY 『海賊』は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、 開催を延期することになりました。
延期日程は2020年10月15日(木)~10月18日(日)です。
なお、出演者と会場に変更はありません。
曜日も同じ曜日にシフトされています。

>>> https://www.k-ballet.co.jp/contents/317756

Kバレエ カンパニーは『海賊』を2020年5月28日(木)~5月31日(日)に東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホールで上演します。

躍動感溢れるジャンプやターンなど、男性ダンサーの見せ場も多い熊川版『海賊』は、男性ダンサー層の厚みが増している現在のKバレエの魅力をより引き立たせるカンパニーの看板レパートリーです。

また、この公演は2019-2020年シーズンを最後にK-BALLET COMPANYから退団することを表明している中村祥子さんにとって、Kバレエでの最後の舞台となります。

K-BALLET COMPANY『海賊(Le Corsaire)』

K-BALLET COMPANY『海賊』について

熊川哲也演出・振付によるK-BALLET COMPANY『海賊』は、2007年5月11日に世界初演され、初日のカーテンコールは30分間も続くような熱狂を持って受け入れられ、以来、カンパニーを代表するレパートリーとなっています。

バレエの『海賊』は、ガラ公演やコンテストではとても人気の高い演目ですが、全幕公演となると、意外と上演される機会が少ないように感じられます。
熊川哲也さんは、その理由を音楽や複雑なストーリーにあると考え、オリジナル作品とまで言えるほどの大胆な改訂を加えました。

音楽は、六人の作曲家の楽曲をバレエ音楽以外も含めて徹底的に聴き込み、再構成したといいます。
ストーリーも首領コンラッドに対する従臣アリの忠誠心を軸に、コンラッドとメドーラのロマンス、海賊と奴隷商人の攻防や裏切りを描いて再構成し、メドーラとグルナーラとを引き離された姉妹という設定にすることにより家族愛も描きました。

みどころ

熊川哲也版『海賊』のみどころはなんと言っても、一から再構成したという音楽と熊川版オリジナルのラストシーンに代表される再構成されたストーリーであり、演出家としての熊川哲也さんの実力が遺憾なく発揮されています。

また、古典バレエには珍しく男性ダンサーたちの見せ場が多いのも大きな魅力です。
持てる技術を総動員して観客を魅了するダイナミックなバリエーションやパ・ド・ドゥなども多く、技巧派が揃ったKバレエの男性ダンサーたちが本領を発揮します。
これは、群を抜く技巧派ダンサーとしての熊川哲也さんの経験と魅力が詰まった振付と言えそうです。

それだけに、とくにアリ役を演じる男性ダンサーには技術的なハードルも高く、3年ぶりとなる今回の公演でアリ役を任せられた伊坂文月さん、山本雅也さん、関野海斗さんの3名には大きな期待が寄せられます。
伊坂さんと山本さんはアリ役を演じた経験がありますが、2019年8月に入団した関野さんにとっては初役であり、どのようなアリを見せてくれるのか楽しみでもあります。

荒くれ者たちの中にあり、華麗に舞う美しきメドーラとしてキャスティングされている世界的プリマの中村祥子さんにとっては、K-BALLET COMPANY Spring 2020『海賊』がKバレエでの最後の公演となります。
Kバレエでのラストシーズンということもあり、2019-2020年シーズンは中村祥子さんが出演する公演はすぐにソールドアウトとなってしまいました。
この『海賊』は、中村祥子さんにとって、Kバレエでの本当の最後のステージとなります。
ダンサーを引退する訳ではありませんが、まだ発表されていない今後の去就によっては、中村祥子さんの踊りを観ることができる機会は大幅に減ってしまうかもしれません。
今回の公演は、見逃すことのできない、とても貴重な機会です。

【関連記事】中村祥子さん 2019-2020年シーズンがKバレエカンパニーのプリンシパルとしてのラストシーズンに!

予告編動画

K-BALLET COMPANY 2020 |『海賊』
K-BALLET COMPANY 2020 |『海賊』
(YouTube公式チャンネル kballetcompany)

特別企画映像

3月の公演「トリプル・ビル 2020」が新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のために開催中止となったため、公演を楽しみにしていたファンに少しでも舞台芸術をお届けしたいとのことから、次回公演『海賊』の抜粋映像が公開されています。

【特別企画 第1弾】熊川哲也 Kバレエ カンパニー spring 2017『海賊』
【特別企画 第1弾】熊川哲也 Kバレエ カンパニー spring 2017『海賊』
【特別企画 第2弾】熊川哲也 Kバレエ カンパニー spring 2017『海賊』
【特別企画 第2弾】熊川哲也 Kバレエ カンパニー spring 2017『海賊』
【特別企画 第3弾】熊川哲也 Kバレエ カンパニー spring 2017『海賊』
【特別企画 第3弾】熊川哲也 Kバレエ カンパニー spring 2017『海賊』

