【TV】モナコ公国モンテカルロ・バレエ『じゃじゃ馬ならし』(プレミアムシアター/2021年6月20日)

2021年6月20日(日)午後11時20分(23:20)からのNHK BS プレミアムシアターでは、モナコ公国モンテカルロ・バレエ『じゃじゃ馬ならし』が放送されます。

鬼才ジャン・クリストフ・マイヨーがウィリアム・シェイクスピアによる喜劇を元にユーモラスに描いたバレエです。

今回は、モナコ公国モンテカルロ・バレエ『じゃじゃ馬ならし』について紹介します。

2021年6月20日(日)のNHK BS プレミアムシアターでは、鈴木雅明 指揮「NHK交響楽団演奏会」、モナコ公国モンテカルロ・バレエ『じゃじゃ馬ならし』、パリ・オペラ座バレエ『夏の夜の夢』が放送されますが、この記事では「NHK交響楽団演奏会」と『夏の夜の夢』については触れていません。

パリ・オペラ座バレエ『夏の夜の夢』の紹介記事はこちら

NHK BS プレミアムシアター
2021年6月20日(日)放送概要

■日程:2021年6月20日(日)午後11時20分~午前4時2分
■チャンネル:NHK BS プレミアム
■放送内容:
 ◇本日の番組紹介(1)(23:20:00~23:21:50)
 ◇鈴木 雅明 指揮「NHK交響楽団演奏会」(23:21:50~0:42:30)
 ◇本日の番組紹介(2)(0:42:30~0:45:00)
 ◇モナコ公国モンテカルロ・バレエ『じゃじゃ馬ならし』(0:45:00~2:11:30)
 ◇パリ・オペラ座バレエ『夏の夜の夢』【再放送】(2:14:00~4:02:00)
■公式サイト:https://www4.nhk.or.jp/premium/

モナコ公国モンテカルロ・バレエ
『じゃじゃ馬ならし』(全2幕)

バレエ『じゃじゃ馬ならし』は、ウィリアム・シェイクスピアによる喜劇『じゃじゃ馬ならし』(The Taming of the Shrew)を元にした作品です。

勝ち気でじゃじゃ馬の姉カタリーナとおしとやかで求婚者が絶えない妹ビアンカの姉妹が登場して騒動を繰り広げますが、カタリーナの前に現れたペトルーチオという求婚者が彼女をいかに手なずけ飼いならすのかという騒動がコミカルに描かれています。

『じゃじゃ馬ならし』といえば、ドメニコ・スカルラッティの音楽(クルト=ハインツ・シュトルツェ編曲)を使用して1969年にシュツットガルト・バレエが初演したジョン・クランコ版が有名ですが、今回、NHK BS プレミアムシアターで放送されるのはジャン・クリストフ・マイヨー振付によるモナコ公国モンテカルロ・バレエの舞台です。

マイヨー版『じゃじゃ馬ならし』は2014年にボリショイ・バレエが初演された作品で、当時のボリショイ・バレエの芸術監督であったセルゲイ・フィーリンがマイヨーに委嘱し、ドミートリ・ショスタコーヴィチの音楽が用いられ、衣装はマイヨーの息子であるオーギュスタン・マイヨーが手がけています。

同じシェイクスピアによる喜劇を元にしていますが、使用されている音楽が異なり解釈や演出も違うことから、マイヨー版とクランコ版を見比べて見るといろいろな発見がありそうです。

スタッフ・キャスト

振付:ジャン・クリストフ・マイヨー
音楽:ドミートリ・ショスタコーヴィチ

カタリーナ(勝気な長女):エカテリーナ・ペティナ
ペトルーチオ(カタリーナの求婚者):マテイユ・ウルバ
ビアンカ(カタリーナの妹):カトリン・シュラーダー
ルーセンシオ(良家のお坊ちゃん):アン・ジェヨン
家政婦:エイプリル・ボール
グレミオ(好色な紳士):ダニエレ・デルヴェッキオ
寡婦:アンナ・ブラックウェル
キザな紳士:シモーネ・トリブーナ
バプティスタ(姉妹の父):クリスティアン・ツヴォルジャンスキ
グルミオ(ペトルーチオの従者):アダム・リースト   ほか
モナコ公国モンテカルロ・バレエ団
管弦楽:モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:イゴール・ドロノフ

収録:2020年7月23・25日 グリマルディ・フォーラム(モナコ)