【TV】ドキュメンタリー『フリーデマン・フォーゲル ダンスに生きる』/シュツットガルト・バレエ『オネーギン』(プレミアムシアター2020年11月15日)

2020年11月15日(日)放送のNHK BS プレミアムシアターでは、ドキュメンタリー『フリーデマン・フォーゲル ダンスに生きる』、シュツットガルト・バレエ『オネーギン』が放送されます。

シュツットガルト・バレエを代表する世界的な人気ダンサー、フリーデマン・フォーゲルを追ったドキュメンタリーとフリーデマン・フォーゲルがタイトルロールを演じるシュツットガルト・バレエの代表作ジョン・クランコ振付『オネーギン』が一挙に放送されます!

2020年11月15日(日)放送のNHK BS プレミアムシアターでは、ドキュメンタリー 『フリーデマン・フォーゲル ダンスに生きる』、シュツットガルト・バレエ『オネーギン』、英国ロイヤル・バレエ『うたかたの恋』が放送されます。
この記事ではドキュメンタリー『フリーデマン・フォーゲル ダンスに生きる』、シュツットガルト・バレエ『オネーギン』について紹介しており、英国ロイヤル・バレエ『うたかたの恋』は別の記事で紹介しています。

ドキュメンタリー
『フリーデマン・フォーゲル ダンスに生きる』

【内容】
シュツットガルト出身ジョン・クランコ・バレエスクールに学び、シュツットガルト・バレエを代表する世界的な人気ダンサー、フリーデマン・フォーゲルの魅力に迫るドキュメンタリー番組です。

フリーデマン・フォーゲルのリハーサル風景や本番の舞台に加えて、オフ・ステージの様子など、本人と関係者のコメントを交えて彼の魅力を余すことなく伝えます。

撮影は、本拠地であるドイツのシュツットガルトやベルリン、スウェーデンのストックホルム、ロシアのモスクワ、東京で行われ、世界中の名門カンパニーに客演するなど、世界をまたにかけて活躍しているだけに、ドキュメンタリーには世界中のスーパースターが登場します。

ストックホルムでは、スェーデン・ロイヤル・バレエの『眠れる森の美女』に客演した際、ニコラ・ル・リッシュ芸術監督のもとで相手役の佐々晴香さんとリハーサルしている様子が撮影されています。

東京では「第15回世界バレエフェスティバル」(2018年)で来日した際に撮影が行われ、レインボーブリッジや皇居の眼鏡橋をバックに踊る様子が写っています。

ドキュメンタリー放映後には、フリーデマン・フォーゲルが主演しているドラマティック・バレエの傑作、シュツットガルト・バレエ『オネーギン』が放映されますので、彼の踊りを堪能することができます!

【出演】
フリーデマン・フォーゲル(シュツットガルト・バレエ プリンシパル)

マリシア・ハイデ(シュツットガルト・バレエ元芸術監督/現役時代は「シュツットガルトの奇跡」を支えた伝説のダンサー)
リード・アンダーソン(シュツットガルト・バレエ前芸術監督)
ニコラ・ル・リッシュ(スウェーデン・ロイヤル・バレエ芸術監督)
有田直子(公益財団法人日本舞台芸術振興会)
三浦雅士(新書館)
アリシア・アマトリアン(シュツットガルト・バレエ プリンシパル)
フォルカー・シュレンドルフ(映画監督)
ポリーナ・セミオノワ(ベルリン国立バレエ、アメリカン・バレエ・シアター、ミラノ・スカラ座バレエなどで活躍)
タマシュ・ ディートリッヒ(シュツットガルト・バレエ芸術監督)

佐々晴香(スウェーデン・ロイヤル・バレエ)
ロベルト・ボッレ(ミラノ・スカラ座バレエ、アメリカン・バレエ・シアターなどで活躍)
サラ・ラム(英国ロイヤル・バレエ)
フェデリコ・ボネッリ(英国ロイヤル・バレエ)
レオノール・ボラック(パリ・オペラ座バレエ)
オルガ・スミルノワ(ボリショイ・バレエ)
ほか

【予告編映像】Friedemann Vogel – Verkörperung des Tanzes | Trailer Deutsch (2020)

