パリ・オペラ座バレエ団の元エトワール アニエス・ルテステュ が出演する「アニエス・ルテステュ~変貌する美」が、2019年9~10月に札幌、宮城、岐阜の3都市で上演されます。
2013年10月にアデュー公演で『椿姫』のマルグリット・ゴーティエ役を踊り、惜しまれながらパリ・オペラ座バレエ団を引退した彼女ですが、ダンサーとしてはまだまだ健在で、珠玉のピアノ曲に合わせて踊ります。
「アニエス・ルテステュ~変貌する美」
2013年10月10日のアデュー公演『椿姫』でパリ・オペラ座バレエ団を退団した元エトワールのアニエス・ルテステュさんが日本公演を開催します。
一流振付家たちが珠玉のピアノ曲に振り付けた作品を披露します。
公演概要
札幌公演
■日程:2019年9月26日(木)19:00開演
■会場:札幌市教育文化会館 大ホール(札幌市営地下鉄東西線「西11丁目」駅1番出口から徒歩5分/市電「西15丁目」停から徒歩10分)
■公式サイト:札幌芸術の森(札幌市芸術文化財団)
多賀城(宮城)公演
■日程:2019年9月28日(土)14:00開演
■会場:多賀城市民会館大ホール
■公式サイト:宮城県多賀城市
岐阜公演
■日程:2019年10月6日(日)15:00開演
■会場:サラマンカホール
■公式サイト:OKBふれあい会館・サラマンカホール
公演の詳細は各公演の公式サイトをご確認ください。
出演者
■ダンサー:
アニエス・ルテステュ/Agnès Letestu(パリ・オペラ座元エトワール)
ヴァンサン・シャイエ/Vincent Chaillet(パリ・オペラ座プルミエ・ダンスール)
■ピアニスト:
エドナ・ステルン/Edna Stern
プログラム
『夜の声』
■振付:ブルーノ・ブーシェ
■音楽:B.ガルッビ「ハ短調のソナタ」
■出演:アニエス・ルテステュ
『霧の中で』
■振付:イヴォン・ドモル
■音楽:L.ヤナーチェク「霧の中で」
■出演:ヴァンサン・シャイエ
『作品27』
■振付:フローラン・メラック
■音楽:F.ショパン「ノクターン作品27第2番」
■出演:アニエス・ルテステュ、ヴァンサン・シャイエ
ピアノソロ C.ドビュッシー「ベルガマスク組曲 ― 月の光」
バレエ『天井桟敷の人々』から抜粋
■振付:ジョゼ・マルティネズ
■音楽:マルク=オリヴィエ・デュパン
■出演:アニエス・ルテステュ、ヴァンサン・シャイエ
ピアノソロ バッハ=リスト「幻想曲 ト短調BWV 542」
ほか
(注)曲目は変更になる場合があります。
アニエス・ルテステュについて
ルドルフ・ヌレエフがパリ・オペラ座バレエ団の芸術監督だったとき、『ラ・バヤデール』のガムザッティ役として、まだスジェだったアニエス・ルテステュを抜擢するなど、若くして頭角を現しました。
ジョゼ・マルティネズとのパートナリングにより一時代を築きましたが、今回の公演「アニエス・ルテステュ~変貌する美」ではマルティネズ振付作品も踊ります。
パリ・オペラ座バレエ団は定年制を採用しており、ダンサーは42歳で引退することになっています。
引退公演のことを「アデュー公演」(フランス語の別れの挨拶から)と呼び、とくにエトワール(パリ・オペラ座バレエ団ダンサーの最高位)が引退するときには本人の希望する演目を上演します。
アニエス・ルテステュは、ジョン・ノイマイヤー振付『椿姫』を選び、2013年10月10日に上演された公演で25年間にわたるパリ・オペラ座バレエ団でのダンサー生活に別れを告げました。
パリ・オペラ座バレエ団を定年により引退しても引き続き踊り続ける人は少なくありません。
アニエス・ルテステュも踊り続け、舞台衣装のデザイナーとしても活躍しています。
●プロフィール
1971年2月1日生まれ/パリ郊外サン・モール出身
12歳 パリ・オペラ座バレエ学校入学
1987年 パリ・オペラ座バレエ団入団
1988年 コリフェ
1989年 スジェ
1993年 プルミエール・ダンスーズ
1997年 エトワール(10月31日にヌレエフ版『白鳥の湖』をローラン・イレール相手に踊り任命される)
2013年 パリ・オペラ座バレエ団引退
●主な受賞歴
1989年 ユーロヴィジョン・コンクール 現代部門 グランプリ
1990年 ヴァルナ国際バレエコンクール ジュニア部門 金メダル