新国立劇場バレエ団『ジゼル』キャスト変更

6月16日、新国立劇場バレエ団 2016/2017シーズン 『ジゼル』のキャスト変更の発表がありました。

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6月24日(土)18:00、26日(月)14:00 の2公演において、ミルタ役が細田千晶さんから寺田亜沙子さんに変更になりました。

細田さんは、ミルタ役をすべて降板する訳ではなく、6月25日(日)、30日(金)の2公演については当初の予定通りにミルタ役で出演いたします。

ということはケガではないのでしょう。

新国立劇場バレエ団による『ジゼル』の公演実績は、以前、このブログでも触れました。(その投稿はこちら

細田さん、寺田さんともに、前回(2013年)、前々回(2006年)の公演にも出演されていますが、ミルタは初役の様です。

実績を見てみましょう。

◆2006年公演

二人は、新国立劇場バレエ研修所の第2期生で2005年3月に卒業され、新国立劇場バレエ団に入団されました。

入団後、初めてのシーズンとなる2005/2006シーズンにおいて6月から7月にかけて『ジゼル』の公演がありました。そのときの公演が二人にとって初めての『ジゼル』出演です。

この時、二人ともワルツ、村の娘たち、ウィリたちの役で出演されています。

◆2013年公演

このときは、ドゥ・ウィリと村人のパ・ド・ドゥといった主要な役を踊られました。

ドゥ・ウィリを細田千晶さんと寺田亜沙子とで踊られています。
また、村人のパ・ド・ドゥを細田さんは奥村康祐さんと、寺田さんは江本拓さんと踊られています。

しかし、二人ともミルタはまだ踊られていません。

以上のように、細田さん、寺田さんにとってミルタ役は今回が初めての舞台となります。

細田さんが2公演のみミルタ役を降りて、残りは予定通りに出演されるのはどのような理由があるのでしょうか。それは分かりませんが、同期二人にとっての初ミルタがそれぞれどのような踊り、演技になるのか、これは非常に楽しみです(*’▽’)

二人の初ミルタを観るために、予定していなかった公演も鑑賞することにしよう!と思った人は私だけではないはずです。(^_-)-☆

もしかして、これは新国の営業戦略なのでは!?

そうだとしたら、なかなかの策士ですね。(^^♪

本当のところは分かりませんが、いずれにしても新国立劇場バレエ団の『ジゼル』がさらに楽しみになってきたことに間違いはありません。

そして、このブログの『ジゼル』予習もさらに続きます。