(関連動画)2017年公演『海賊』リハーサル風景

2017年3月28日に彩の国さいたま芸術劇場小ホールで行われた「K-BALLET COMPANY『海賊』公開リハーサル」の映像が公開されています。
『海賊』で最も有名な場面である「~第2幕よりグラン・パ・ド・トロワ~」のリハーサルで、メド―ラを矢内千夏さん、コンラッドを杉野 慧さん、アリを伊坂文月さんが演じています。
美しいラインで優雅に舞う矢内さんと男性らしい力強いサポートを見せる杉野さん、伊坂さんのリハーサル映像を見ることができます。
遅沢佑介さんの指導は的確でありながら、笑ってしまうところもあり、3年前の映像でも公演が楽しみになること間違いありません。
なお、K-BALLET COMPANY Spring 2020『海賊』には、この動画に出演している矢内さん、杉野さん、伊坂さんはもちろん、指導している遅沢さんも出演します。

K-BALLET COMPANY Rehearsal on Stage 2017『Le Corsaire』
K-BALLET COMPANY Rehearsal on Stage 2017『Le Corsaire』
(YouTube公式チャンネル kballetcompany)

K-BALLET COMPANY Spring 2020『海賊』公演概要

公演概要

■日程:2020年5月28日(木)~5月31日(日)(全6公演)
■会場:Bunkamuraオーチャードホール
■アクセス:各線「渋谷駅」から徒歩約7分(アクセス詳細はこちら
■チケット(税込):
S:13,500円
S親子券:24,000円(対象:5歳以上 小学6年生以下/2枚1組での申込)
A:11,500円
A親子券:20,000円(対象:5歳以上 小学6年生以下/2枚1組での申込)
Aペア券:21,000円(2枚1組での申込)
B:8,500円
C:6,500円
U-25:3,500円(対象:5歳~25歳以下)
※年齢の確認できるものをご用意ください。
U-25、S親子席、A親子席、Aペア席はチケットぴあのみでの取り扱い。
■公式サイト: http://www.k-ballet.co.jp/performances/2020corsaire.html

スタッフ

■演出・振付:熊川哲也
■音楽:アドルフ・アダン/レオ・ドリーブ/リッカルド・ドリゴ/オルデンブルグ公爵/チェーザレ・プーニ/レオン・ミンクス
■舞台美術・衣装:ヨランダ・ソナベンド/レズリー・トラヴァース
■照明:足立 恒

日程・キャスト

5月28日(木)14:00
メドーラ:中村祥子
コンラッド:遅沢佑介
アリ:伊坂文月
グルナーラ:小林美奈
ランケデム:髙橋裕哉
ビルバント:宮尾俊太郎

5月29日(金)14:00
メドーラ:矢内千夏
コンラッド:堀内將平
アリ:山本雅也
グルナーラ:成田紗弥
ランケデム:石橋奨也
ビルバント:西口直弥

5月29日(金)18:30
メドーラ:中村祥子
コンラッド:遅沢佑介
アリ:伊坂文月
グルナーラ:小林美奈
ランケデム:髙橋裕哉
ビルバント:宮尾俊太郎

5月30日(土)12:30
メドーラ:毛利実沙子
コンラッド:杉野 慧
アリ:関野海斗
グルナーラ:戸田梨紗子
ランケデム:栗山 廉
ビルバント:グレゴワール・ランシエ

5月30日(土)17:00
メドーラ:矢内千夏
コンラッド:堀内將平
アリ:山本雅也
グルナーラ:成田紗弥
ランケデム:石橋奨也
ビルバント:西口直弥

5月31日(日)12:30
メドーラ:中村祥子
コンラッド:遅沢佑介
アリ:伊坂文月
グルナーラ:浅野真由香
ランケデム:髙橋裕哉
ビルバント:宮尾俊太郎

■指揮:井田勝大
■管弦楽:シアター オーケストラ トーキョー

【DVD】K-BALLET COMPANY 『海賊』

K-BALLET COMPANY 『海賊』のDVDは、2010年2月26日・28日にBunkamuraオーチャードホールでの公演を収録したものが発売されています。
もちろん、アリを演じるのは熊川哲也さん。
熊川哲也さんの圧倒的な超絶技巧を見ることができます!

熊川哲也さんにとって『海賊』はとても思い入れのある作品です。
2007年には、世界初演から数日後に『海賊』の公演中にダンサー人生を断たれるかもしれないほど深刻な怪我を負い、翌年の2008年の『海賊』再演時には公演直前にまたもや怪我により降板せざるを得ない状況になりました。
三度目の正直となる、2010年の三度目のツアーで念願のアリ役に復帰し、涙があふれそうになるほど幸せだったそうです。

女性ダンサーには、メドーラ役に浅川紫織さん、グルナーラ役に松岡梨絵さんがキャスティングされ、舞台を一層華やいだ空間にしています。

2020年5月のK-BALLET COMPANY Spring 2020『海賊』上演に際し、鑑賞の予習・復習に最適なDVDです。
何よりも、今となっては熊川哲也さんがアリを演じる可能性は極めて低いため、非常に貴重な映像です!