【フリーデマン・フォーゲル プロフィール】
ドイツのシュツットガルト出身。
シュツットガルトのジョン・クランコ・バレエスクールで学び、スカラシップを得てモナコ・プリンセスグレース・アカデミーに留学。
1998年にシュツットガルト・バレエに入団し、2002年にはプリンシパルに昇格。
1997年にはローザンヌ国際バレエコンクールで入賞しているほか、受賞歴多数。
マリインスキー劇場バレエ、ボリショイ劇場バレエ、ミラノ・スカラ座バレエ、イングリッシュ・ナショナル・バレエ、東京バレエ団、フィンランド国立バレエ、ベルリン国立バレエ、バイエルン国立バレエ、ウィーン国立バレエ、スウェーデン国立バレエ、ベジャール・バレエ・ローザンヌ、ミハイロフスキー劇場バレエなど、世界中の一流バレエ団などに客演。

シュツットガルト・バレエ『オネーギン』(全3幕)

フリーデマン・フォーゲルのドキュメンタリー放映後には、彼が主演しているシュツットガルト・バレエ『オネーギン』が放映されます。

『オネーギン』は、ロシアの国民的詩人アレクサンドル・プーシキンの韻文小説『エフゲニー・オネーギン』を原作とし、ジョン・クランコチャイコフスキーの音楽に振り付けた作品で、1965年に初演されました。

地方の貴族の娘で文学少女のタチヤーナと都会的で洗練された青年オネーギンの愛のすれ違いを情感豊かに描いています。

世界の35を超えるカンパニーがレパートリーとしているドラマティック・バレエの傑作で、主役のオネーギンとタチヤーナは多くのダンサーが演じることに憧れています。

『オネーギン』は、『ロミオとジュリエット』『じゃじゃ馬ならし』と並びジョン・クランコの代表作であり、シュツットガルト・バレエ団が誇る看板レパートリーで、シュツットガルト出身のフリーデマン・フォーゲルも小さい頃から見てきたそうです。

ガラ公演などでパ・ド・ドゥを踊ることはあったものの、フリーデマン・フォーゲルは長らくレンスキー役を演じており、意外なことに、オネーギン役を全幕で初めて演じたのは2014年のシンガポール公演でのことです。

オネーギンとタチヤーナによる第1幕の「鏡のパ・ド・ドゥ」や第3幕の「手紙のパ・ド・ドゥ」は大きな見どころです。

1965年の初演時にタチヤーナを踊り、1976年からはシュツットガルト・バレエの芸術監督も務めた伝説のダンサー、マリシア・ハイデが乳母役で出演していることも見逃せません。

【出演】
オネーギン:フリーデマン・フォーゲル
タチヤーナ:アリシア・アマトリアン
レンスキー:デーヴィッド・ムーア
オリガ:エリサ・バデネス
ラーリナ夫人:メリンダ・ウィザム
乳母:マリシア・ハイデ
グレーミン公爵:ジェイソン・レイリー   ほか
シュツットガルト・バレエ団

管弦楽:シュツットガルト国立歌劇場管弦楽団
指揮:ジェームズ・タグル

【スタッフ】
振付:ジョン・クランコ
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
編曲:クルト・ハインツ・シュトルツェ
装置・衣裳:ユルゲン・ローゼ

【収録】
2017年11月3・5日 シュツットガルト国立歌劇場(ドイツ)

NHK BS プレミアムシアター
2020年11月15日(日)放送概要

■日程:2020年11月15日(日)午後11時20分~午前4時22分
■チャンネル:NHK BS プレミアム
■放送内容:
◇本日の番組紹介(23:20:00~23:24:00)
◇ドキュメンタリー『フリーデマン・フォーゲル ダンスに生きる』(2019年制作)(23:24:00~0:22:30)
◇シュツットガルト・バレエ『オネーギン』【再放送】(0:22:30~2:01:30)

◇英国ロイヤル・バレエ『うたかたの恋』【再放送】(2:04:30~4:22:00)

(注)英国ロイヤル・バレエ『うたかたの恋』は次の記事で紹介しています。

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