2019年1月28日(月)【1月27日(日)深夜】午前0時00分~のNHK BS プレミアムシアターでは、ニューヨーク・シティ・バレエ in パリ 『バランシン・ガラ』を放送します。
バランシン作品のガラ公演が放送されます。
2017年6月19日(月)の再放送ですが、見逃してしまった方はこの機会にぜひ御覧ください!
NHK BS プレミアムシアター ニューヨーク・シティ・バレエ in パリ 『バランシン・ガラ』 放送概要
NHK BS プレミアムシアター(2019年1月28日)放送概要
■日時 2019年1月28日(月)【1月27日(日)深夜】午前0時00分~
■チャンネル NHK BS プレミアム
■放送内容
◇本日の番組紹介
◇トーマス・ヘンゲルブロック指揮 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団演奏会
◇ニューヨーク・シティ・バレエ in パリ『バランシン・ガラ』【再放送】
ニューヨーク・シティ・バレエ in パリ『バランシン・ガラ』放送概要
ニューヨーク・シティ・バレエ in パリ「バランシン・ガラ」(1:42:00~3:25:00)
■演目
「ワルプルギスの夜」 歌劇「ファウスト」バレエ音楽:グノー 作曲
「ソナチネ」:ラヴェル 作曲
「高貴で感傷的なワルツ」:ラヴェル 作曲
「ラ・ヴァルス」:ラヴェル 作曲
「シンフォニー・イン・C」:交響曲 第1番 ハ長調 ビゼー 作曲
■出演
サラ・マーンズ
アドリアン・ダンチヒ・ウォリング
ローレン・ラヴェット
ミーガン・フェアチャイルド
ホアキン・デ・ルス
スターリング・ヒルティン
ジャレッド・アングル
アマル・ラマサール
タイラー・ペック
アンドリュー・ヴィエット
テレサ・ライクレン
タイラー・アングル
アルストン・マクギル
アンソニー・ハクスリー
ブリタニー・ポラック
テイラー・スタンリー
■ピアノ:エレーン・シェルトン
■管弦楽:オーケストラ・プロメテ
■指揮:ダニエル・キャップス
■収録:2016年7月12・16日 シャトレ座(パリ)
バランシン作品のみどころについて
バランシンの作品のなかでも、今回放送される演目のうち「シンフォニー・イン・C」以外の演目は日本で上演される機会が少ないように感じます。
筆者の勉強不足で「シンフォニー・イン・C」以外は知らなかったと言った方が正確かも知れません…(T_T)
バランシンの特徴といえば何といっても筋のない「プロットレス・バレエ」だと思います。
物語のある、演劇性の高いバレエの方が人気があるのではないかと思いますが、バランシン作品は筋がないからこそ「音楽そのもの」という感じが心地よく楽しいという意見もあります。
「見る音楽」や「音楽の視覚化」などとも呼ばれる作品は、マイムや物語の背景などを知らなくても楽しめる分、初心者にも楽しみやすい作品と言えるかも知れません。
演技などに頼ることができない分、踊る方のダンサーたちにとっては、より音楽性と正確なテクニックが求められるのかも知れません。
また、よく「バランシン作品は脚、足先が強くないと踊れない」といった内容のコメントを見かけます。
バランシン作品を本家ニューヨーク・シティ・バレエの鍛えられたダンサーたちによる踊りで楽しめる、またとない機会です。
ダンサーたちが奏でる音楽を堪能できたら良いですね!
下の映像は、今回の放送にも出演しているテレサ・ライクレン(Teresa Reichlen)さんが「シンフォニー・イン・C」の技術、パートナーとの信頼関係などについて語っています。(プレミアムシアターの放送内容とは関係ありません)
NYC Ballet’s Teresa Reichlen on SYMPHONY IN C
(YouTube / nycballet 公式チャンネル)
ニューヨーク・シティ・バレエについて
ニューヨーク・シティ・バレエについて
ニューヨーク・シティ・バレエ(NYCB)は、米国にバレエ芸術を根付かせたいという夢を持ったリンカーン・カースティンがジョージ・バランシンを米国に招いのが始まりです。
1934年にバレエダンサーを育成するためにスクール・オブ・アメリカン・バレエ(SAB)を開校し、1946年にバレエ・ソサエティを発足し、1948年にNYCBに改称しています。
まずはダンサーを育てることから始めたのですね。
発足当初、芸術監督はジョージ・バランシン、共同監督はジェローム・ロビンズで、二人の振付作品によりNYCBは世界的に評価されるカンパニーへと成長していきます。
今回、プレミアムシアターで放送されるのは、そのうちジョージ・バランシンの名作を集めたガラ公演です。
ジョージ・バランシンについて
ジョージ・バランシンは、1904年にロシアのサンクト・ペテルブルグに生まれ、帝室舞踊学校(現ワガノワ・バレエ・アカデミー)に学び、帝室バレエ団(現マリインスキー・バレエ)を経て、1924年に亡命しバレエ・リュスと契約します。
若くして振付の才能を開花させ、バレエ・リュス時代には現在でも上演されている名作をいくつも振り付けています。
バランシンは、筋のない「プロットレス・バレエ」の概念をもたらし、純粋な動きの美しさを表現し、「見る音楽」や「音楽の視覚化」などとも呼ばれています。