【TV】ウィーン国立バレエ『海賊』(プレミアムシアター/2021年5月16日)

2021年5月16日(日)午後11時20分(23:20)からのNHK BS プレミアムシアターでは、NHK交響楽団演奏会、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団演奏会、ウィーン国立バレエ『海賊』が放送されます。

ウィーン国立バレエ『海賊』は、元パリ・オペラ座バレエのエトワールで上演当時はウィーン国立バレエの芸術監督を務めていたマニュエル・ルグリによって改訂された作品です。

今回は、ウィーン国立バレエ『海賊』について紹介します。

この記事では、NHK交響楽団演奏会、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団演奏会については触れていません。

NHK BS プレミアムシアター
2021年5月16日(日)放送概要

■日程:2021年5月16日(日)午後11時20分~
■チャンネル:NHK BS プレミアム
■放送内容:
 ◇本日の番組紹介(1)(23:20:00~23:21:40)
 ◇下野 竜也 指揮 NHK交響楽団演奏会(23:21:40~0:49:30)
 ◇本日の番組紹介(2)(0:49:30~0:51:30)
 ◇クリスティアン・ティーレマン指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団演奏会(0:51:30~1:55:30)
 ◇ウィーン国立バレエ『海賊』【再放送】(1:56:30~4:00:00)
■公式サイト:https://www4.nhk.or.jp/premium/

ウィーン国立バレエ『海賊』(全3幕)

異国情緒あふれるバレエ『海賊』は英国の詩人ジョージ・ゴードン・バイロンの同名長編詩を元にジョゼフ・マジリエがアドルフ・アダンの曲に振り付け、1856年にパリ・オペラ座で初演されました。

その後、さまざまな版が登場していますが、ウィーン国立バレエ『海賊』は、マリウス・プティパ原振付を元にして、パリ・オペラ座バレエのエトワールで上演当時はウィーン国立バレエの芸術監督を務めていたマニュエル・ルグリが振り付けた作品です。

海賊の首領コンラッドと恋人のメドーラとの恋に焦点が当てられ、ビルバントと恋人ズルメアそしてギュリナーラとパシャの3つの愛の物語が展開する演出となっています。

『海賊』といえばガラ公演などで上演されるメドーラとアリのパ・ド・ドゥが有名ですが、ルグリ版にはアリが登場せず、この有名なパ・ド・ドゥはアリではなくコンラッドが踊ります。

音楽はアダンの曲を中心に構成され、登場人物の複雑な関係を整理することにより分かりやすいストーリーとなり、ルイザ・スピナテッリによる美しい舞台美術と衣装も相まってとても洗練された作品になっています。

Manuel Legris: LE CORSAIRE | Wiener Staatsballett

スタッフ・キャスト

原振付:マリウス・プティパ
振付:マニュエル・ルグリ
音楽:アドルフ・アダン   ほか
美術・衣装:ルイザ・スピナテッリ

コンラッド(海賊):ロバート・ガブドゥーリン
メドーラ(ギリシャの娘):マリア・ヤコヴレワ
ギュリナーラ(メドーラの友人):リュドミラ・コノヴァロワ
ランケデム(バザールの主・奴隷商人):キリル・クラーエフ
ビルバント(コンラッドの友人):ダヴィデ・ダート
ズルメア(ビルバントの恋人):アリーチェ・フィレンツェ
セイード・パシャ(トルコの総督):ミハイル・ソスノフスキー   ほか
ウィーン国立バレエ団
ウィーン国立歌劇場バレエ学校

管弦楽:ウィーン国立歌劇場管弦楽団
指揮:ワレリー・オブジャニコフ

収録:2016年3月31日、4月2日 ウィーン国立歌劇場(オーストリア)

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