新国立劇場バレエ団「シェイクスピア・ダブルビル」(『夏の夜の夢』〈新制作〉、『マクベス』〈世界初演〉)を2023年4月29日(土・祝)~5月6日(土)に上演

新国立劇場バレエ団は、2023年4月29日(土・祝)~5月6日(土)に「シェイクスピア・ダブルビル」を開催し、シェイクスピアの戯曲を原作とした『夏の夜の夢』〈新制作〉と『マクベス』〈新制作・世界初演〉の2演目を上演します。

『夏の夜の夢』の主演は柴山紗帆&渡邊峻郁と池田理沙子&速水渉悟の2キャストで、新国立劇場バレエ団のオリジナル作品として新制作される『マクベス』の主演には、福岡雄大&米沢 唯、奥村康祐&小野絢子といったベテランの2組がキャスティングされています。

シェイクスピアの戯曲を基にしているとはいえ、喜劇と悲劇といった対極にある作品を新国立劇場バレエ団のダンサー達がいかに演じるのか、期待が高まります。

【3月15日発表】主要キャスト決定

新国立劇場バレエ団
シェイクスピア・ダブルビル
Shakespeare Double Bill

夏の夜の夢<新制作>
The Dream

『夏の夜の夢』はシェイクスピアの喜劇を基にしたバレエで、ジョージ・バランシン版やジョン・ノイマイヤー版など、多くの作品があります。

今回、新国立劇場バレエ団が新制作するのは、シェイクスピア生誕400年を記念して1964年に英国ロイヤル・バレエが制作したフレデリック・アシュトンの振付作品です。

妖精の王オベロンと妖精の女王タイターニアが治めるアテネの森を舞台に、王と女王、いたずら者の妖精パック、森に迷い込んだハーミアとライサンダー、デミトリアスとヘレナの2組のカップルも入り乱れて起こす騒動を描いています。

登場人物・妖精の関係など、少しややこしいですが、アシュトン版では全1幕に上手くまとめられており、また、タイターニアとオベロンによる美しいパ・ド・ドゥ、オベロンやパックによる妙技、アシュトンらしいユーモアも盛り込まれた、見どころ満載の作品です。

当初は2022年1月に「ニューイヤー・バレエ」の中で上演が予定されていましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により公演中止となっており、今回、あらためて上演されることになりました。

夏の夜の夢<新制作> The Dream
【振付】フレデリック・アシュトン
【音楽】フェリックス・メンデルスゾーン
【編曲】ジョン・ランチベリー
【美術・衣裳】デヴィッド・ウォーカー
【照明】ジョン・B・リード

マクベス<新制作・世界初演>
Macbeth

シェイクスピアの四大悲劇の一つである『マクベス』を基に、スコットランドの作曲家、ジェラルディン・ミュシャの音楽を用いて、新国立劇場バレエ団のオリジナルとして新制作・世界初演される作品で、世界的に活躍しているウィル・タケットが振付を手がけます。

原作は、11世紀のスコットランドを舞台に、魔女から王になることを予言されたマクベスが、野心に燃える妻にそそのかされ、王を暗殺して王位に就くものの、王位を奪われるのではという疑念から破滅へと向かうマクベスの運命が描かれています。

予言、野心、疑念、陰謀、錯乱といった人間の心理が巧みに描かれており、オペラや映画の題材として何度となく取り上げられています。

この作品を振り付けるウィル・タケットは、英国ロイヤル・バレエをはじめバーミンガム・ロイヤル・バレエ、カナダ国立バレエ、イングリッシュ・ナショナル・バレエなどに作品を提供するほか、オペラやミュージカル、映画など様々な分野で活躍している世界的な演出家・振付家で、吉田都芸術監督は『マクベス』の振付を依頼するならばこの人だと大きな期待を寄せています。

マクベス<新制作・世界初演> Macbeth
【振付】ウィル・タケット
【音楽】ジェラルディン・ミュシャ
【編曲】マーティン・イェーツ
【美術・衣裳】コリン・リッチモンド
【照明】佐藤 啓

