2021年10月24日(日)午後11時20分(23:20)からのNHK BS プレミアムシアターでは、「ムジカエテルナ×サシャ・ヴァルツ デルフィの古代遺跡でのベートーベン 交響曲第7番」が放送されます。
ピナ・バウシュの後継者とも評される世界的な振付家サシャ・ヴァルツが、ベートーベン生誕250年を祝うイベントで上演した作品で、古代ギリシャの劇場を背景にして披露されました。
NHK BS プレミアムシアター
2021年10月24日(日)〜25日(月)放送概要
◇本日の番組紹介(午後11時20分00秒~午後11時24分00秒)
◇ムジカエテルナ×サシャ・ヴァルツ デルフィの古代遺跡でのベートーベン 交響曲第7番
(午後11時24分00秒~25日午前0時07分00秒)
◇ミラノ・スカラ座バレエ団 ガラ公演
(25日午前0時07分00秒~午前1時22分30秒)
◇英国ロイヤル・バレエ
「ダンシズ・アット・ア・ギャザリング」(25日午前1時23分30秒~午前2時36分30秒)
「ザ・チェリスト」(25日午前2時36分30秒~午前3時45分00秒)
■公式サイト:https://www4.nhk.or.jp/premium/
【注】この記事では「ムジカエテルナ×サシャ・ヴァルツ デルフィの古代遺跡でのベートーベン 交響曲第7番」についてのみ紹介しており、他の演目についてはあらためて別の記事で紹介します。
>>> 英国ロイヤル・バレエ「ダンシズ・アット・ア・ギャザリング」「ザ・チェリスト」
ムジカエテルナ×サシャ・ヴァルツ
デルフィの古代遺跡でのベートーベン 交響曲第7番
■曲目:交響曲 第7番イ長調 作品92(作曲:ベートーベン)
■出演:ダンス:サシャ・ヴァルツ・アンド・ゲスト(振付:サシャ・ヴァルツ)
■管弦楽:ムジカエテルナ
■指揮:テオドール・クルレンツィス
■収録:2021年6月5・6日 デルフィの古代遺跡(ギリシャ)
2021年6月、ドイツの偉大な作曲家ベートーベン(1770〜1827年)生誕250年を祝い、ベートーベンの9つの交響曲をヨーロッパの象徴的な9つの都市で上演するベートーベンのヨーロッパ・ツアーが開催されました。
2021年6月6日(日)午後1時にベートーベン生誕の地であるドイツのボンから始まり、スイスのルガーノ湖畔、チェコのプラハ、アイルランドのダブリン、フィンランドのヘルシンキ、ルクセンブルク、ギリシャのデルフィ、フランスのストラスブール、オーストリアのウィーンと順番に引き継がれています。
「ムジカエテルナ×サシャ・ヴァルツ デルフィの古代遺跡でのベートーベン交響曲第7番」は、午後7時、デルフィの古代ギリシャの劇場を背景に7番目の演奏として上演されました。
テオドール・クルレンツィスが指揮し、ムジカエテルナの演奏に合わせてサシャ・ヴァルツ・アンド・ゲストの11人のダンサーによりダンスが披露されています。
なお、このイベントは当初、ベートーベン(1770〜1827年)の生誕250年にあたる2020年に企画されていましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により実施が延期されていました。
サシャ・ヴァルツ・アンド・ゲスト について
サシャ・ヴァルツ・アンド・ゲスト(Sasha Waltz & Guests)は、1993年にドイツのベルリンでサシャ・ヴァルツ(Sasha Waltz)とヨッヘン・サンディック(Jochen Sandig)によって設立されたコンテンポラリー・ダンスのカンパニーです。
これまでに、建築や視覚芸術、振付、映画、デザイン、文学、ファッション、音楽など多様な分野のアーティストを「ゲスト」として招きコラボレーションしてきました。
2013年にはストラヴィンスキーの『春の祭典』に振り付けた『祭典』をゲルギエフ指揮によりマリインスキー劇場バレエで初演し、バレンボイムとは2014年に『タンホイザー』をベルリン州立歌劇場のプロダクションとしてシラー劇場で初演するなど、世界的な指揮者とも共演しています。
また、世界的に活躍する作曲家の細川俊夫が能『松風』をもとにドイツ語でオペラ化した作品にも振り付け高い評価を得ています。
同作品は世界各国で上演されたことに加えて、日本でも2018年に「新国立劇場 開場20周年記念」として上演されました。
サシャ・ヴァルツはベルリン国立バレエでヨハネス・オーマンとともに芸術監督を務めていましたが、2020年1月に辞任しています。
ちなみに、ベルリン国立バレエの後任芸術監督にはクリスティアン・テオバルトが臨時に務めており、2023/24シーズンからはチューリヒ・バレエの現芸術監督であるクリスティアン・シュプックが就任することが決まっています。
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