東京バレエ団創立55周年記念シリーズ 2019年度ラインナップ

2019年に創立55周年を迎える東京バレエ団は6月4日に記者会見を行い、「創立 55 周年記念プロジェクト」を発表しました。

第34次海外公演としてポーランド、オーストリア、イタリアを訪れること、日本を代表する世界的な振付家 勅使河原三郎さんの世界初演作品上演や古典作品の新制作などの意欲的なラインナップ、その他の創立55周年関連事業が発表されました。

■2019年度ラインナップ■
【2019年3月】アンナ=マリー・ホームズ版『海賊』(東京バレエ団初演)

【2019年4月】ブルメイステル版『白鳥の湖』(上野の森バレエホリデイ2019)
【2019年8月】子どものためのバレエ『ドン・キホーテの夢』/〈バレエコンサート〉(第7回めぐろバレエ祭り)
【2019年10月】勅使河原三郎新作(世界初演)/バランシン『セレナーデ』/ベジャール『春の祭典』
【2019年12月】『くるみ割り人形』(新制作)
【2020年3月】ラコット版『ラ・シルフィード』

今回は、「東京バレエ団創立55周年記念シリーズ 2019年度ラインナップ」についてお知らせします。

東京バレエ団創立55周年記念シリーズ 2019年度ラインナップ 詳細

【2019年3月】アンナ=マリー・ホームズ版『海賊』プロローグ付全3幕(東京バレエ団初演)

■日程:2019年
3月15日(金)19:00
3月16日(土)14:00
3月17日(日)14:00
■会場:東京文化会館
■復元振付:アンナ=マリー・ホームズ(マリウス・プティパ、コンスタンチン・セルゲイエフに基づく)

■音楽:アドルフ・アダン、チェーザレ・プーニ、レオ・ドリーブ、リッカルド・ドリゴ、ペーター・フォン・オルデンブルク 
■編曲:ケヴィン・ガリエ
■装置・衣裳:ルイザ・スピナテッリ
■出演:
【3月15日(金)】
– メドーラ:上野水香
– コンラッド:柄本 弾
– アリ:宮川新大
– ギュルナーラ:川島麻実子
【3月16日(土)】
– メドーラ:
沖香菜子
– コンラッド:秋元康臣
– アリ:池本祥真
– ギュルナーラ:伝田陽美
【3月17日(日)】
– メドーラ:上野水香
– コンラッド:柄本 弾
– アリ:宮川新大
– ギュルナーラ:川島麻実子

公式サイト → 東京バレエ団 アンナ=マリー・ホームズ版『海賊』

【2019年4月】ブルメイステル版『白鳥の湖』(全4幕)(上野の森バレエホリデイ2019)

■日程:2019年
4月27日(土)15:00
4月28日(日)15:00
4月29日(月・祝)15:00

■会場:東京文化会館
■改訂振付:
ウラジーミル・ブルメイステル
(第2幕)レフ・イワーノフ/アレクサンドル・ゴールスキー

■音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
■出演:
【4月27日(土)】
– オデット/オディール:上野水香
– ジークフリート王子:柄本 弾

【4月28日(日)】
– オデット/オディール:川島麻実子
– ジークフリート王子:秋元康臣

【4月29日(月・祝)】
– オデット/オディール:沖 香菜子
– ジークフリート王子:宮川新大

公式サイト → 東京バレエ団 ブルメイステル版『白鳥の湖』

第34次海外公演(ポーランド、オーストリア、イタリア)

第34次海外公演として、ポーランド、オーストリア、イタリアの3か国5都市を約1か月かけてまわる大規模な公演です。

■期間:2019年6月19日(水)~7月16日(火)
■公演回数:11公演
■訪問都市:
ポーランド:1都市2公演(ウッチ、ウッチ歌劇場)
オーストリア1都市3公演(ウィーン、ウィーン国立歌劇場)
イタリア3都市6公演(ローマ、カラカラ野外劇場/ネルヴィ国際フェスティバル/ミラノ・スカラ座)
■日程・演目:
6/22日(
土):ウッチ歌劇場①「ザ・カブキ」
6/23日(日):ウッチ歌劇場②「ザ・カブキ」
6/26日(水):カラカラ野外劇場①「ラ・バヤデール」より”影の王国”、「タムタム」、「春の祭典」
7/2(火):ウィーン国立歌劇場①「ザ・カブキ」