キャスト

4月29日(土・祝)14:00
『夏の夜の夢』
【タイターニア】柴山紗帆
【オーベロン】渡邊峻郁
【パック】山田悠貴
【ボトム】木下嘉人
『マクベス』
【マクベス】福岡雄大
【マクベス夫人】米沢 唯
【バンクォー】井澤 駿
【3人の魔女】奥田花純、五月女遥、廣川みくり
4月30日(日)14:00
『夏の夜の夢』
【タイターニア】池田理沙子
【オーベロン】速水渉悟
【パック】石山 蓮
【ボトム】福田圭吾
『マクベス』
【マクベス】奥村康祐
【マクベス夫人】小野絢子
【バンクォー】井澤 駿
【3人の魔女】原田舞子、廣田奈々、根岸祐衣
5月2日(火)19:00
『夏の夜の夢』
【タイターニア】柴山紗帆
【オーベロン】渡邊峻郁
【パック】山田悠貴
【ボトム】木下嘉人
『マクベス』
【マクベス】福岡雄大
【マクベス夫人】米沢 唯
【バンクォー】井澤 駿
【3人の魔女】奥田花純、五月女遥、廣川みくり
5月3日(水・祝)14:00
『夏の夜の夢』
【タイターニア】池田理沙子
【オーベロン】速水渉悟
【パック】石山 蓮
【ボトム】福田圭吾
『マクベス』
【マクベス】奥村康祐
【マクベス夫人】小野絢子
【バンクォー】井澤 駿
【3人の魔女】原田舞子、廣田奈々、根岸祐衣
5月4日(木・祝)14:00
『夏の夜の夢』
【タイターニア】柴山紗帆
【オーベロン】渡邊峻郁
【パック】山田悠貴
【ボトム】木下嘉人
『マクベス』
【マクベス】福岡雄大
【マクベス夫人】米沢 唯
【バンクォー】井澤 駿
【3人の魔女】奥田花純、五月女遥、廣川みくり
5月5日(金・祝)14:00
『夏の夜の夢』
【タイターニア】池田理沙子
【オーベロン】速水渉悟
【パック】石山 蓮
【ボトム】福田圭吾
『マクベス』
【マクベス】奥村康祐
【マクベス夫人】小野絢子
【バンクォー】井澤 駿
【3人の魔女】原田舞子、廣田奈々、根岸祐衣
5月6日(土)14:00
『夏の夜の夢』
【タイターニア】柴山紗帆
【オーベロン】渡邊峻郁
【パック】山田悠貴
【ボトム】木下嘉人
『マクベス』
【マクベス】福岡雄大
【マクベス夫人】米沢 唯
【バンクォー】井澤 駿
【3人の魔女】奥田花純、五月女遥、廣川みくり
演奏
指揮:マーティン・イェーツ
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
合唱:東京少年少女合唱隊

【動画】新国立劇場バレエ団「シェイクスピア・ダブルビル」メイキング映像(YouTube「新国立劇場 New National Theatre Tokyo」チャンネル)

公演情報

新国立劇場バレエ団「シェイクスピア・ダブルビル」公演情報
■日程:2023年4月29日(土・祝)~5月6日(土)(全7公演)
・4月29日(土・祝)14:00
・4月30日(日)14:00
・5月2日(火)19:00
・5月3日(水・祝)14:00
・5月4日(木・祝)14:00
・5月5日(金・祝)14:00
・5月6日(土)14:00
■予定上演時間:約2時間(休憩含む)
■会場:新国立劇場 オペラパレス
■アクセス:京王新線(都営新宿線乗入)「初台駅」中央口直結。詳細はこちら
■チケット:
【S席】13,200円
【A席】11,000円
【B席】7,700円
【C席】4,400円
【D席】3,300円
(クラブ・ジ・アトレ会員は上記料金の10%OFF)
【Z席】1,650円(舞台のほとんどが見えない席。公演当日朝10:00から全席先着販売)
(注)4歳未満のお子様は入場できません。
■各種割引(D・Z席は対象外):
【高齢者割引(65歳以上)・学生割引】5%割引
【ジュニア割引(中学生以下)】20%割引
【当日学生割引】50%割引(公演当日に残席がある場合のみ)
【障がい者割引】20%割引
■チケット販売:
【アトレ会員先行販売期間】2023年2月11日(土・祝)10:00~14日(火)
【新国メンバーズ先行販売期間】2023年2月12日(日)10:00~14日(火)
【一般発売】2023年2月23日(木・祝)10:00~
■公式サイト:https://www.nntt.jac.go.jp/ballet/shakespeare-double-bill/
(注)公演の詳細・最新情報は公式サイトをご確認ください。