【TV】チェコ国立バレエ『イリ・キリアン 時の架け橋』プレミアムシアター2019年6月17日(月)

チェコ国立バレエ『イリ・キリアン 時の架け橋』が、2019年6月17日(月)【6月16日(日)深夜】にNHK BS プレミアムシアターにて放送されます。
(同時放送:モンテカルロ・バレエ『ホワイト・ダークネス』『ラヴェンダー・フォリーズ』)

現代を代表するコンテンポラリーの振付家イリ・キリアン。
バレエを愛する方であればその名前を聞いたことは一度や二度ではないはずですが、キリアン作品をきちんと見たことのある方は意外と少ないのではないでしょうか。

チェコ100周年を記念した、チェコ国立バレエにとって特別な2018/19シーズンにキリアン自らが代表作の中から4つの作品を選んで上演します。

この機会にキリアン作品を是非ご覧ください。

チェコ国立バレエ『イリ・キリアン 時の架け橋』/プレミアムシアター

プレミアムシアター 2019年6月17日(月)放送概要

■放送日時:2019年6月17日(月)【6月16日(日)深夜】午前0時00分~午前3時30分
■放送チャンネル:NHK BS プレミアム
■放送内容:
◇本日の番組紹介(0:00:00~0:03:00)
◇チェコ国立バレエ『イリ・キリアン 時の架け橋』(0:03:00~1:35:30)
◇モンテカルロ・バレエ『ホワイト・ダークネス』『ラヴェンダー・フォリーズ』(1:37:00~2:51:00)
◇「アントアーヌの四季」(2:55:00~3:30:00)

(注)モンテカルロ・バレエについては下の記事で紹介しています。

【TV】モンテカルロ・バレエ『ホワイト・ダークネス』他 プレミアムシアター2019年6月17日(月)
モンテカルロ・バレエ『ホワイト・ダークネス』『ラヴェンダー・フォリーズ』が、2019年6月17日(月)【6月16日(日)深夜】にNHK BS...

チェコ国立バレエ『イリ・キリアン 時の架け橋(Jiří Kylián – Bridges of Time)』

2018年、チェコスロバキア(現在のチェコとスロバキア)100周年を記念して、チェコの著名な振付家イリ・キリアンが彼の代表作から4つの作品を選んで上演しました。

【演目

「詩編交響曲(Symphony of Psalms)」(1978)
■振付:イリ・キリアン
■音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー

「ベラ・フィギュラ(Bella Figura)」(1995)
■振付:イリ・キリアン
■音楽:ルーカス・フォス/ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ/アレッサンドロ・マルチェルロ/アントニオ・ヴィヴァルディ/ジュゼッペ・トレルリ

「小さな死(Petite Mort)」(1991)
■振付:イリ・キリアン
■音楽:ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト

「間奏曲」
■音楽・ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト

「6つの踊り(Sechs Tänze)」(1986)
■振付:イリ・キリアン
■音楽:ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト

【出演】チェコ国立バレエ団
【合唱】国民劇場オペラ合唱団
【管弦楽】国民劇場管弦楽団
【指揮】ヤロスラフ・キズリンク
【収録】2018年10月11日 国民劇場(チェコ・プラハ)

Kylián – Mosty času – trailer

Kylián – Mosty času – trailer

(YouTube / Balet Národního divadla / Czech National Ballet 公式チャンネル)

チェコ国立バレエ団について

中央ヨーロッパチェコ共和国にあるチェコ国立バレエ団(Balet Národního divadla / Czech National Ballet)は、1883年に創立された歴史のあるバレエ団で、首都プラハを拠点に活動しています。

2017/18シーズンから、ポーランド・ワルシャワ出身で元シュツットガルト・バレエ団プリンシパルのフィリップ・バランキエヴィッチ(Filip Barankiewicz)が芸術監督を務めています。

2018/19シーズンには、バランキエヴィッチ芸術監督の元” Traditionally & Individually ” (伝統と独立性とでもいうのでしょうか?)をスローガンに掲げ、3演目の初演を計画しました。

一つ目が今回放送される『イリ・キリアン 時の架け橋(Jiří Kylián – Bridges of Time)』で、キリアン自らが代表作のうち4作品を選んで上演しました。

二つ目は、ジョン・クランコ版『白鳥の湖』です。
『白鳥の湖』は1877年にモスクワ・ボリショイ劇場でチェコ出身のライジンガ―(Reisinger)振付により世界初演されて以来、チェコ国立バレエ団にとっては重要な演目で、12の異なる版で上演してきました。

三つ目は、チェコ出身の小説家フランツ・カフカ(Franz Kafka)が100年以上前に書いた小説『審判(原典”Der Process”〈独語〉/英訳”The Trial”)』に想を得て、イタリアの著名な振付家マウロ・ビゴンゼッティ(Mauro Bigonzetti)が振付けた『Kafka: The Trial』です。
この記事を書いている2019年6月13日に世界初演されます!

チェコ国立バレエ団では、ファースト・ソリスト(最高位)の荻本美穂(おぎもと・みほ)さん、ソリストの渡部 綾(わたなべ・あや)さん、コール・ド・バレエの藤井彩嘉(ふじい・あやか)さんら日本人ダンサーも活躍しています。
今回の放送で出演されているのか、期待しながら放送を待ちましょう!

イリ・キリアン(Jiří Kylián)について

イリ・キリアンは、チェコ出身のダンサー・振付家です。

ドイツのシュツットガルト・バレエ団時代にジョン・クランコのもとで若くして振り付けを始め、1978年にはネザーランド・ダンス・シアター(NDT)の芸術監督に就任し、世界屈指のカンパニーへと育て上げました。

NDTには多くの作品を振り付け、NDT芸術監督退任後も常任振付家として創作を続けました。