2022年10月16日(日)午後11時20分から放送される「NHK BS プレミアムシアター」では、モナコ公国モンテカルロ・バレエの「コッペリアCOPPEL-I.A.」と「じゃじゃ馬ならし」、ローマ歌劇場バレエが出演するピカソ・アット・ポンペイ バレエ「パラード」「プルチネッラ」、フィリップ・ジャルスキー「インスピレーション」が登場します。
プレミアムシアター
2022年10月16日(日)の放送内容
放送概要 |
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■日程:2022年10月16日(日)午後11時20分~午前4時22分 ■チャンネル:NHK BS プレミアム ■内容: ◇本日の番組紹介(午後11時20分00秒~午後11時24分30秒) ◇モナコ公国モンテカルロ・バレエ「コッペリアCOPPEL-I.A.」(午後11時24分30秒~午前0 時48分30秒) ◇ピカソ・アット・ポンペイ バレエ「パラード」「プルチネッラ」(午前0時49分30秒~午前1時53分30秒) ◇モナコ公国モンテカルロ・バレエ「じゃじゃ馬ならし」【再放送】(午前1時54分30秒~午前3時21分00秒) ◇フィリップ・ジャルスキー「インスピレーション」【再放送】(午前3時21分00秒~午前4時22分00秒) |
モナコ公国モンテカルロ・バレエ
「コッペリアCOPPEL-I.A.」
モナコ公国モンテカルロ・バレエ「コッペリアCOPPEL-I.A.」は、名作バレエ「コッペリア」を基にジャン・クリストフ・マイヨーが新たに演出・振付を行い、2019年12月に初演された作品で、放送されるのは2022年6月に収録された最新映像です。
もともとの「コッペリア」は素朴な機械仕掛けの人形だったのに対し、マイヨー版では人工知能を搭載した近未来的なアンドロイドとして描いているようです。
「COPPEL-I.A.」の「I.A.」は、人工知能を意味するフランス語「intelligence artificielle」の頭文字をかけているのでしょうか。(英語では「artificial intelligence(A.I.)」)
古典作品を独自に解釈し直した作品で高い評価を得てきたマイヨーらしい斬新な作品となっていそうです。
【参考動画】“Coppél-i.A.” – Jean-Christophe Maillot(YouTube「Les Ballets de Monte-Carlo」チャンネル)
予告編です。
【参考動画】“Coppél-i.A.” Premiere Teaser(YouTube「Les Ballets de Monte-Carlo」チャンネル)
2019年初演時のティザーです。
モナコ公国モンテカルロ・バレエ「コッペリアCOPPEL-I.A.」(全2幕) |
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■振付:ジャン・クリストフ・マイヨー ■音楽:ベルトラン・マイヨー(一部 原曲レオ・ドリーブ) ■出演: コッペリア:ルー・ベイン コッペリウス:マテイユ・ウルバン スワニルダ:アンナ・ブラックウェル フランツ:サイモン・トリブーナ ほか モナコ公国モンテカルロ・バレエ ■管弦楽:パリ国立歌劇場管弦楽団 ■指揮:ジャン・バティスト・マリ ■収録:2022年6月4・5日 グリマルディ・フォーラム(モナコ) |
ピカソ・アット・ポンペイ
バレエ「パラード」「プルチネッラ」
ピカソ・アット・ポンペイ バレエ「パラード」「プルチネッラ」は、パブロ・ピカソのイタリア訪問100周年を記念し、2017年に古代ローマ・ポンペイ遺跡にある野外大劇場で上演されたローマ歌劇場バレエによる舞台です。
ピカソが衣装と舞台装置を手がけたバレエ・リュスの名作から、サティの音楽に振り付けた「パラード」とストラヴィンスキーの音楽に振り付けた「プルチネルラ」の2作品(いずれもレオニード・マシーン振付)が放送されます。
ローマ歌劇場バレエは、2015年にパリ・オペラ座バレエの現役エトワールだったエレオノーラ・アバニャートが芸術監督に就任し話題となっていました。
