モナコ公国モンテカルロ・バレエ団が2020年11月に来日し、ジャン=クリストフ・マイヨーがシェイクスピアの喜劇に着想を得て振り付けた『じゃじゃ馬馴らし』を上演します。
ハッピーエンドで幸福な気分になることができるバレエで、コロナ渦で気分が沈みがちなときの鑑賞におすすめの作品です♪
【9/30追記】
新型コロナウイルス感染拡大によるヨーロッパから日本への入国制限が緩和される見通しがたたないことから中止となりました。
https://www.nbs.or.jp/publish/news/2020/09/20200904-01.html
モンテカルロ・バレエ団
ジャン=クリストフ・マイヨー振付
『じゃじゃ馬馴らし』
ウィリアム・シェイクスピアの戯曲をもとにしたバレエ『じゃじゃ馬馴らし』としては、シュツットガルト・バレエが1969年に初演したドメニコ・スカルラッティ音楽(クルト=ハインツ・シュトルツェ編曲)、ジョン・クランコ振付作品がドラマティック・バレエの傑作として知られています。
モンテカルロ・バレエ団が上演する『じゃじゃ馬馴らし』は、同バレエ団の芸術監督・振付家のジャン=クリストフ・マイヨーがドミートリー・ショスタコーヴィチの映画音楽に振り付けた作品です。
マイヨーが、当時ボリショイ・バレエの芸術監督だったセルゲイ・フィーリンに招かれ、ボリショイ・バレエのために振り付けられ、2014年に世界初演されています。
衣装は、ジャン=クリストフ・マイヨーの息子さんであるオーギュスタン・マイヨーが手がけており、こちらも注目です。
もともとロシアのダンサーに振り付けられたこともあり、いつも作品と比べてクラシックをベースにした作品になっていますが、モンテカルロ・バレエ団が上演する『じゃじゃ馬馴らし』は、マイヨーのスタイルを知り尽くしているダンサーが踊るだけに、ボリショイ・バレエとは異なった雰囲気になっているそうです。
ボリショイ・バレエの『じゃじゃ馬馴らし』を鑑賞したことがある方は、その違いにも注目してみると面白そうですね。
マイヨーによる新しい解釈で現代的なメッセージも加えられ、エピローグではジャズの音楽を用いたおしゃれな雰囲気となり、お似合いのカップルとなったキャタリーナとペトルーチオの姿は幸せな気分にしてくれます。
配役については、モンテカルロ・バレエ団の方針により、公演当日に発表される予定ですが、モンテカルロ・バレエ団には、小池ミモザさんの他にも東京生まれでモナコ・プリンセス・グレース・アカデミー出身の田島香緒理さんも所属されているので、是非ご出演していただきたいですね。
『じゃじゃ馬馴らし』(The Taming of the Shrew)
【クレジット】
振付:ジャン=クリストフ・マイヨー
振付家助手:ベルニス・コピエテルス
音楽:ドミートリー・ショスタコーヴィチ
舞台美術:エルネスト・ピニョン=エルネスト
照明:ドミニク・ドゥリヨ
ビデオ:ドミニク・ドゥリヨ、マチュー・ステファニー
衣裳:オーギュスタン・マイヨー
衣裳助手:ジャン・ミシェル・レネ
台本:ジャン・ルオー(ウィリアム・シェイクスピアの戯曲に基づく)
初演:2014年7月4日、モスクワ、ボリショイ・バレエ
プロモーション映像
公演概要
【9/30追記】
新型コロナウイルス感染拡大によるヨーロッパから日本への入国制限が緩和される見通しがたたないことから中止となりました。
https://www.nbs.or.jp/publish/news/2020/09/20200904-01.html
■日程:
2020年11月6日(金)19:00
2020年11月7日(土)13:00/17:00
2020年11月8日(日)13:00
(全4公演)
11月7日(土)17:00の部の開始前(16:20~)に、モンテカルロ・バレエ団によるプレトークを予定。
■上演時間:約1時間50分(休憩1回含む)
■会場:東京文化会館(上野)
■アクセス:
・JR「上野駅」公園口改札徒歩約1分
・東京メトロ「上野駅」7番出口徒歩約5分
・「京成上野駅」正面口改札徒歩約7分
(アクセス詳細はこちら)
■チケット(税込):
・S:17,000円
・A:15,000円
・B:13,000円
・C:9,000円
・D:7,000円
・E:5,000円
各種割引料金あり(詳細は公式サイトをご確認ください)
・特別ペア割引[S、A、B席](2枚で2,000円割引)
・親子割引[S、A、B席](お子様〈小学生~高校生〉が半額)
・U25シート(2,000円)
■公式サイト:https://www.nbs.or.jp/stages/2020/montecarlo/index.html
【キャスト】
配役はモンテカルロ・バレエ団の方針により公演当日に発表される予定です。
モンテカルロ・バレエ団 来日公演特別企画 小池ミモザ×上野水香 プリンシパル・クロストーク
モンテカルロ・バレエ団の来日公演を記念して、プリンシパルの小池ミモザさんと東京バレエ団プリンシパル上野水香さんとによる特別企画「プリンシパル・クロストークが6月に実施され、その時の様子がYouTubeで公開されています。
カンパニーを代表するダンサーとしてジャン=クリストフ・マイヨーの信頼も厚い小池ミモザさんと17歳のときからマイヨーと面識があるという上野水香さんが、マイヨーと『じゃじゃ馬馴らし』の魅力について紹介しています。
お二人の興味深い話を聞くと、日本公演がとても楽しみになります!
また、「マイヨーと一緒に仕事がしたい」という水香さんの発言に対し、ミモザさんは「いつか二人で一緒にマイヨーに振り付けてもらいましょう」と応じます。
マイヨーと近しい関係にあるお二人だけに、これは近い将来に実現しそうな気がします!