バレエ音楽『ガイーヌ』や『スパルタクス』で有名な旧ソビエト連邦の作曲家アラム・ハチャトゥリアンの若き日を描いた映画『剣の舞 我が心の旋律』が、2020年7月31日(金)から全国順次公開されます。
映画『剣の舞 我が心の旋律』
アラム・ハチャトゥリアン
映画『剣の舞 我が心の旋律』の主人公アラム・ハチャトゥリアンは、アルメニア出身の旧ソビエト連邦の作曲家・指揮者で、バレエ音楽『ガイーヌ』や『スパルタクス』を作曲したことで知られています。
プロコフィエフ(1891〜1953年)やショスタコーヴィチ(1906〜1975年)とともにソヴィエト3巨匠の一人と称されるハチャトゥリアン(1903〜1978年)ですが、日本においてはそれほど知られていない作曲家ではないでしょうか。
ローマに対して反乱を起こした奴隷たちの指導者・スパルタクスを描いたバレエ『スパルタクス』はボリショ・バレエを代表するレパートリーとして非常に高い人気がありますが、日本で上演される機会は多くはありません。
『ガイーヌ』となるとさらに上演機会は少ないと思います。
『剣の舞 我が心の旋律』
映画『剣の舞 我が心の旋律』は、バレエ『ガイーヌ』に登場する楽曲『剣の舞』の誕生秘話を題材にしています。
『ガイーヌ』の最終幕でクルド人が剣を持って舞う戦いの踊りで演奏される『剣の舞』は、世界屈指の演奏回数を誇利、木琴の激しい音エキゾチックな旋律が緊迫感を高めるとても印象的な曲で、日本では運動会でかけられる定番の曲でもあり、曲名は知らなくても誰もが聞いたことがある曲ではないでしょうか。
第二次世界大戦下のソビエト連邦。
疎開先のモロトフ(現ペルミ)で『ガイーヌ』の初演を目前に控えたキーロフ・バレエで、この『剣の舞』がどのような状況のもと、いかにして誕生したのかを描いた感動の実話です。
バレエ音楽の名曲を遺した同年代のプロコフィエフやショスタコーヴィチに比べて日本ではあまり詳しく知られていないハチャトゥリアンですが、映画『剣の舞 我が心の旋律』で彼の一端に触れてみてはいかがでしょうか。
予告編
【参考動画】
マリインスキー劇場で上演されたアルメニア国立バレエ『ガイーヌ』より「剣の舞」
キャスト
アラム・ハチャトゥリアン:アンバルツム・カバニャン
サーシャ:ヴェロニカ・クズネツォーヴァ
プシュコフ:アレクサンドル・クズネツォフ
オイストラフ:アレクサンドル・イリン
ブラーギン:イヴァン・リジコフ
アニシモワ or ニーナ:インナ・ステパーノヴァ
デルジャーヴィン:セルゲイ・ユシュケーヴィチ
スタッフ
■監督・脚本:
ユスプ・ラジコフ
■プロデューサー:
ルベン・ディシュディシュヤン
カレン・ガザリャン
ティグラン・マナシャン
■撮影技師:
ユーリ・ミハイリシン
■編集:
デニス・ルザーノフ
■音楽:
アレクセイ・アルティシェフスキー
アンドラニク・ベルベリャン
上映劇場
■北海道・東北
【北海道】シアターキノ 8月15日(土)~
【青森】シネマディクト 未定
【岩手】盛岡ルミエール 未定
■関東・甲信越
【東京】新宿武蔵野館 7月31日(金)~
【東京】kino cinema 立川高島屋 S.C.館 7月31日(金)~
【神奈川】kino cinema 横浜みなとみらい 7月31日(金)~
【群馬】シネマテークたかさき 未定
【長野】塩尻東座 未定
■中部・北陸
【愛知】名演小劇場 7月31日(金)~
【岐阜】CINEX 未定
■近畿
【大阪】テアトル梅田 8月7日(金)~
【京都】京都シネマ 8月14日(金)~
【兵庫】シネ・リーブル神戸 9月11日(金)~
■中国・四国
未定
■九州・沖縄
【福岡】KBCシネマ 8月8日(土)~
上映概要
■日題:『剣の舞 我が心の旋律』
■原題:Tnets s sablyami
■英題:Sabre Dance
■日本語字幕:堀池明
■提供:ニューセレクト
■配給:アルバトロス・フィルム
2018年/ロシア・アルメニア
ロシア語・アルメニア語
92分
■公式サイト:https://tsurugi-no-mai.com