2020年6月21日(日)のNHK BS プレミアムシアターでは、バットシェバ舞踊団 『ラスト・ワーク』を放送します。
2020年3月にはバットシェバ舞踊団/オハッド・ナハリン『Venezuela-ベネズエラ』の日本公演が予定されていましたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い公演は中止となってしまいました。
公演を楽しみにしていた方も多いかと思いますが、せめて『ラスト・ワーク』の放送を楽しんでいただきたいと思います。
NHK BS プレミアムシアター
2020年6月21日(日)放送概要
■日程:2020年6月21日(日)23:20~27:30
■チャンネル:NHK BS プレミアム
■放送内容:
◇本日の番組紹介(23:20:00~23:24:00)
◇バットシェバ・ヤング・アンサンブル『Sadeh21(サデ21)』(23:24:00~24:41:00)
◇イングリッシュ・ナショナル・バレエ 『ジゼル』【再放送】(24:42:30~26:22:00)
◇バットシェバ舞踊団 『ラスト・ワーク』【再放送】(26:24:00~27:30:00)
2020年6月21日(日)23:20からのNHK BS プレミアムシアターは、『Sadeh21(サデ21)』、『ジゼル』【再】、 『ラスト・ワーク』【再】の3演目が放送されます。
今回はバットシェバ舞踊団 『ラスト・ワーク』を紹介し、他の2演目は別の記事で紹介しています。
バットシェバ舞踊団 『ラスト・ワーク』
Batsheva Dance Company
LAST WORK By OHADNNAHARIN
2020年6月21日(日)23:20からのNHK BS プレミアムシアターでは、コンテンポラリー・ダンスの世界で高い評価を得ているイスラエルのバットシェバ舞踊団『ラスト・ワーク』を放送します。
(『ラスト・ワーク』の放送は、26:24:00~27:30:00)
バットシェバ舞踊団は、オハッド・ナハリンが考案した画期的なムーヴメント「GAGA(ガガ)」によって鍛え上げられた肉体による力強いパフォーマンスで知られています。
1990年から芸術監督を務めるオハッド・ナハリンが振り付けた『ラスト・ワーク』は2015年の初演以来、世界各地で上演されており、ダンサーとしても出演している中村恵理さんが衣装を担当しています。
鬼才オハッド・ナハリンと「GAGA」により鍛え上げられたダンサーたちとが創作した、独特な世界観をどうぞお楽しみください。
バットシェバ舞踊団
バットシェバ舞踊団 Batsheva Dance Company
イスラエルのテルアビブを拠点に活動しているバットシェバ舞踊団は、マーサ・グラハムを芸術アドバイザーに迎え、バロネス・バットシェバ・ド・ロスチャイルドによって、1964年に設立されました。
世界で最も優れたコンテンポラリー・ダンスのカンパニーの一つとして高く評価され、世界中で精力的に行う公演は年間250回を数え、約10万人の動員を誇ります。
最も優れた振付家の一人として評価されるオハッド・ナハリンが1990年にバットシェバ舞踊団の芸術監督に就任し、世界的なコンテンポラリー・ダンス・カンパニーとして世界をリードし続けています。
オハッド・ナハリンがリハビリテーションのために考案したムーヴメント・ランゲージ「GAGA(ガガ)」は、バットシェバ舞踊団のダンサーたちのトレーニングとしても取り入れられています。
バットシェバ舞踊団は、鬼才オハッド・ナハリンと、「GAGA」によって鍛え上げられた驚異的な身体を持つダンサーとが、一緒になって行う創造的な活動に支えられていると言えそうです。
オハッド・ナハリン Ohad Naharin
1952年、イスラエルのミズラ出身。
振付家、ダンス教師、脳と体の繋がりに着目しリハビリテーションのために開発されたフェルデンクライス メソッドのインストラクターの母と俳優であり心理学者でもある父との間に生まれました。
1974年にはバットシェバ舞踊団に入団し、カンパニーの芸術アドバイザー・振付家だったマーサ・グラハムに招かれ、ニューヨークの彼女のカンパニーに加わります。
1975年から1976年にはスクール・オブ・アメリカン・バレエなどで学び、その後、モーリス・ベジャールの20世紀バレエ団に入団します。
1979年にニューヨークに戻り、振付家としてのキャリアをスタートし、バットシェバ舞踊団、イスラエルのキブツ・コンテンポラリー・ダンス・カンパニー、ネザーランド・ダンス・シアターなどに作品を提供しています。
1990年にバットシェバ舞踊団の芸術監督に就任し、同年にはジュニア・カンパニーであるバットシェバ・ヤング・アンサンブル(Batsheva – the Young Ensemble)を設立しています。
オハッド・ナハリンは、2018年に芸術監督を退任しますが、在任中の約30年間に、シニアとジュニの両アカンパニーに合わせて30を超える作品を創作し、芸術監督退任後も常任振付家として作品を提供し続けています。
中村恵理
長野バレエ団出身。
奨学生としてオーストラリア・バレエ学校に3年間留学し首席で卒業。
2003年〜2007年 スペイン・ビクトル・ウラテ・バレエに入団し、『新版コッペリア』初演時には主役を踊るなど活躍。
2006年 Burugos-New York国際振付コンクール ファイナリスト。
2007〜2008年 カナダ・モントリオール グラン・バレエ・カナディアンに移籍し、ソリストとして活躍。
2011年〜2015年 バットシェバ舞踊団。
2016年 バットシェバ舞踊団再入団。
今回放送される『ラスト・ワーク』のほか、オハッド・ナハリンのバットシェバ舞踊団芸術監督として最後の演出・振付作品『Venezuela-ベネズエラ』では衣装も担当しています。
バットシェバ舞踊団 『ラスト・ワーク』
プレミアムシアター放送概要
【放送日時】2020年6月21日(日)26:24:00~27:30:00
【チャンネル】NHK BS プレミアム
【演目】バットシェバ舞踊団 『ラスト・ワーク』
【演出・振付・芸術監督】オハッド・ナハリン
【照明】AVI YONA BUENO(BAMBI)
【音楽編集】MAXIM WARATT
【オリジナル音楽】GRISCHA LICHTENBERGER
【舞台】ZOHAR SHOEF
【衣装】ERI NAKAMURA(中村恵理)
【出演】
BILLY BARRY
YAEL BEN EZER
MATAN COHEN
OMRI DRUMLEVICH
BRET EASTERLING
HSIN-YI HSIANG
CHUNWOONG KIM
RANI LEBZELTER
ERI NAKAMURA(中村恵理)
ORI MOSHE OFRI
NITZAN RESSLER
OR MEIR SCHREIBER
MAAYAN SHEINFELD
YONI(YONATAN) SIMON
AMALIA SMITH
BOBBI JENE SMITH
ZINA(NATALYA) ZINCHENKO
【収録】2017年6月14・15日 フランス国立シャイヨー劇場(パリ)