7/3(水):ウィーン国立歌劇場②「ザ・カブキ」
7/4(木):ウィーン国立歌劇場③「ザ・カブキ」
7/7(日):ネルヴィ国際フェスティバル①「ラ・バヤデール」より”影の王国”、「タムタム」、ほか
7/11(木):ミラノ・スカラ座①「セレナーデ」「ドリーム・タイム」「春の祭典」
7/12(金):ミラノ・スカラ座②「セレナーデ」「ドリーム・タイム」「春の祭典」
7/13(土):ミラノ・スカラ座③「ザ・カブキ」
7/14(日):ミラノ・スカラ座④「ザ・カブキ」

公式サイト → 東京バレエ団 第34次海外公演 ─ ポーランド、オーストリア、イタリア ─ 詳細決定

【2019年8月】〈バレエコンサート〉/子どものためのバレエ『ドン・キホーテの夢』(第7回めぐろバレエ祭り)

〈バレエコンサート〉
■日程:2019年8月24日(土)
【第1回】12:00開演(11:30開場)
【第2回】15:30開演(15:00開場)
■会場:めぐろパーシモンホール 大ホール

■プログラム
【第1部】
ワガノワ生誕140年記念 「ディアナとアクテオン」 コール・ド・バレエ付上演
振付:アグリッピーナ・ワガノワ
音楽:チェーザレ・プーニ
「眠れる森の美女」より “ローズ・アダージオ”
振付:マリウス・プティパ
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
「海賊」より “パ・ド・トロワ”
振付:マリウス・プティパ
音楽:リッカルド・ドリゴ
【第2部】
コレオグラフィック・プロジェクト〈Choreographic ProjectⅣ〉
「理由」
振付:岡崎隼也
「夜叉」
振付:ブラウリオ・アルバレス
【第3部】
「ライモンダ」より
振付:マリウス・プティパ
音楽:アレクサンドル・グラズノフ

https://ballet-constellation.com/2019/06/06/tokyoballet-summerconcert2019/ 

子どものためのバレエ『ドン・キホーテの夢』
■日程:2019年8月25日(日)
第1回目 11:30開演
第2回目 14:30開演
■会場:めぐろパーシモンホール 大ホール
■音楽:レオン・ミンクス
■振付:ウラジーミル・ワシーリエフ版に基づく
■全国公演:東京公演のほかに神奈川、福岡、大分、鳥取、愛知、大阪、新潟、福島でも上演

https://ballet-constellation.com/2019/05/24/info-tokyoballet-donquixote-forkids2019/

【2019年10月】勅使河原三郎振付作品(世界初演)/バランシン『セレナーデ』/ベジャール『春の祭典』

10月には、パリ・オペラ座にも作品を提供している日本を代表する世界的な振付家勅使河原三郎さんの新作を世界初演します。
芸術監督の斎藤友佳理さんは、記者会見で「勅使川原さんには、東京バレエ団にしかできない真珠のような作品を、また、海外でも日本でも受け入れられる、ツアーにも持っていきやすい、話題性のある、大成功する(笑)作品を、とお願いしています」と説明したそうです。
2018年4月に東京バレエ団として初演し「NHKバレエの饗宴2019」でも上演されたバランシン『セレナーデ』とベジャール『春の祭典』と合わせて上演します。
また、上演前にはプレトークも企画されています。

■日程:2019年
10月26日(土)14:00(プレトーク「武満徹の音楽について」小沼純一 13:30~13:50)
10月27日(日)14:00(プレトーク「勅使川原三郎の世界」岡見さえ 13:30~13:50)

■会場:東京文化会館

【勅使河原三郎振付作品(世界初演)東京バレエ団創立55周年記念委嘱作品
■振付:勅使河原三郎
■音楽:武満 徹

『セレナーデ』
■振付:ジョージ・バランシン
■音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー

『春の祭典』
■振付:モーリス・ベジャール
■音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー

公式サイト → 公益財団法人日本舞台芸術振興会

【2019年12月】『くるみ割り人形』(新制作)

『くるみ割り人形』は、東京バレエ団の前身である東京バレエ学校が開校2年目に上演して以来、踊り継がれてきた作品です。
当初、ワイノーネン版を上演していたものが、その後、演出・振付を大きく変えてながらもワイノーネン版として上演していたものを55周年を機に、このクレジットの問題を改めることとし、現在の東京バレエ団の版を基本として見直し、装置・衣裳を刷新して上演することが決定されました。
舞台装置はマリインスキー劇場の舞台を手がけている美術家に依頼し、衣裳は点数が多いことから、モスクワとサンクトペテルブルクの5カ所の工房で同時進行で制作しているといいます。