なお、アバニャートは2021年6月にアデュー公演を行い、パリ・オペラ座バレエを退団していますが、2022年11月24日(木)〜27日(日)に東京文化会館で上演される「スーパースター・ガラ 2022」に出演予定です。
ピカソ・アット・ポンペイ バレエ「パラード」「プルチネッラ」 |
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バレエ「パラード」 ■振付:レオニード・マシーン ■台本:ジャン・コクトー ■音楽:サティー ■舞台美術・衣装:パブロ・ピカソ ■出演: 中国の手品師:マヌエル・パルッチーニ アクロバット師:サラ・ローロ、ミケーレ・サトリアーノ アメリカの少女:クリスティーナ・ミリリアーノ フランス人マネジャー:ジャコモ・カステッラーナ アメリカ人マネジャー:ロイック・ピロー 馬:ルカ・ドッタヴィオ、ルイジ・コッラード |
バレエ「プルチネッラ」 ■振付:レオニード・マシーン ■音楽:ストラヴィンスキー/ペルゴレージ作曲 ■舞台美術・衣装:パブロ・ピカソ ■出演: プルチネッラ:クラウディオ・コチーノ ピンピネッラ:レベッカ・ビアンキ プルデンツァ:マリアンナ・スリアーノ ロゼッタ:エレナ・ビディーニ 魔術師:マルコ・マランジョ カヴィエッロ:ジュゼッペ・デパロ フロリンド:ジャコモ・ルーチ 医者:マヌエル・ザッパコスタ タルタリア:マッシモ・ペルジーニ バッボ:ルカ・ドッタヴィオ 4人のプルチネッラ:ジャコモ・カステッラーナ、ルイジ・コッラード、ジョヴァンニ・カステッリ、マッシミリアーノ・リッツォ ほか ローマ歌劇場バレエ ■管弦楽:ローマ歌劇場管弦楽団 ■指揮:フランチェスコ・ルビーノ |
■収録:2017年7月27~29日 ポンペイ大劇場(イタリア) |
モナコ公国モンテカルロ・バレエ
「じゃじゃ馬ならし」
モナコ公国モンテカルロ・バレエ「じゃじゃ馬ならし」は、シェイクスピアの戯曲を題材にしたバレエです。
芸術監督であり振付家でもあるジャン・クリストフ・マイヨーが、ドミートリー・ショスタコーヴィチの音楽を用いてボリショイ・バレエのために振り付けた作品で、モナコ公国モンテカルロ・バレエのレパートリーにも入りました。
マイヨーらしく現代的で洗練された作品になっています。
モナコ公国モンテカルロ・バレエ「じゃじゃ馬ならし」(全2幕) |
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■振付:ジャン・クリストフ・マイヨー ■音楽:ドミートリ・ショスタコーヴィチ ■出演: カタリーナ:エカテリーナ・ペティナ ペトルーチオ:マテイユ・ウルバン ビアンカ:カトリン・シュラーダー ルーセンシオ:アン・ジェヨン ほか モナコ公国モンテカルロ・バレエ団 ■管弦楽:モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団 ■指揮:イゴール・ドロノフ ■収録:2020年7月23・25日 グリマルディ・フォーラム(モナコ) |
モナコ公国モンテカルロ・バレエは2022年11月に来日し、「じゃじゃ馬馴らし」を東京・上野の東京文化会館で上演します。
この機会に生の舞台を是非ご覧ください。
フィリップ・ジャルスキー
「インスピレーション」
フィリップ・ジャルスキー「インスピレーション」 |
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■曲目: 「弱り 傷つき」スカルラッティ 作曲 「弦楽のための協奏曲」ヴィヴァルディ 作曲 「主でなければ」ヴィヴァルディ 作曲 「弦楽のための協奏曲 第1番 ヘ短調から 第1楽章」ドゥランテ 作曲 「栄えあれ 女王」ペルゴレージ 作曲 ■出演:フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー) ■演奏:ル・コンセール・ド・ラ・ロージュ ■収録:2020年9月12・13日 ロワイヨモン修道院(フランス) |