牧阿佐美バレヱ団は、2月3日に2021年度(~2022年3月) の年間公演ラインナップ」を発表しました。
ラインナップされたのは、『リーズの結婚~ラ・フィーユ・マル・ガルデ~』、「ローラン・プティの夕べ」、『くるみ割り人形』、『白鳥の湖』の4演目です。
牧阿佐美バレヱ団が事業提供している文京シビックホールが2021年4月1日から2022年秋頃(予定)まで改修工事で休館となり公演会場として使用できなくなるため、新国立劇場や新宿文化センター、メルパルクホール、なかのZERO 大ホールなどが公演会場として予定されていますのでご注意ください。
なお、従来開催されていた鑑賞教室などの活動は、休館中も引き続き行われる予定です。
リーズの結婚
~ラ・フィーユ・マル・ガルデ~ (全幕)
日程:2021年6月26日(土)・27日(日)
会場:新国立劇場 中劇場
原作:ジャン・ドーベルヴァル
演出・振付:サー・フレデリック・アシュトン
作曲:フェルディナン・エロール
脚色・編曲:ジョン・ランチベリー
指揮:デヴィッド・ガルフォース
演奏:東京オーケストラMIRAI
のどかなフランスの田園を舞台に繰り広げられる恋愛騒動で、笑いあり、驚きあり、最後はほろりと泣け、幸せな気持ちになることができるバレエです。
親しみやすいメロディー、ニワトリ達の軽快なステップやリボンの踊り、母シモーヌの木靴の踊りなどが登場し、お子さまも楽しめる演目です。
フレデリック・アシュトンの演劇的な演出・振付による英国ロイヤル・バレエ伝統の作品で、国内で上演できるのは牧阿佐美バレヱ団だけです。
2019年6月8日・9日の公演映像で、リーズを中川 郁さんが、コーラスを元吉優哉さんが演じています。
ローラン・プティの夕べ
(新宿文化センター ダンス・プロジェクト2021参加)
日程:2021年10月9日(土)・10日(日)
会場:新宿文化センター
演出・振付:ローラン・プティ
音楽:
『アルルの女』:ジョルジュ・ビゼー
『デューク・エリントン・バレエ』:デューク・エリントン
振付スーパーバイザー:ルイジ・ボニーノ
照明:ジャン=ミッシェル・デジレ
※音楽は特別録音によるテープを使用
プティの代表作『アルルの女』とプティが牧阿佐美バレヱ団創立45周年のお祝いのためにジャズの巨人、デューク・エリントンの音楽に振り付けた『デューク・エリントン・バレエ』の2作品が上演されます。
20世紀を代表する振付家ローラン・プティと牧阿佐美バレヱ団との交流は、1996年の『アルルの女』日本初演に始まり、以来、多くのプティ作品を日本に紹介しています。
この公演は、牧阿佐美バレヱ団と親交の深かったローラン・プティの没後10年を偲ぶ特別公演として上演されます。
くるみ割り人形
2021年特別演出版
日程:2021年12月25日(土)・26日(日)
会場:メルパルクホール
演出・改訂振付:三谷恭三(プティパ/イワノフ版による)
音楽:P.I.チャイコフスキー
美術:デヴィッド・ウォーカー
指揮:デヴィッド・ガルフォース
演奏:東京オーケストラMIRAI
チャイコフスキーの素晴らしい音楽とともにクリスマスの演出にあふれた格調高く豪華な舞台美術が美しく幻想的な舞台で、子どもの心を虜にし、大人の幼い頃の夢や憧憬を思い出させてくれる心温まる物語です。
今シーズンは2021年特別演出版で上演される予定です。
2019年12月14日・15日の公演映像で、金平糖の精を青山季可さんが演じ、王子を清瀧千晴さんが演じています。
白鳥の湖(全幕)
日程:2022年2月5日(土)・6日(日)
会場:なかのZERO 大ホール
演出・振付:三谷恭三(プティパ/イワノフ、テリー・ウェストモーランド版に基づく)
音楽:P.I.チャイコフスキー
美術:ボブ・リングウッド
演奏:東京オーケストラMIRAI
バレエ『白鳥の湖』は、永遠の愛を描いた不朽の名作ですが、牧阿佐美バレヱ団が上演するのは、帝政期ロシアにさかのぼる原典の荘厳さと繊細な詩情を持つウェストモーランド版に基づく三谷恭三版で、コール・ド・バレエの美しさとドラマティックなラストが深い感動を呼ぶ、格調高い清新な舞台です。
ハリウッド映画も手がける衣装デザイナー、ボブ・リングウッドによる美術・衣装デザインも必見です。
2019年9月29日・30日の公演映像で、オデット/オディールを阿部裕恵さんが、 ジークフリート王子を清瀧千晴さんが演じています。