■日程:未定
■会場:未定

【2020年3月】ラコット版『ラ・シルフィード』

2020年にはピエール・ラコット版『ラ・シルフィード』を上演します。
ラコットは、パリ・オペラ座バレエのダンサーとして活躍した後、振付家として失われたロマンティック・バレエ作品の復元に尽力しました。
2019年5月に日本公開されたルドルフ・ヌレエフの半生を描いた映画『ホワイト・クロウ 伝説のダンサー』では、ヌレエフが西側亡命の際に重要な役割を果たした人物として登場しており、気になった方も多いのでは。

■日程:2020年3月(詳細未定)
■会場:未定
■演出・振付:ピエール・ラコット(フィリッポ・タリオーニの版による/第1幕のパ・ド・トロワはモーレの「オンブル」より抜粋)
■音楽:ジャン=マドレーヌ・シュナイツホーファー
■装置:マリ=クレール・ミュッソン
■衣裳:ミッシェル・フレスネ 
■東京バレエ団初演:1984年7月14日(東京文化会館)

その他の関連事業

上野の森バレエホリデイ2019

「バレエと出会おう、バレエで遊ぼう」をキャッチフレーズにバレエ初心者から上級者までが楽しめる企画満載のゴールデンウィークの恒例行事です。
ブルメイステル版『白鳥の湖』(全4幕)の上演をはじめ、有料・無料のプログラムが多数実施されました。

■日程:2019年4月27日(土)~ 29日(月・祝)
■会場:東京文化会館 (メイン会場)、国立西洋美術館、東京国立博物館

公式サイト → 上野の森バレエホリデイ2019

第7回めぐろバレエ祭り

東京バレエ団の拠点である地元目黒への社会貢献事業として6年前から実施している夏の恒例行事です。
〈バレエコンサート〉/子どものためのバレエ『ドン・キホーテの夢』の上演のほかにも有料・無料のイベントが多数実施されます。

■日程:2019年8月20日(火)〜8月25日(日)(6日間)
■会場:めぐろパーシモンホール全館

公式サイト → 第7回 めぐろバレエ祭りについて

東京バレエ団関連書籍の出版

『A Japanese Diaghilev』(新書館)
東京バレエ団創設者 故・佐々木忠次氏の生涯を描いた、桜沢エリカ氏による漫画『バレエで世界に挑んだ男 スタアの時代 外伝』(光文社コミックス)の英語版、『A Japanese Diaghilev』(新書館)の出版。

『チャイコフスキー記念東京バレエ学校(仮題)』(文藝春秋)
バレエ史研究の斎藤慶子氏により、東京バレエ団の前身「東京バレエ学校」について書いた『チャイコフスキー記念東京バレエ学校(仮題)』(文藝春秋)が12月に出版される予定。

東京バレエ学校開校60周年

附属の東京バレエ学校は来年開校60周年を迎えのに合わせ、ジョン・ノイマイヤー振付『ヨンダーリング』の上演を予定。(詳細未定)

公式サイト → 東京バレエ学校

東京バレエ団について

正式名称:チャイコフスキー記念東京バレエ団
1964年創設
1966年、創設から3年目には早くもバレエ団初の海外公演をモスクワ、レニングラードで行い、ソビエト文化省より「チャイコフスキー記念」の名称を贈られています。
古典全幕作品からモーリス・ベジャール、イリ・キリアン、ジョン・ノイマイヤーら現代を代表する振付家のオリジナル作品まで幅広いレパートリーを持ちます。
創立当初から海外公演にも積極的で、これまでに世界31か国154都市764回の公演を行っています。
2019年度には、第34次海外公演としてウィーン国立歌劇場やミラノ・スカラ座など世界の名門歌劇場での公演を予定しています。

公式サイト → チャイコフスキー記念東京バレエ団

東京バレエ団創立55周年 記者会見のレポートは公式サイトで読むことができます。

公式サイト → 東京バレエ団創立55周年 記者会見レポート

最後に

今回は、「東京バレエ団創立55周年記念シリーズ 2019年度ラインナップ」についてお伝えしました。

東京バレエ団の創立55周年に合わせて第34次海外公演や勅使河原三郎振付作品の世界初演、『くるみ割り人形』の新制作など、精力的な取り組みが行われていますので、楽しみですね。

未定の情報もありますが、随時、最新情報の提供を務めて参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。