【TV】パリ・オペラ座バレエ「ル・パルク」＆バレエ・プレルジョカージュ「プレイリスト #1」（プレミアムシアター／2021年8月29日）

2021年8月29日（日）午後11時20分（23:20）からのNHK BS プレミアムシアターでは、パリ・オペラ座バレエ「ル・パルク」、ウィーン・フィルシェーンブルン夏の夜のコンサート2021、バレエ・プレルジョカージュ「プレイリスト #1」が放送されます。

「ル・パルクはパリ・オペラ座バレエ団に委嘱されたアンジュラン・プレルジョカージュが振り付けたコンテンポラリー・ダンス作品で、「プレイリスト #1」はプレルジョカージュが設立したバレエ・プレルジョカージュのガラ公演です。

現代を代表する振付家の一人であるプレルジョカージュの世界を存分に味わえる機会です！

この記事では「ウィーン・フィルシェーンブルン夏の夜のコンサート2021」については触れていません。

NHK BS プレミアムシアター
2021年8月29日（日）放送概要

■日程：2021年8月29日（日）午後11時20分～
■チャンネル：NHK BS プレミアム
■放送内容：
◇本日の番組紹介
◇パリ・オペラ座バレエ「ル・パルク」（午後11時24分00秒～午前0時58分00秒）
◇ウィーン・フィルシェーンブルン夏の夜のコンサート2021（午前0時58分00秒～2時35分00秒0
◇バレエ・プレルジョカージュ「プレイリスト #1」【再放送】 （午前2時37分30秒～4時5分00秒）
■公式サイト：https://www4.nhk.or.jp/premium/

パリ・オペラ座バレエ「ル・パルク」

「ル・パルク」はフランスの振付家アンジュラン・プレルジョカージュがパリ・オペラ座バレエから制作を委嘱された作品で、1994年に初演されました。

当時のパリ・オペラ座バレエでは、ブリジット・ルフェーヴルがの芸術監督を務めていた時代で、コンテンポラリー・ダンスも積極的に取り入れられました。

初演時にはイザベル・ゲラン＆ローラン・イレール、エリザベット・モラン＆マニュエル・ルグリら伝説のダンサーが主演しています。

フランス文学最初の恋愛心理小説とも称されるラファイエット夫人による『クレーヴの奥方』やマドレーヌ・ド・スキュデリーの小説『クレリー』などから構想を膨らませ、戯れの恋愛を拒む女性が、奇妙な庭師に導かれ、異性との出会いから各段階を経て愛に目覚め開放に至る過程を描いています。

18世紀の優雅で洗練されたフランス庭園を舞台に、啓蒙時代風の衣装、シンプルでモダンなステージセット、モーツァルトによる音楽が用いられ、「『出会い』のパ・ド・ドゥ」や「『抵抗』のパ・ド・ドゥ」など、恋愛の各課程を表現したパ・ド・ドゥが見どころです。

とくに終盤の「『解放』のパ・ド・ドゥ」はフライング・キスが有名で、「ル・パルク」を代表する名場面です。

主演は、エトワールのアリス・ルナヴァンさんとマチュー・ガニオさんで、アリス・ルナヴァンさんは2013年3月に主演した「ル・パルク」の公演の後にエトワールに任命されています。

初演から四半世紀が過ぎ、パリ・オペラ座バレエを代表するコンテンポラリー・ダンスのレパートリーとして人気を博している演目で、今回は2021年3月に収録されたばかりの最新映像で楽しむことができます。

パリ・オペラ座バレエ「ル・パルク」を鑑賞したことのない方はこの機会にぜひご覧ください。

バレエ・プレルジョカージュ「プレイリスト #1」

フランスの人気振付家アンジュラン・プレルジョカージュの「プレイリスト #1」は、本人が設立したバレエ・プレルジョカージュの公演です。

プレルジョカージュのこれまでの作品の中から名場面を集めたガラ公演で、午後11時24分から放送されたパリ・オペラ座バレエのために振り付けられた作品「ル・パルク」も登場します。

また、ジャン・ポール・ゴルチエが衣装を担当した「白雪姫」など、プレルジョカージュの代表作の名場面を一挙に見ることができます。

バレエ・プレルジョカージュ「プレイリスト #1」

【音楽】ヘンデル、ベートーベン、ジョン・ケージ、モーツァルト、プロコフィエフほか
【振付】アンジュラン・プレルジョカージュ

「ベラータムへの帰還」（2015）
「千夜一夜物語」（2013）
「千年の平穏が続くだろう」（2010）
「スペクトラル・エヴィデンス」（2015）
「ル・パルク」（1994）
「戦闘のあとの風景」（1997）
「ラ・ストラヴァガンツァ」（1997）
「白雪姫」（2008）
「ロメオとジュリエット」（1996）

【出演】バレエ・プレルジョカージュ

【収録】2017年12月16日ベルサイユ宮殿王立歌劇場（フランス）